去年、国内で新たに報告されたエイズの患者とエイズウイルスの感染者は合わせて1434人で、2年連続で減少しているものの依然として高い水準にあり、専門家は「感染の拡大を防ぐためにも一度は検査を受けてほしい」と話しています。 過去最多は平成25年の1590人で、2年連続で減少していますが、依然として高い水準が続いています。 感染経路では、同性間の性的接触が最も多く7割近くを占めたほか、異性間の性的接触も2割に上っています。年代別では20代から30代が全体の半数以上を占めました。 厚生労働省のエイズ動向委員会の岩本愛吉委員長は「患者や感染者は減ってはいるものの、まだ予断を許さない状況だ。検査で感染に気付けば治療につながるほか、感染の拡大を防ぐためにも一度は検査を受けてほしい」と話しています。