神奈川県立金沢文庫(金沢町)は3月31日から、国宝「金沢文庫文書」(4149点)のインターネット公開を開始した。現在、閲覧できるのは500点の古文書。高精細画像に加え、古文書の崩し字を読めるよう本文を活字体にした翻刻データも閲覧できる。 「一般の方から研究者まで、幅広くお使いいただけると思う」と担当者。今後は全点にあたる約4000点の公開に向け、随時更新をしていくという。閲覧は国宝金沢文庫文書データベース(【URL】https://www.kanazawabunko.pref.kanagawa.jp)で可能。 国宝「金沢文庫文書」は鎌倉時代から南北朝時代を中心とする古文書群。称名寺が所蔵し、県立金沢文庫が管理している。2016年に「称名寺聖教」1万6692点とあわせ「称名寺聖教・金沢文庫文書」として国宝指定を受けた。