「ゆとり教育」「総合学習」と、学校教育に次々と新しい試みを導入してきた文科省。しかしそれらの取り組みの成果は、当初の予想とかけ離れたものになっていると言わざるを得ません。今回の無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、その文科省が新たに実施する「アクティブ・ラーニング」の問題点を明らかにしながら、現代の教育で隅に追いやられがちな「古典教育」の大切さについて、著者の伊勢雅臣さんが力説しています。 古典教育が国家を発展させるという逆説 「文科省はゆとり教育、総合学習の反省もないまま、また新しい事を始めようとしている」というのが、文科省の「学習指導要領改訂の方向性について」の説明ビデオを見た感想である。 その説明パネルでは、「他者と協働しながら、価値の創造に挑み、未来を切り拓いていく力が必要」などと、立派な理念が抽象的な言葉で語られているが、そこに決定的に欠