新年早々、中華人民共和国(PRC)は国際法を無視して、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島に造った人工島の飛行場で、航空機の試験飛行を行った。また最近、沖縄県・尖閣諸島周辺を航行する中国海警局の公船には機関砲の搭載が確認された。 この公船は、中国海軍が保有するフリゲート艦を改造したものだ。PRCは軍艦を海警局の公船にカムフラージュして、尖閣の接続水域に送り込んできた。憲法第9条に手足を縛られた日本への挑発であり、「尖閣を武力で奪う用意がある」という意思表示だろう。 某国立大学の名誉教授は、尖閣諸島を「誰も住んでいない島」と呼び、だから大騒ぎするのは非現実的だとPRCの横暴から目を背ける。自分や仲間の態度を「現実主義」と称し、昨年成立した安全保障法制を今でも批判している。 現実主義を自称する彼らは、PRCの軍事的挑発がエスカレートしている現実を必ず無視する。ウイグルやチベット、内モンゴ