iPhoneを使うようになって、ひしひしと感じているのはインタフェースによる無意識的な意識の制御だ。インタフェースによって、頭が振る舞いを変えようとする。例えばGmailを使う際がそれが顕著に出た。 GmailをウェブブラウザとiPhoneとで使うと Gmailは今までウェブブラウザを経由して使っていた。その時は画面が広くて、返信したりするのに億劫だった。画面を開くのもそうだし、多少の時間のラグも面倒くさいという気持ちになって当然だと思うことを応援する始末だ。それがインタフェースが悪いとは言わないが、ウェブブラウザのGmailの画面は、私をして、億劫がらせるのである。 ところがiPhoneを使うようになって、GmailもiPhone経由で見るようになった。そうするとどうだろう、今まで面倒だった削除作業も、なぜかiPhoneは軽やかになる。 iPhoneは画面が小さい、その分、思考も小さい