記者が見た最新鋭工場(2)〜半導体〜 9月11日 15時05分 「記者が見た最新鋭工場」の2回目は、大手電機メーカー、東芝の半導体工場です。 この工場でつくる半導体はサムスン電子と覇を競う記憶用半導体です。 今月9日、三重県四日市市の工場で竣工式を行ったのに合わせ、技術流出を恐れ関係者以外の立ち入りを厳しく制限してきた工場の内部が報道陣に公開されました。 撮影しないことが条件。 そこに見たのは、ほぼすべての作業工程が自動化された「未来の工場」の姿です。 工場の内部で取材した経済部電機担当の野口恭平記者が解説します。 “世界最先端”工場 竣工 「国内の半導体産業は衰退しているという話もあるが、四日市工場は世界最先端の半導体工場だと自負している」 竣工式に合わせて行われた記者会見で、東芝の田中久雄社長は、自信たっぷりに語りました。 東芝の四日市工場は「NAND型フラッシュメモリー