愛知県東郷町の井俣憲治町長による町職員へのパワハラ発言問題で、町議会は21日の定例会本会議で、この問題を調査する特別委員会を設置する決議案を全会一致で可決した。町長が同日提案した自身の報酬を来年1~3月、3割減額する条例改正案については、議員から「責任の取り方は金ではなく、辞職することだ」などの声が上がり、賛成少数で否決された。 パワハラ問題では今月、弁護士3人による第三者委員会が発足。町議会の特別委「ハラスメント事案検証特別委員会」は町長の事案だけでなく、役場全体のハラスメント風土の有無や再発防止策などを調べる。委員は議長を除く全15議員で構成する。