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  • 女性オタクの棲む暗い池について|さいたま

    またコンテンツへの稚拙なお気持ち表明文がはてなブックマークでバズっていました。 簡単にまとめると『僕の心のヤバいやつ』のヒロインの胸がデカすぎるということ、あと漫画誌グラビアの胸強調も不快だそうです。 1.書き手”男性”が女性のなりすましな件男だけど異常に胸がデカいキャラが苦手 悪いけど、ちょっとオエッてなる。 リアルの人にはならないよ、あくまで二次元の話。 大きい方がよいみたいな意図が見えて、嫌になる そのキャラは本当に大きい胸が欲しかったんだろうか? 大切なキャラなら、デカい胸を押し付けずに平均的なカップ数の胸にするべきだろうに 自分の好みをキャラに押し付けて楽しいんだろうか まあ楽しいんだろうね はてな匿名ダイアリーまずこれ書き手女性ですよね。女性のオタク。 私はインターネットエスパー4段なのですが、このエントリからはいくつもの女性のシグナルが感じ取れます。(「お色気嫌悪だから女!」

      女性オタクの棲む暗い池について|さいたま
    • 双子を堕胎して1人にして欲しいのだが(追記

      【減数増田】 多胎児を堕胎して一人にしたいと考えて嫁を説得しているが上手くいかないという愚痴 俺は高卒28歳のプログラマと言う名のIT土方で、嫁は32歳で前の職場で知り合い結婚2年目 年齢もあって嫁が子供を欲しがっていたのだけど、子供はしばらくは作らない事を話し合っていた 作らない事情って言うのは、仕事を半ばやめて大学に通うということ 俺としては順調なら4年(最大で6年)は子供を作りたくないことは婚前から強く言っていた 付き合ってた時には受験勉強を進めている事は伝えていたし、だから結婚は出来ないし 子供が欲しいのなら別れようという事で話し合って、子供は卒業後という事で決着して結婚したはずだ だが、嫁としては、どうしても年齢が不安で一人欲しいと言いだし、 勉強の邪魔はしないとか、いくつか条件は付けて、一人であればという事で妥協して妊活に協力してきた ところが、いざ妊娠してみれば双子であるとい

        双子を堕胎して1人にして欲しいのだが(追記
      • 底辺医療者の5類に移行するから吐いておこうっていう場所

        不快になる事しか書いてないし、支離滅裂な文章なので頭がおかしくなりそう! コロナがついに5類になる。 良かったなぁと言う気持ちが50% もううんざりだ早く終われと言う気持ちが50% 医療者側の渦中の人間だったので、正直世間の人たちの意見を意図的に見ないようにしていた3年間だった。 なんでかと言うと、余りにも自分たちのしてる事が馬鹿馬鹿しく、そして虚しく感じてしまうんじゃないかと怖かったから。 渦中から外れた今、5類移行を前に様々口汚く罵る人々をアレコレ見られるようになって、「仕事してる時に見なくて本当に良かった〜」と心から安堵している。 ちょっと心は折れたけど、アル中にも借金まみれにも性病にもならず、何となく生き延びることができた。 関係ないけどいま梅毒がやばいので、風俗行ったり知らん人とやりまくる人は一回検査してくれ。ウン10年後が怖いから。妊娠してると堕すことになるから。早めに治療した

          底辺医療者の5類に移行するから吐いておこうっていう場所
        • 妹の緊急避妊に立ち会った話

          ‪私と妹には大きな断絶があった。 母から未だに「あの頃のお前たちは喧嘩の途中から姉妹で殺し合うんじゃないかと思わせるくらい憎みあっていた」と言われるほどに。 勉強ができて中高と国立に入り賢い賢いと言われた私を見ていた妹は、地元の中学から私学への指定校推薦を勝ち取って高校へ入学した。 「金がかかるけどお前は勉強ができないし仕方ないな。先生に媚び売って内心稼げる人当たりがあって良かったな」と妹は父から言われていた。 推薦で高校に入るにはおべんちゃらだけでは叶わない。 妹もきっとたくさん努力をしたけど、専業主婦家庭だった我が家では、稼ぎ頭の父の言うことが全て正しかった。 だから、妹は「先生に媚びを売って大学付属の私学に入ったしたたかな女の子」だった。 その頃の姉妹喧嘩はいつでも「賢いだけの堅物の姉」vs「したたかで気が強く感情の起伏が激しい妹」だった。 殴り合いもしたし、一度喧嘩したら数日どころ

            妹の緊急避妊に立ち会った話
          • 宮台真司とは何者か?|中森明夫

            2022年11月29日、宮台真司氏が暴漢に襲われた。彼が教授を務める東京都立大学のキャンパス内で何者かに背後から頭を殴られ、刃物で首や背中や腕などを斬られて、救急搬送された。犯人の男は逃走し、警察が行方を追っている。そのニュースは大きな衝撃をもたらした。 宮台氏は、30年来の私の友人である。愕然とした。身が震え、その夜は眠れなかった。 宮台氏は重傷だが、命は助かった。数時間もの大手術を受け、何十針も縫ったという。心配でたまらない。どんな痛い、辛い、恐ろしい思いをしているだろう……。 12月3日、お昼のこと。突如、宮台さんからメールが届いた。えっ! 目を疑った。襲われてまだ4日だ。全治1か月の重傷で入院しているはずなのに……。 実は、今回の事件の前に宮台さんにメールを送っていた。2023年2月に私の新著が出る。寺山修司が今も生きていて、80歳代半ばで、アイドルグループをプロデュースする。その

              宮台真司とは何者か?|中森明夫
            • 子どもの絵をコテンパンに叩きのめすヤバい本『よい絵 よくない絵事典』 | オモコロブロス!

              突然ですが、以下に示す2枚の絵、どちらが「よい絵」だと思いますか? どちらも2、3歳の子どもが描いたものです。 A B 引用:創美美育協会愛知支部 編(1989年)『原色よい絵よくない絵事典』p.11 どうでしょう? わかりましたか? 1989年に出版されたこちらの本『原色よい絵よくない絵事典―幼児画・児童画の見方、導き方』によれば、この2枚の絵で「よい絵」は圧倒的にAです。 書かれている評価を見てみましょう。 Aの評価 引用:創美美育協会愛知支部 編(1989年)『原色よい絵よくない絵事典』p.11 Bの評価 引用:創美美育協会愛知支部 編(1989年)『原色よい絵よくない絵事典』p.11 感情のひからびた絵!? 2歳児になんてこと言うんだ!! 『よい絵よくない絵事典』 『原色よい絵よくない絵事典』、とっくに絶版なので入手は困難なのですが中古で手に入れました。 かなり前に書店で立ち読みし

                子どもの絵をコテンパンに叩きのめすヤバい本『よい絵 よくない絵事典』 | オモコロブロス!
              • 差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説!|Hayakawa Books & Magazines(β)

                差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説! 「白人は、白人というだけで人種差別的である」 「病気や障害を治療・予防しようとする試みは、当事者への憎悪に基づいている」 「映画の中で黒人女性キャラクターを力強いタフな人物として描くのは黒人差別(だが、弱く従属的な存在として描くと女性差別)」 ――ほんとうに? 現代世界を席捲する「社会正義」の根拠を問う全米ベストセラー『「社会正義」はいつも正しい 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』(ヘレン・プラックローズ、ジェームズ・リンゼイ:著、山形浩生、森本正史:訳、早川書房)。11月16日の刊行に先立ち、山形浩生氏による「訳者解説」を全文公開します。 『「社会正義」はいつも正しい』早川書房訳者解説1 はじめに本書はHelen Pluckrose and James Li

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                • 誰かを貶める笑い - やしお

                  新しく始まったアニメ「アフリカのサラリーマン」の第1話をこの前見て、「誰かを貶めることで発生する笑い」みたいなのはもう、見るのがしんどいなと思った。 二足歩行の動物たちのコメディで、電車で通勤していたサラリーマンが女子高校生によって痴漢にでっち上げられそうになるというエピソードが前半に流れた。サラリーマン(オオハシ)は女子高校生(ゴリラ)に向かって「鏡見ろブス」と言う。またサラリーマンの同僚(トカゲ)は、オオハシがスマホでデリヘルのウェブサイトを見ているのを女子高校生に示し「こいつのスマホを見て下さい。素人JKには興味ないんです。プロのババアにしか反応しないんです。(だから痴漢はしていない)」と擁護する、オオハシは「人の性癖ばらすのやめてくれる?」と怒る、という場面だった。 また後半では、合コンに出席したオオハシ(男)が、相手側の女性がみんな可愛かったので遅れている最後の一人にも期待してい

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                  • 「天才編集者」が生み出すスペクタクルと縁故主義 | 百万年書房LIVE!

                    世間では既に忘れられつつある気もするが、文春オンラインが5月16日に公開した記事において、幻冬舎所属の「天才編集者」、箕輪厚介氏によるハラスメント行為が報道された。報道内容の概略は、 ・箕輪氏からライターA子さんに、取材及び執筆の仕事を依頼。 ・取材及び執筆の過程で、箕輪氏からA子さんへ「絶対変なことしない」「でもキスしたい」といったメッセージの送付及び、A子さんの自宅へ押しかける行為があった。 ・A子さんは原稿を書き上げたが出版されず、原稿料が支払われることもなかった。 といったものであった。 報道内容が真実なのであれば、箕輪氏・幻冬舎側から仕事を依頼し実行させたにもかかわらず対価を支払わなかったこと、社員編集者とフリーライターという非対称の力関係のなかでセクハラ行為に及んだこと、これらの二重のハラスメントがあったということになる。そしてこの報道後の展開をまとめると以下のようになり、セク

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                    • 結局出張帰りの新幹線でビールを呷る中年になったよ

                      発車の瞬間の前後にビール缶をぷしゅっと開ける音が車内に響く、夕方以降の新幹線の風物詩。学生の時分および会社勤めになって間もない時分の私にとってあの音は唾棄すべき対象であり、せっかくのまとまった時間をなぜ読書に充てないのか論文乱読に充てないのか知識拡充に充てないのか、許容すべからざる怠惰だと大変憤っていたというかそれを優越感ゲームの材料としてほくほく顔で文庫本に噛りついていたのであったが、そんな私も四十路を迎えて今はすっかり大宮に戻る新幹線の車内でビールを呷りながらはてブとスマホゲーを真顔で往復する虚無に堕しているのだけれど、私は現状をそれなりに許容していて、では10年前の私に見えていなかったのは何なのだろうね、という話。

                        結局出張帰りの新幹線でビールを呷る中年になったよ
                      • 【ネタバレ】『日本沈没2020』これでは日本”珍”没だ!失笑残酷脱力災害アニメを切る

                        リアリティの圧倒的欠如、ポルノ的残酷表現用法。原作ガン無視は元より、SF、災害、ドラマ映画としても最悪。文字通りの災害的駄作。3.11を経験した日本が作ったとは思えないほどの粗雑な災害アニメは何が言いたかったのか。 どこを切り取っても、いや切り取らずとも最低最悪の珍アニメである。コメディアニメとして見れば良くできているが、これを災害、SF、群像ドラマ……なんでもいい。とにかく人に何かしら感動を与える作品として世に送り出しているとしたら、この作品の製作陣は頭のネジが数百本レベルで飛んでいるか、ラリッているとしか言いようがない。 主人公の歩が競技場で陸上のトレーニング中に大地震に見舞われる場面から物語はスタートする。日本沈没2020はここから既にダメである。 地震が原因で彼女やコーチを初めとする一行は屋外に避難することになるのだが、ここでコーチが出す指示は「では、各自更衣室で着替えてから、競技

                          【ネタバレ】『日本沈没2020』これでは日本”珍”没だ!失笑残酷脱力災害アニメを切る
                        • ハッカーの呪いと共に生きる ~ The hacker is dead, long live the hacker! - An Epicurean

                          私がWeb業界に入ったのは、ハッカーに対する憧れからです。その原体験を大事にしたいという気持ちを今でも強く持っています。 もう20年近く前になりますが、Web2.0の時代、私は傍観者でした。世界ではGoogleを筆頭として、日本でも、はてな社などが、エンジニアドリブンで個性的なサービスを生み出していました。他にもmiyagawaさんなど、個人で世界的に使われるようなOSSを開発している人もいました。書籍「ハッカーと画家」で描かれるような、ハッカーが個人技で大企業を出し抜く痛快さがありました。 そのように、WebサービスにせよOSSにせよ、同年代のハッカーが自分の技術でイノベーションを起こし、世の中に影響を及ぼしていることに羨望の眼差しを向けていたのです。 サブカル的な空気感も好ましく思っていました。西海岸のコンピュータ文化はヒッピーカルチャーの影響を受けていたのは間違いないでしょう。当時の

                            ハッカーの呪いと共に生きる ~ The hacker is dead, long live the hacker! - An Epicurean
                          • 『Disco Elysium』という世界で「英語」が一番難しいゲームについて──。英テキストの波に煽られた私の体験記

                            『Disco Elysium』という世界で「英語」が一番難しいゲームについて──。英テキストの波に煽られた私の体験記 この記事は、2019年10月に発売され高評価を得た『Disco Elysium』という英語のゲームが題材です。その難解で膨大な内容にも関わらず、編集部員が気軽に「やる?」とライターに投げたことにより起きた受難の旅、ライターの長大な思考の旅路を、本稿では記しています。 「酒を飲まない者を信用するな。やつらはたいてい、自分は正義を知っている、自分は正しいことと間違っていることをいつでも見分けられる、と思っている。ふだんは良いやつらだ、しかし正しさ優しさの名のもとに、この世のほとんどの苦しみをもたらしたのもやつらなんだ。やつらは判事で、野次馬だ。そして酒をたしなみはするが、芯から酔っぱらうことを厭う者を信用するな。やつらがそうするのは、いつも腹のうちで、自分が馬鹿か、臆病者か、卑

                              『Disco Elysium』という世界で「英語」が一番難しいゲームについて──。英テキストの波に煽られた私の体験記
                            • その軽さと分かりやすさを憂う~『週刊ポスト』の”嫌韓”記事をめぐって(江川紹子) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                              『週刊ポスト』の韓国特集は、本当にひどかった、と思う。とりわけ「『10人に1人は治療が必要』――怒りを抑制できない『韓国という病理』」は、見出しから差別的で、醜悪だった。 同誌は、かつては多くの読者を持ち、売り上げナンバー1を誇る週刊誌の雄であった。私もここで連載企画を担当したこともある。もちろん極右言論で知られる媒体でもなかった。そうした雑誌までが、部数凋落の中、一部でも売り上げたいと、嫌韓世論に媚びて、こんなになってしまったのか……と愕然とした。まさに「貧すれば鈍する」とはこのことだろう。 迅速な対応から伝わる「軽さ」 批判を受けて、同誌は発売のその日に「誤解を広めかねず、配慮に欠けておりました。お詫びするとともに、他のご意見と合わせ、真摯に受け止めて参ります」とするコメントを発表した。何を謝っているのかよく分からない「お詫び」だが、反発の大きさに慌てて出したものだろう。 この”迅速”

                                その軽さと分かりやすさを憂う~『週刊ポスト』の”嫌韓”記事をめぐって(江川紹子) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                              • 呉座勇一さんの訴訟と和解についての一私見

                                1.呉座さんの訴訟と和解の概要およびその意味 すでに周知の事実ですが、さる2023年9月末、2021年3月に発覚した呉座勇一さんのネット上の差別的な数多の暴言をめぐる騒動と、そこから派生した訴訟について、続けざまに大きな進展というか結末が示されました。国際日本文化研究センターで内定していた准教授への昇任を撤回された呉座さんが、日文研の上位機関である人間文化研究機構に対し起こした地位確認の訴訟と、呉座さんの一件をめぐって出されたオープンレター「女性差別的な文化を脱するために」が、呉座さんの名誉を毀損したものであるという訴訟が、相次いで和解したのです。 その結果は、呉座さんは助教として日文研に復帰(再度准教授承認が内定しなおしたのかどうかは分かりません)し、名誉毀損訴訟は呉座さんの側が訴えを取り下げ、オープンレターが呉座さんの名誉を傷つけるものではないとの同意をして、和解したものでした。ただし

                                • オーウェル『1984年』序文からわかる、ピンチョンのつまらなさとアナクロ性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                                  Executive Summary トマス・ピンチョンのオーウェル『1984年』序文は、まったく構造化されず、思いつきを羅列しただけ。何の脈絡も論理の筋もない。しかもその思いつきもつまらないものばかり。唯一見るべきは、「補遺;ニュースピークの原理」が過去形で書かれていることにこめられた希望だけ。だが、考えて見れば、ピンチョンはすべて雑然とした羅列しかできない人ではある。それを複雑な世界の反映となる豊穣な猥雑さだと思ってみんなもてはやしてきた。だが実はそれは、読者側の深読みにすぎないのかもしれない。そしてその深読みが匂わせる陰謀論が意味ありげだった時代——つまり大きな世界構造がしっかりあって、裏の世界が意味をもった60-80年代——にはそれで通ったのに、1990年代以降はもっと露骨な陰謀論が表に出てきてしまい、ピンチョン的な匂わせるだけの陰謀論は無意味になった。それがかれの最近の作品に見られ

                                    オーウェル『1984年』序文からわかる、ピンチョンのつまらなさとアナクロ性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                                  • 「新自由主義」批判がグダグダになりがちな理由(ジョセフ・ヒース論文「批判理論が陰謀論になるとき」メモ) - 清く正しく小賢しく

                                    今回紹介するのは、ジョセフ・ヒースの論文「When does Critical Theory Become Conspiracy Theory?」である。この論文でヒースは、「新自由主義」概念をルーズに用いた議論などを念頭に置きながら、批判理論が陰謀論に堕してしまう条件、さらにまっとうな批判理論と陰謀論紛いの批判理論を分かつ特徴を検討している。 なお批判理論というのは、とりあえず「規範的目的を明示した社会科学的探究」ぐらいの意味で捉えればよいと思う。批判的社会科学や批判的〇〇研究を名乗っている研究はもちろん批判理論に含まれるし、左派的なポジションを明示した研究の多くも含めることができるだろう。 どれくらい知られていることなのかは分からないが、ヒースはハーバーマスの弟子であり、自らを批判理論の伝統に属する研究者と位置付けている*1。それゆえにこそ、堕落した批判理論に対して厳しい態度をとってい

                                      「新自由主義」批判がグダグダになりがちな理由(ジョセフ・ヒース論文「批判理論が陰謀論になるとき」メモ) - 清く正しく小賢しく
                                    • ラジアンへの変換を「π/180をかける」と覚えるのはやめなさい! - アジマティクス

                                      神様。この記事にうさんくさ自己啓発本みたいなタイトルをつけることをお許しください。 数学のつまずきポイントは人それぞれいろいろあると思いますが、高校で出てくる「ラジアン」や「弧度法」とかいうやつが鬼門だったという人、少なくないのではないかと思います。 かいつまんで説明しましょう。我々は角度を表記するのに「度」という単位を使った「度数法」で表記することが多いですが、「度」の代わりに「ラジアン」という単位を使ったものが「弧度法」です。 例えば、度数法でいう「135°」は弧度法では「ラジアン」、「72°」は「ラジアン」となります。 それだけ聞くと、知らない人や忘れてる人からすればなにそれ、ってなるのは当然だと思います。 かくいう私も、いままで平然と「ナニナニ度」と呼んできたものがいきなり「うんちゃらパイ」などと呼ぶようになって、ラジアンを習った当時は面食らったものです。 当時は根本的な理解をして

                                        ラジアンへの変換を「π/180をかける」と覚えるのはやめなさい! - アジマティクス
                                      • 幹部たちの“知的水準の衰弱” - 紙屋研究所

                                        休みで、いろんな本を読んでいるが、読み返すものもある。 不破哲三『スターリン秘史』もその一つである。 スターリン秘史―巨悪の成立と展開〈5〉大戦下の覇権主義(下) 作者:不破 哲三 新日本出版社 Amazon 不破はこの著作の中で、スターリンの問題点の根源を暴いているのだが、同時に、それを描くプロセスで、スターリンという指導者が持っていた「長所」というか、ある種の明晰さにも遠慮なく触れている。 スターリンがトリアッチ〔イタリア共産党指導者〕やトレーズ〔フランス共産党指導者〕にあたえた路線転換は、それぞれ成功をおさめて、イタリアでも、フランスでも、共産党が戦後政治で有力な地位を得ることに貢献しました。スターリンが求めた路線転換に共通しているのは、反ファシズム闘争の成果を強引に社会変革に結びつけることに固執せず、資本主義的政治体制のもとで共産党がしかるべき政治的地位を獲得するという限定的な目標

                                          幹部たちの“知的水準の衰弱” - 紙屋研究所
                                        • スティーブン・ピンカーとブラック・ライヴズ・マター - 道徳的動物日記

                                          togetter.com ↑ 自分でまとめたこの件について、思うところをちょっと書いておこう。 ●今回はスティーブン・ピンカーという大物がターゲットになったことで話題になったが、アメリカのアカデミアにおける「キャンセル・カルチャー」の問題はいまに始まったことではない。今回はBLMが直接のきっかけとなっているだろうが、他にも「セクシズム」や「イスラモフォビア」などの咎で、これまでにも様々な学者たちの講演がキャンセルさせられたり謝罪要求をされたり、大学を追われたりしてきたいう経緯がある*1。今回については、除名といってもアメリカ言語学会そのものからではなく「フェロー」の立場や「メディアエクスパート」の立場からの除名を求める運動ではあるが、言語学とはほぼ関係皆無の数年前のツイートを取り沙汰してポジションを奪うことが許されてしまうのなら、萎縮効果は明白だろう。だからこそ、ノーム・チョムスキーやジョ

                                            スティーブン・ピンカーとブラック・ライヴズ・マター - 道徳的動物日記
                                          • 「もううんざり」国連勤務の露外交官、侵攻批判し辞職

                                            スイス・ジュネーブにあるロシアの国連代表部に勤務してきた露外交官、ボリス・ボンダレフ氏は23日、ウクライナ侵攻とプーチン露政権に抗議するため、露外務省を退職すると発表した。侵攻への批判を公表した上での露外交官の辞職は極めて異例とみられる。 ボンダレフ氏はSNS(交流サイト)上で「もううんざりだ。遅くなったが本日で退職する」と表明。「2月24日(侵攻開始日)ほど国を恥ずかしいと思ったことはない」とし、「侵略戦争はウクライナ国民に対してだけでなく、繁栄を失うロシア国民に対しても犯罪だ」などと述べた。 その上で、プーチン露大統領を念頭に「この戦争を思いついた人物は、永遠に権力を握り、豪華な宮殿に住み、露海軍全体の金額にも匹敵するヨットに乗りたいと思っている。そのためにはどんな犠牲もいとわない。既に両国民が何千人も亡くなった」とした。 ボンダレフ氏は、自身が20年間にわたり勤務してきた露外務省が年

                                              「もううんざり」国連勤務の露外交官、侵攻批判し辞職
                                            • 「多様性の統一」が選挙でうまくいかない理由

                                              直近の選挙では、共産党が盛んに「多様性の統一」と言う言葉を用いていた。この言葉はおそらくUnity in diversityの訳語として想定している。Unity in diversityは、政治の文脈では、独立した集団を形成してもおかしくない様々な文化や個性を持った人たちが1つの社会、ないしは政治体制を作る、といった意味合いで用いられている。 共産党が今回この言葉を用いたのは、概ね「野党共闘」に対応して、様々な異論があってもまとまってが1つの政党に投票しましょうと言う呼びかけに近い形であった。 ASEAN(東南アジア諸国連合)の標語に、「ユニティー・イン・ダイバーシティー」というのがある。多様性の統一ということです。これが一番強いと思う。自公には多様性がない。こっちは多様性で行きましょう。多様性の統一、「ユニティー・イン・ダイバーシティー」で新しい政治をつくろうではありませんか。 多様性の

                                                「多様性の統一」が選挙でうまくいかない理由
                                              • 遊んでるわけではありません : 中国嫁日記 Powered by ライブドアブログ

                                                コメント一覧 (233) 258. にゃーがいる 2022年02月12日 22:29 赤ちゃんならまだしも、こんなに大きくなった子がやるのはどうかと思いますがね。 257. 行き倒れ? 2022年01月14日 21:36 歩道に倒れている、この2歳児の女の子、行き倒れではありません(笑) イヤイヤ期です。 可愛いねえ https://www.fnn.jp/articles/-/295327 255. 言葉で説得しても受け入れない時期 2021年08月21日 02:54 おれがバオバオちゃんくらいに小さかったときは、そんなことをすれば、オヤジは、おれの頭をごつんとするか、尻をビシッ(それでも言うことをきかなれば複数回)と叩いたなあ。小さい時は、クチで説明してもわからない時期だからね(小さい子は口頭では受け入れない、とくに利かん気の子)。 いまはもう、やり方がちがうんだね。 253. 2021

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                                                • ハヤカワのオススメ本12冊+α(〜12/1 kindle版セール中)2023.11/30更新 - 沼の見える街

                                                  [2023年11月30日更新] ハヤカワがまたkindle本の大規模セールをやっている(今回はブラックフライデーセールで12/1までとのこと)。 amzn.to 私もハヤカワの本が好きで、面白かった本をよくオススメしてるのだが、セールのたびにいちいち紹介するのも面倒なので、広くオススメできそうな本をまとめておく。 ちなみにハヤカワといえばSFの印象があるだろうが、私はけっこうノンフィクションに偏っているので、単純に面白かった本をフィクション/ノンフィクション問わずごちゃまぜで紹介したい。タイトルで10冊といいつつ上下巻やシリーズも1冊扱いで、関連書もちょいちょい並べてるので明らかに数十冊はあるが…。ついでなのでその他のオススメ本も軽めに紹介しとく。セール時はどれもだいたい半額なので買っといて損なし。 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』 『イヌはなぜ愛してくれるのか 「最良の友」の科学』 『

                                                    ハヤカワのオススメ本12冊+α(〜12/1 kindle版セール中)2023.11/30更新 - 沼の見える街
                                                  • 鹿野司君のこと :: TORIMIKI.COM

                                                    サイエンスライターで長年の友人でもある鹿野司が10月17日に63歳でなくなった。 近年の彼は長い闘病生活中にあり、自分で何度も救急車を呼んで窮地を乗り越えてきたような状態だった。苦しくなって呼ぶのではなく、倒れる前に色んな測定値や症状から「このままでは危ない」と自己判断して呼んでいた由で、ときにはその状況をツイートしていたこともある。もちろん入院が必要なときはちゃんと入院していた。むしろ、いかにも科学ライターらしいそうした冷静な判断があって、ここまで生きながらえることが出来たのだと思う。 彼は自然科学やテクノロジー方面はもちろん、社会学や政治的な判断においても私のもっとも信頼する知識人だった。右にも左にも体制にも反体制にも与せず、是々非々で論理的・科学的に物事を判断、評価、批判した。 SNSには、一見、相対的・俯瞰的・論理的な態度をとっているように見せながら、その実、理不尽な権力に利するよ

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                                                    • 『神様のメモ帳』についてあれこれ|杉井光

                                                      『神様のメモ帳』1巻の発売年を藤島鳴海高校一年生の年だとすると、今日は彼の30歳の誕生日ということになる。ついでにアニメ放映からちょうど10年が経ったし、なんとなく節目の年だ。なにか書いておこうかな、と思い立ち、(おそらく最後の)短編一本と、備忘録の意味も込めてそれぞれの巻を書いたときのあれこれを思い出せる限りここに書き記した。 短編の方はカクヨムにアップしてある。 以下、全巻解説。当然だがネタバレの嵐であり、『神様のメモ帳』未読の方は絶対に読んではいけない。 第1巻すべてのはじまり、エンジェル・フィックス事件。 デビューシリーズが3冊で打ち切りとなった後、今後作家としてやっていけるのかどうかもわからず五里霧中で立てまくった企画のうちのひとつに編集さんがGOを出し、手探りで書き始めたのが《ニート探偵》だった。 もともと《ニート探偵》というのは、2chの文芸板に僕が常駐していた頃にネタで書き

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                                                      • 知的誠実さとは何か ~ 性的表現と性犯罪に関する記事ブコメより - 已己巳己ブレイクダウン

                                                        [概要]知的誠実さという美徳について言及するとき、その意味としてまず考えられるのは、政治から切り離された文脈のなかで真実を追究しようとする姿勢である。しかし政治的な話題では、必ずしもそうではない意味で、ある発言を「知的に不誠実だ」と非難する用法は多く見られる。このような、ある種の用法での「知的誠実さ」は、「政治的な誠実さ」とでも呼ぶべきものを含んだ概念として理解するべきなのかもしれない。 序 元のブコメ 知的誠実さとは? 論拠を示さない意見は知的に不誠実なのか 別の観点を持ち出すことは知的に不誠実なのか 真実を追究するために論点の網羅は有益である 「論点をずらすな」? 改めて、知的誠実さとは? 補遺 追記(トラバ反応) 追記(ブクマ反応) 警戒、過剰反応、それだけの経緯 批判・反論するならちゃんとやれ論 外向きの誠実さ・内向きの誠実さ 過剰にありがたがるなかれ ブコメなんてそんなもん 議論

                                                          知的誠実さとは何か ~ 性的表現と性犯罪に関する記事ブコメより - 已己巳己ブレイクダウン
                                                        • Colabo問題を保守フェスティバルにしてはいけない3つの理由|三品純

                                                          糾弾記者会見の時に怒ってほしかった! 昨年から炎上中のColabo問題ですけど、年末年始をまたいで空中戦になった感もあります。 特徴的なのは百田尚樹さん、有本香さん、須田慎一郎さんといった保守論壇の著名人も続々と言及するようになったことです。 またYouTuberたちの凸。便乗動画の数々。 危ういなあと思ってみています。発信力がある面々だから世間を関心を高める効果はあると思います。かといって勢い任せのフェスティバルにしてはいけません。逆にアンチ側にネタ扱いされてしまうから。 著名人に関してはそもそも私は参入するタイミングが違っていると思います。暇空茜さんへの「糾弾記者会見」の時に声を挙げるべきでした。一市民の情報開示請求を弁護団やマスコミが大挙してなおかつ議員会館まで使って「リーガルハラスメント」とは何事だ!って。真っ先に文化人や知識人という人々が怒るべきです。 住民監査請求で一部、再調査

                                                            Colabo問題を保守フェスティバルにしてはいけない3つの理由|三品純
                                                          • ポリコレは物語の質を上げて多様性を確保する…のか? - THE★映画日記

                                                            theeigadiary.hatenablog.com theeigadiary.hatenablog.com 以前にも似たようなことを書いているが、改めて。今回は特に長い。 ●まえおき ネットでは「創作物とポリコレ」とか「表現規制とポリコレ」という話題は定期的に盛り上がる。それも、数ヶ月に一度どころか一ヶ月に一度くらいのペースだ。一週間に一度くらいかもしれない。 話題となる創作物は漫画であったり映画であったりゲームであったりするし、表現規制の内容も「公共の場での掲示が撤回させられた」「俳優が役を降ろさせられた」「作者や掲載誌が謝罪文を発表させられた」から「規制という結果にはいたってないが、ある作品に対して政治的・規範的な観点からの批判が行われた」まで様々だろう。 生産性のある議論を本気で行う気があるなら、映画の話なのか漫画の話なのか、日本の話なのかアメリカの話なのか、権力や圧力を介した実

                                                              ポリコレは物語の質を上げて多様性を確保する…のか? - THE★映画日記
                                                            • プーチン『ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について』(2021) - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                                                              プーチンが、ウクライナ侵略の9ヶ月前に発表した論文、というかアジ文。ウクライナはロシアと一体、という文章のように題名だけ見ると思えるが、実際にはウクライナは常にロシアの庇護下にあったし、ロシアが守ってやらないとやってけないぜ、ついでにドンバスとかクリミアとか、ロシア系が多くてみんなロシアになびいているのにウクライナ政府がそれを邪魔してネオナチ国粋主義者が虐殺していて、西側がそれを支援していてけしからん、という文章。 2022年のウクライナ侵略におけるプーチンの考え方を示す資料としてときどき言及されるが、きちんとした訳をみたことがないので (きちんとしていない、機械翻訳以下の訳が東京都市大名誉教授によるものとして存在するようだ) 自分でやりました。翻訳は、クレムリンの公式英訳に基づいている. ロシア語との齟齬があるかもしれないが、チェックしていない. 付記:ロシア大使館の翻訳がすでにあった。

                                                                プーチン『ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について』(2021) - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                                                              • プーチン本その1:朝日新聞『プーチンの実像』:ゴシップに終始して最後はプーチンの走狗と化す危険な本 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                                                                Executive Summary 朝日新聞『プーチンの実像』(朝日新聞社、2015/2019) は、日本のぶら下がり取材的にプーチンが日本や自分たちと行った会見やその周辺人物のインタビューをあれこれ行っているが、明確な視点がないために、それが単なるゴシップのパパラッチに堕している。そのゴシップの価値にゲタをはかせようと、歪曲による祭りあげまで行ううえ、プーチンの軍事的な意図についてまったく触れず、このためプーチンは外国に対し、主権を持っているかとかいう抽象的な視点で判断を下しているという、ナンセンスな主張を行う。そしてそれは最終的に、日本はアメリカのイヌで主権がない、北方領土を返してほしければ日米安保を廃止して主権を回復せよ、という信じられない主張を暗に匂わせる、得たいの知れないプーチンの走狗本と化している。 ぼくも人並み以上にミーハーなので、ウクライナ侵攻が始まってから、いろいろプーチ

                                                                  プーチン本その1:朝日新聞『プーチンの実像』:ゴシップに終始して最後はプーチンの走狗と化す危険な本 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                                                                • 【2】無惨なる安倍政権を支えたマスメディア - 白井聡|論座アーカイブ

                                                                  【2】無惨なる安倍政権を支えたマスメディア 民衆が自らの力を自覚してしまうことを、権力は恐れてきた 白井聡 京都精華大学人文学部准教授 安倍政権、この無惨なるものを支えてきた制度・機関の筆頭としてマスメディアを挙げなければならない。数年前、とあるシンポジウムで大谷昭宏氏(元「読売新聞」社会部)と同席したことがあったが、その時大谷氏は次のように語った。 「安倍政権が言論統制していると言われているが、ナンセンスだ。権力がメディアに圧力をかけるのは当たり前のことで、安倍政権のやり方は大変に露骨で稚拙だ。こんな程度の低い抑圧を弾圧だの統制だのと言ってしまったら、もっと巧妙な抑圧と戦ってきた先輩たちに、草葉の陰から笑われてしまう」と。 その通りだと思う。この7年余りの間、報道への圧力は高まったが、そのやり方はあまりにもあからさまなものであり、それだけに跳ね返すことは困難ではないはずだった。圧力を受け

                                                                    【2】無惨なる安倍政権を支えたマスメディア - 白井聡|論座アーカイブ
                                                                  • 石原慎太郎氏 余命宣告で揺れ動く心境 「いつかは沈む太陽」 | NHK

                                                                    芥川賞作家で東京都知事などを務め、先月1日に亡くなった石原慎太郎氏が余命宣告を受けて書いた原稿が出版社に託されていたことが分かり、死に対し揺れ動く心境がつづられています。 原稿は石原氏が亡くなったあとの先月中旬、4男の延啓氏が出版の文藝春秋に託しました。 この中で石原氏は去年10月に医師から、すい臓がんが再発し余命3か月程度だと宣告され、「以来、私の神経は引き裂かれたと言うほかない」とつづっています。 そのうえで、「私の文学の主題でもあった『死』はより身近なものとなりおおせた。死は放り出したくなるような矮小なものに堕してしまった」と表現しています。 また石原氏は宣告されたすい臓がんによる死に対し、「事ここに及んで私が神仏に縋(すが)ることは、その苦しみだけはなんとか軽減して貰えまいかと言う事だけだ」と記しています。 そして芥川賞を受賞した「太陽の季節」にちなんで、「いつかは沈む太陽だから」

                                                                      石原慎太郎氏 余命宣告で揺れ動く心境 「いつかは沈む太陽」 | NHK
                                                                    • BALMUDA Phoneレビュー。あなたの人生に不要、社長「自己満足」の欠陥デザイン – すまほん!!

                                                                      家電メーカーBALMUDAのスマートフォン「BALMUDA Phone」を購入したのでレビューします。SoftBank版は14万3280円、直販の公開市場版(SIMフリーモデル)は10万8000円となっています。 バルミューダというブランドの看板を背負って鳴り物入りで登場した本機。ネット上でも賛否両論あり、どちらかというと否定的意見が多かったと思います。 論評は自由ですが、筆者が唯一受け入れられないのが、Snapdragon 765で10万円超えだからゴミという極めて安直な言説についてです。 スマートフォンを構成するのはSoCだけではありません。様々な部品、ソフトウェア、フォームファクタがあり、処理性能を欠いても他の部分で高品位、差異化している製品も存在します。わかりやすい例でいえば、圧倒的なギミックで突き抜けるLG Wingやrazr 5GはSnapdragon 765/Gを搭載して10

                                                                        BALMUDA Phoneレビュー。あなたの人生に不要、社長「自己満足」の欠陥デザイン – すまほん!!
                                                                      • 95%信頼区間の「95%」の意味 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

                                                                        ふと思い立ってこんなアンケートを取ってみたのでした。 頻度主義統計学における「95%信頼区間」の95%というのは、以下のどちらだと思いますか— TJO (@TJO_datasci) 2021年7月16日 結果は物の見事に真っ二つで、95%信頼区間の「95%」を「確率」だと認識している人と、「割合」だと認識している人とが、ほぼ同数になりました。いかに信頼区間という概念が理解しにくい代物であるかが良く分かる気がします。 ということで、種明かしも兼ねて95%信頼区間の「95%」が一体何を意味するのかを適当に文献を引きながら簡単に論じてみようと思います。なお文献の選択とその引用及び解釈には万全を期しているつもりですが、肝心の僕自身が勘違いしている可能性もありますので、何かしら誤りや説明不足の点などありましたらご指摘くださると有難いです。 頻度主義において、95%信頼区間の「95%」は「割合」を指す

                                                                          95%信頼区間の「95%」の意味 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
                                                                        • web3と社会正義の時代 | knowledge / baigie

                                                                          2021年後半から、web3という言葉をよく見かけるようになった。「ウェブの第3段階」のような意味合いの言葉で、ネーミングのベースになっているのはweb1.0、web2.0という概念である。 web3に関してはこの記事が猛烈に詳しいので詳細な解説は譲る。 参考)Web3 とは何か?急速に注目を集める新たなトレンド(The HEADLINE) このweb3の話に絡めつつ、自社の経営やマーケティング、クライアントビジネスを支援する中で感じていることを書き連ねながら、頭の中を少し整理してみたい。 web1.0が成し得たこと web1.0の始まりとはインターネットの始まりである。そのインターネットの人類史上における意義を言い表しているのが、「情報革命」という言葉だと私は思う。 農業革命や産業革命と同列に語られる情報革命は、その名に相応しい貢献をしてきた。そして、その革命にミッションがあるとするなら

                                                                            web3と社会正義の時代 | knowledge / baigie
                                                                          • 旧作ラノベ復刊・ラノベ図書館計画への違和感

                                                                            なんでも、過去の名作ラノベを復刊させたり、ラノベ図書館?を作ったりする計画が進んでいるらしい。 蓬莱学園復刊とラノベ図書館01|中津宗一郎 まず第一弾として予定されてる作品は、蓬莱学園シリーズ。それから、ザンヤルマ、カイルロッドあたりも視野に入っているようだ。 いずれも現在は絶版で電書化もされておらず、読み直そうと思ってもそこそこ高い中古品を漁るしかないシリーズだ。そういう作品が容易に手に取れるようになり、かつ作者に利益が還元されるようになるのであれば、それは素直に喜ばしい。 特に、未完のシリーズである蓬莱学園は単なる復刊だけではなく、1巻が出たきりで中断されている「革命」の続きも上手くいけば出せるかもしれないそうなので、是非とも成功させてほしい。 ただ、この事業の立ち上げ人?だという人物の発言を見ていて、少し違和感を覚えるところがあった。 twitter.com/nakatsu_s/st

                                                                              旧作ラノベ復刊・ラノベ図書館計画への違和感
                                                                            • 緊急事態宣言など - 石破茂(いしばしげる)ブログ

                                                                              異論正論 石破 茂 (著) 政策至上主義 石破 茂 (著) 日本列島創生論 地方は国家の希望なり 石破 茂 (著) 石破茂 非公認後援会 どんどろけの会(著) マンガで読む国防入門 石破 茂 (著) 原 望(著) 日本人のための「集団的自衛権」入門 石破 茂 (著) 日本を、取り戻す。憲法を、取り戻す。 石破 茂 (著) 真・政治力 石破 茂 (著) 国難 石破 茂 (著) こんな日本をつくりたい 石破茂 (著), 宇野常寛 (著), 田村昌裕 (写真) 国防(文庫版) 石破 茂 (著) 日本の戦争と平和 石破 茂 (著), 小川 和久 (著) 軍事を知らずして平和を語るな 石破 茂・清谷 信一 (著) 国防(単行本) 石破 茂 (著) 坐シテ死セズ 石破 茂 ・西尾 幹二 (著) 職業政治の復権 石破 茂 (著) 石破 茂 です。 謹んで新年のお慶びを申し上げます。本年も何卒よろしくお願

                                                                                緊急事態宣言など - 石破茂(いしばしげる)ブログ
                                                                              • 企業で働くデータサイエンティストになって10年が経ちました - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

                                                                                TL;DR 10年前の落ちこぼれポスドクが今は立派なデータサイエンティストになれたっぽいので、ポエムを書きました。業界事情の振り返りと、仕事の話、知名度が上がることの良し悪し、キャリアの話などを綴っています。 時が経つのは早いもので、落ちこぼれポスドクだった僕が企業転職をし、データサイエンティストになって今日で10年が経ちました。自分の中ではデータサイエンティストに転じたのはついこの前のことのように思える一方で、あまりにも多くの様々な体験をしてきたせいか「もっと時間が経っている気がするのにまだ10年しか経っていないのか」という気もしています。 今でも時々SNSで話題に上る回顧録を書いたのが3年前のことなんですが、それ以降は相変わらず同じく現職に留まり続けていることもあり、有体に言えばそれほど大きく変わったことはありません。なので、新たに3年間の振り返りを書くのではなく、回顧録で書き漏らした

                                                                                  企業で働くデータサイエンティストになって10年が経ちました - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
                                                                                • 再現性問題のはなし - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

                                                                                  経済セミナー2022年6・7月号 通巻726号【特集】経済学と再現性問題 日本評論社Amazon 最近は計量経済学・統計学方面の方々との交流が多いんですが、そのご縁で『経済セミナー』の2022年6・7月号が再現性問題を取り上げていたと知り、入手して読んでみました。特集部分の目次を以下に引用すると、 特集= 経済学と再現性問題 【鼎談】再現性の問題にどう向き合うか?……川越敏司×會田剛史×新井康平 心理学における再現性の危機――課題と対応……大坪庸介 経済学における再現性の危機――経済実験での評価と対応……竹内幹 フィールド実験・実証研究における再現性……高野久紀 健全な研究慣習を身に付けるための実験・行動経済学101……山田克宣 再現性問題における統計学の役割と責任……マクリン謙一郎 という内容で、幾つかの分野にまたがって論じられています。特に、このブログ含めて個人的に度々お世話になってい

                                                                                    再現性問題のはなし - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ