中東のイエメンで、2か所の宗教施設が自爆テロとみられる攻撃を受けて、これまでに77人が死亡し、100人以上がけがをしました。 当時、モスクには金曜礼拝のために大勢の信者が集まっていて、現地の治安当局者によりますと、これまでに合わせて77人が死亡し、100人を超える人たちがけがをしたということです。 このうち、南部のモスクは市内有数の宗教施設で、何者かがモスクの中で爆発物を爆発させたあと、信者たちが逃げ出した建物の外でさらに別の爆発が起きたということです。 イエメンでは、反体制派のイスラム教シーア派の武装勢力が先月、サヌアを掌握し、ハディ大統領が南部に逃れて執務を再開させ、反体制派と激しく対立しています。 これまでのところ犯行声明は出ていませんが、このモスクはシーア派の信者が多く集まるところとして知られていて、何者かがシーア派の信者たちを狙って自爆テロを行ったものとみられています。 イエメン