high190です。 最近、大学界隈を賑わしている言葉のひとつにMOOC(ムーク)があります。これはMassive Open Online Coursesの頭文字を取ったもので、オンラインで世界のどこからでも大学の授業を聴講することができるシステムです。従来のオープンコースウェアをさらに発展させたものと考えると分かりやすいかも知れませんね。 ちなみに、MOOCの代表例をいくつか挙げるとCoursera,edX,Udacityなどは名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。この中でも最も多くの大学が参加しているのがCourseraです。 このCourseraに東京大学が参加を表明し、講義の一部が英語で提供されることになって話題を集めています。 東京大学とコーセラ(米国)が大規模公開オンライン講座(MOOC)配信に関する協定を締結(出典:東京大学 2012/02/22) このたび東京大学(総
high190です。 ご挨拶が遅くなりましたが、2013年最初の記事ということで本年もどうぞよろしくお願いいたします。 3年連続で参加している高等教育研究会主催の大学職員フォーラムが1月12日(土)に開催されたので、今年も参加してきました。*1今年の内容を備忘録としてまとめておきたいと思います。 また、その他の参加者の方もまとめを公表されているので、こちらも是非ご覧下さい。*2 2012年度・大学職員フォーラム(出典:高等教育研究会) 基調報告 (1)大学改革実行プランと大学教育の質的転換について 文部科学省高等教育局高等教育企画課高等教育政策室専門官 小山田享史氏 大学改革実行プランについて 我が国が直面する課題、想定される課題を踏まえ、求められる人材像を議論。文科省としては、大学政策の基本政策として大学ビジョンを策定することとしている。 大学改革実行プランのスケジュール(6年間のPDC
high190です。 昨日は東京都日野市にある明星大学に行ってきました。何故、明星大学に行ったのかというとネットワーク多摩という大学コンソーシアムが主催する大学教育改革地域フォーラム*1があったからです。ネットワーク多摩というのは、東京都多摩地域の産官学の連携組織である公益社団法人で、日本全地域を主役にした21世紀ビジョンが作り出されるモデルケースになることを目指しているそうです。*2 今回、文部科学省が全国で開催してきた「大学教育改革地域フォーラム」をネットワーク多摩主催、文部科学省共催で行うということで参加してきました。 大学教育改革地域フォーラム2012 in ネットワーク多摩(出典:ネットワーク多摩) 1.主題講演 「新たな未来を築くための大学教育の質的転換−中教審答申を読む−」 講師 板東久美子 氏(文部科学省高等教育局局長) 板東局長の講演に先立って、「今、問われる「大学での学
high190です。 私が勤務する大学は日本私立大学協会に加盟しているのですが、今年から教務に異動してきたこともあって、毎年開催されている「教務部課長相当者研修会」という2泊3日の研修に、部長でも課長でもないのですが行かせてもらいました。今年で通算50回目を迎える由緒正しい研修会です。学士課程教育の質的転換をテーマにした講演、班別研修などに参加してきたので、このブログでもご紹介したいと思います。 いかんせん2泊3日の研修であるため、分量が多くなっています。また、例によってこの内容はhigh190の私的なメモなので表現等に若干の差異があることをご容赦下さい。 【第1日目】10月17日(水) 1.私学振興上の諸情勢と当面する重要課題 日本私立大学協会事務局長 小出 秀文 氏 日常の教育・研究を企画運営するにあたって、私大に関連する課題を共有してからスタートしたい。業務上の手本は存在せず、自らが
high190です。 12月20日(木)に日本私立大学協会附置私学高等教育研究所主催の公開研究会、「中教審答申(24・8・28)をどのように受け止めるか−これからの具体的な課題は何か」 に参加してきました。今年の8月28日に公表された「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ〜」*1の取りまとめに関わった先生方のお話を聞くことができるということで、たくさんの人が公開研究会に来ていました。今年の8月にも公開研究会に参加したのですが、2回続けて参加することになりました。*2 今回も簡単ですが、high190が参加したまとめをお知らせしたいと思います。 「中教審答申(24・8・28)をどのように受け止めるか−これからの具体的な課題は何か」 (出典:日本私立大学協会) 1.全学ディプロマ・ポリシーとアセスメント・ポリシーに基づく教学マネジメン
high190です。 つい先日、大阪市立大学の図書館開館時間について、学生が橋下大阪市長へのtweetをしたことを契機に開館時間の見直しを行うことになったのは記憶に新しいところかと思います。*1このように学生へのより良い学修環境を提供する観点で図書館を活用する取り組み、ラーニングコモンズが色々と広がりを見せています。一例ですが、名古屋大学附属図書館のラーニングコモンズでは、「自律的な学習を支援し、知識の創造を促す、図書館の新しい学習空間」*2という定義がなされています。 このように、今までは受動的に利用者を待つ存在だった図書館から、より学生の学修支援に対してアクティブに仕掛けていくことがこれからの図書館には求められているようです。今日ご紹介する和歌山大学の図書館では、公立図書館の改革を成し遂げてきたスペシャリストを図書館長に据えて積極的な改革を行っているようです。 〈劇的ビフォーアフター〉
はじめに リードテックラボ、DOIで遊んでみる編です*1。別件の作業の副産物的なものとして、先日CrossRefから公開されたCrossRef metadata search betaのAPIを使って、論文や図書等で引用、参考にされている文献の情報をいれてDOIを検索・同定しフルテキストへたどりつくことができる「Reference Search」を作ってみました。 たとえば、こんな感じの「参考文献情報」のテキストを入れて検索し、 Paul Gray, 2002, 'Knowledge Management', Information Systems Management, vol. 19, no. 1, pp. 89-93 当該論文へのフルテキストURL(DOI)を取得するためのツールです。 Reference Search http://haseharu.org/labs/ref_sea
2012年4月24日付けで科学研究費補助金データベース「KAKEN」に2012年度の採択課題情報が追加されました(新規21,834件,継続23,637件.基盤Bと若手Aの新規分除く). そうしたらすぐに(ひそかに尊敬する)笠間書院さんが「平成24年度科学研究費補助金の採択課題情報【2012年・日本文学】」という記事をブログに書いていたので,じゃあ図書館情報学はどうなんだろう?と思ってまとめてみました. 以下に挙げる一覧は,KAKENを次の条件で検索した結果50件を加工したものです(なお,新規に絞らないと119件でした). 研究分野=/図書館情報学・人文社会情報学/ OR /情報システム学(含情報図書館学)/ OR /情報図書館学・人文社会情報学/ OR /情報学/ 採択年=2012〜 新規採択のみ=チェックを入れる 課題一覧 視覚障害当事者の共同自炊型オンライン電子図書館を実現するための条
平成25年度の採択課題情報(新規22,234件、継続9,848件:特別推進研究、特定領域研究、新学術領域研究(研究領域提案型)、基盤研究(S)、基盤研究(A・B・C)、挑戦的萌芽研究、若手研究(S)、若手研究(A・B)、研究活動スタート支援、奨励研究)を追加収録しました— KAKEN (@kaken_nii) May 21, 2013 というわけで昨年に続き(1か月くらい遅かったですね).以下に挙げる一覧は,KAKENを次の条件で検索した結果42件を加工したものです. 研究分野=/図書館情報学・人文社会情報学/ OR /情報システム学(含情報図書館学)/ OR /情報図書館学・人文社会情報学/ OR /情報学/ 採択年=2013〜(※まだ検索フォームで「採択年」に「2013年」が含まれてなかったのでクエリをいじって) 新規採択のみ=チェックを入れる 課題一覧 翻訳知のアーカイヴ化を利用した
Serials Solutions・Ex Librisに続いて3社目、今回はInnovative interfaces社です。日本ではそれほどなじみのないベンダーですね。日本だと早稲田がINNOPACを導入していることくらい? 例によって公式サイトや英語版WikipediaやLibrary Techonology Guide、カレントアウェアネス・ポータルの情報が中心です。 公式サイト Innovative Interfaces: Trusted Library Technology and Services Innovative User Group 概要 Innovative Interfaces, Incはカリフォルニアのバークレーに本社を構える図書館システム会社である。1978年にJerry KlineとSteve Silbersteinによって設立されている。Innovative
図書館など、施設に出かけるときに気になることがいくつかあります。最近たくさん見学させて戴く機会があったので、メモ。 音。 パンプスを履くことが多いからかもしれませんが、床はこつこついうか。音を吸うのか拡散するのか。天井は高いのか低いのか。話し声が響くのか、協同学習スペースの防音はどうしているのか。BGMをかけているところだと、館内放送の音量はどのくらいになるのかな、と想像したり。職員さんが応対する声が小さいと利用者さんもひそひそ声になったりしますし、声の大きさによって館の雰囲気も変わるんじゃないかな、とか。 細かいこと。 小姑のようなこと。たとえば、お手洗いは綺麗か[*1]。OPACのそばに荷物置きとメモがあるか。机のそばにゴミ箱はあるか[*2]。児童コーナーのぬいぐるみは洗濯しているのかな。床の材質によって、どうやってお掃除するのかなー、ということも。 リスクマネジメント。 というと大袈
小判状に抜いた穴を持ち手にしたポリ製の手提げ袋。シンプルでシーンや用途を選ばない上、製造コストもリーズナブルで使い勝手も良い為、キャンペーンや展示会でのパンフレット配布や商品サンプリングなどに最適。店舗でのショッピングバッグ等にも使用されています。
誠に勝手ながら記日程にて夏季休暇を頂きます。 2023/8/10(土)~8/15(火)、8/17(土)~8/18(日) 上記期間に前後して、各メーカーも長期休暇に入ります。在庫がない場合や発送が出来ない場合もございます。資材がお決まりの方は、お早目のご注文をお願いします。 ※上記期間は商品の発送・お問合せの対応は出来かねます。休み明けに順次行いますので、お返事に時間がかかる場合がございます。...
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く