「優秀と言われる経営者は、みな走っている」「走ることは脳にいい」 いまだに盛り上がり続けるマラソンブームに乗じて、さまざまなメディアでこのような見出しが踊っています。日本マクドナルドの原田会長、脳科学者である茂木健一郎氏も走ることをライフワークの1つに挙げていますが、果たしてそれは本当なのでしょうか? その疑問を解消すべく、今回話を伺ったのが、東京大学准教授である池谷裕二(いけがやゆうじ)さん。人気を博した糸井重里さんとの共著『海馬~ 脳は疲れない~』や、ほぼ日刊イトイ新聞でのコンテンツ「ねむりと記憶」でも有名です。そんな池谷さんの研究分野は、共著のタイトルにもある通り、人間の記 憶を製造する「海馬」。 海馬の話を中心に、「カラダを動かすことが、脳にどんな影響を与えるのか?」「走る人=仕事がデキる人なのか?」、その真実を池谷さんに語っていただきました。 6カ月、有酸素運動を続ければ、記憶力
