トラック運転手に残業規制 産業界、消費者も迫られる対応 物流停滞に懸念・24年問題 2024年04月01日07時02分配信 【図解】トラック運転手の残業規制 1日からトラック運転手の時間外労働に年960時間の上限が課される。働き方改革の一環だが、人手不足や物流停滞を招く「2024年問題」が懸念されている。経済活動や生活に不可欠な社会インフラの物流を維持するため、産業界や消費者も対応を迫られる。 物流危機、「冷凍おにぎり」が救う? 次世代コンピューターも活用―24年問題へ対策総動員・小売りやメーカー 運転手の拘束時間も厳格化され、1人が1日で運べる荷物量や距離が減ることになる。物流シンクタンクのNX総合研究所は、対策を講じなければ24年度に14.2%の輸送力が不足し、30年度には34.1%の荷物が運べなくなると試算する。 影響が大きいのは遠隔地への輸送だ。人繰り難に燃料費高騰も重なり、地方の