自由すぎる行動様式は今も健在 先日、ある週刊誌の記者から電話がかかってきた。てっきりドイツの総選挙についてコメントを求められるものと思ったら、ゲアハルト・シュレーダー元首相(SPD・社民党)の話だった。 シュレーダー氏が、9月11日、韓国のソウルで、元「慰安婦」の女性たちが共同生活をしている「ナヌムの家」を訪れ、日本を批判したとか。しかも、元「慰安婦」の人たちに向かって、「ホロコーストと同じとはみなせないが、皆さんが戦争犯罪によって受けた苦痛は、決して(ホロコーストの被害者よりも)軽いものではない」とまで言ったらしい(9月19日付産経ニュース・オンライン版)。 さらに、その翌日には文在寅大統領に会い、もう一度、日本批判のだめ押し。どこの国も、元首相というのはろくなことをしないようだ。 実は、2012年、やはりSPDの政治家の主導で、ドイツの国会に、「『慰安婦』の苦しみの承認と補償」というタ