平成18年に東京・港区で高校生がエレベーターで死亡した事故で、製造元のシンドラーエレベータは現在も続けている保守や修理などのサービス事業を他社に売却することを決め、日本での事業から撤退することになりました。 シンドラーが製造したエレベーターを巡っては、平成18年に東京・港区で、高校生が扉が開いたまま動きだしたエレベーターに挟まれて死亡した事故が発生しました。また、シンドラーの保守点検を担当していた元社員が千葉県でエレベーターを故意に停止させ利用者を閉じ込めたなどとして、去年10月には警察に逮捕される事件も起きていました。 シンドラーエレベータでは、現在継続中の訴訟などに対応する担当部門は引き続き残すことにしていて、「すべてが解決するまで必要な措置を講じ、法的、社会的責務を果たしたい」としています。