カトリックの総本山であるバチカン市国は、宗教的だけでなく大きな役割を持っています。国をまたいだ資料館としての意味です。「最後の晩餐」などの絵画や彫刻に注目が集まりやすいだけに、意外に思う方も多いかもしれませんね。 バチカンは古くからカトリックを通して多くの国とやり取りをしてきたので、貴重な書物や各国の王・有力者との手紙などが図書館にたくさん保管されているのです。 この図書館自体は1448年に作られたのですが、収容している資料はそれ以前のものも大量に含まれています。諸々の陰謀説やオカルト、フィクションの題材になっているのもこのためでしょう。そうした濡れ衣(?)を晴らすため...ではありませんが、つい先日、バチカン図書館のアーカイブ化が始まりました。NTTデータバンクが請け負っているため、このニュースを目にした方も多いのではないでしょうか。 まだ始まったばかりなのでごく一部しか見ることができま