タグ

ブックマーク / masui.blog.jp (4)

  • 三角関数は何故重要か : 続・ユビキタスの街角

    三角関数なんか勉強してもしょうがないみたいな発言が問題になったことがあったが、 では何故学ぶ必要があるのか人に聞いてみても明確に答えてもらえることが少ない。 三角関数をよく使う人は「なんとなくいろいろ便利じゃない?」ぐらいに思ってるようだし、 ふだん使わない人は 高校で「加法定理」みたいなものを覚えさせられたために 面倒な割に不要なものだと印象づけられている気がする。 私の理解では、三角関数が重要なのは 振動や回転の理解や計算に必要 だからである。 世の中に振動するものや回転するものは無限にある。 力を加えたら反発するような性質をもつものは沢山あるが、 そこでは必ず振動や波が発生する。 実際、音も光も電気も振子も何でも波であり、三角関数で計算できる。 「幅1mのドアを半分開けたら何センチ飛び出すか」のような簡単なものから 3次元コンピュータグラフィクスのような複雑なものまで、 回転するもの

    三角関数は何故重要か : 続・ユビキタスの街角
  • 未来の常識を開発する : 続・ユビキタスの街角

    GUIを発明したアランケイの有名な言葉に 「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」(The best way to predict the future is to invent it.) というものがある。 現在の計算機の常識になっているウィンドウやメニューのような「未来」を当に発明したのは凄いことである。 最近は「未来のふつう」という言葉が流行しているようで、 将来普通になっている技術を発明したいという認識はかなり共有されているようである。 「発明」という言葉は技術的な響きがあるが、 昔「発明」されて現在常識となっているものは沢山ある。 たとえば現在の小説で常識になっている「言文一致体」は 明治時代に二葉亭四迷が苦労して考案したものらしいが、 これは新しい小説の常識を発明したことになる。 また、「ピアノトリオ」というジャズ演奏形態は バドパウエルやその仲間が考案したもので

    未来の常識を開発する : 続・ユビキタスの街角
  • 研究開発のスピード感 : 続・ユビキタスの街角

    良いアイデアを思いついたので、 さっさと実装して論文書こう! と思ったのだが、 今(2013/10)から実装して/実験して/論文書いて/首尾よく採択されて/発表するとなるとスケジュールは以下のようになりそうである。 2013/10 実装開始 2013/11 実装完了/評価実験開始 2014/9 CHI論文投稿 2014/12 CHI論文採択 2015/5 CHI論文発表 つまり19ヶ月かかってやっと論文発表が可能になる。 これはいくらなんでも遅すぎるだろう。 同じものを実装してすぐにWebで公開したとすると、 以下のように話が進む可能性がある。 2013/10 実装開始 2013/11 公開開始 2014/1 人気爆発 2014/2 会社設立 2014/4 エンジェル資金調達 2014/6 VC資金調達 2014/12 業績不振で終了orz まぁ普通はこれほど高速に話は進まないだろうがスピ

    研究開発のスピード感 : 続・ユビキタスの街角
  • hueからの意識改革 : 続・ユビキタスの街角

    ネットから制御可能な hue というLED電球が面白い。 iPhoneAndroidのアプリから明るさをコントロールできるうえに、 公開APIを使えばパソコンからネット経由で自由に制御することができる。 ネットから制御できる電球はいろいろ提案されているのだが、 今すぐ買ってすぐ便利に使えるところがありがたい。 赤外線リモコンを使ってワイヤレスに制御できる電灯は現在普通に売られているし、 ネットから制御できたら何が面白いの? と思う人もいるかもしれないが、 ネット経由で自由に制御可能な製品が増えることによって 日常的な機器の操作インタフェースに関する意識が変わっていくことを期待したいと思っている。 現在の家庭やオフィスの電灯は部屋の入口付近のスイッチでコントロールするのが普通であり、 電灯が複数ある場合は複数のスイッチが並んでいるものである。 このため、部屋の明るさを変えるためにわざわざ部

    hueからの意識改革 : 続・ユビキタスの街角
  • 1