働かず、学校にも行っていない「ニート」と呼ばれる若者たちが、自分たちで会社を作って独自の商品の開発に取り組むことになりました。 「NEET株式会社」と名付けられたこの会社は、就職支援を行っている会社経営者の呼びかけで作られたもので、若者165人が参加しています。 10日は、このうち19人が記者会見を行いました。 参加者の平均年齢は27.9歳で、行政書士の資格やデザインの知識などさまざまな能力を持ちながら就職に失敗した人が多いということです。 会社の設立にあたっては、1人6000円ずつ出資したということで、今後、インターネットで投資を募ってメーカーに協力を呼びかけ、新しい味の飲み物など独自の商品の開発を目指していくということです。 総務省の調査によりますと、働かず、学校にも行っていない15歳から34歳までの若者は、去年の時点で63万人に上っています。 7年間、ニートの状態だという30歳の女性