いわき明星大(福島県いわき市)は来年度の大学案内をファッション誌「non―no(ノンノ)」と共同制作した。同市出身でノンノ専属モデルの武田玲奈さんが案内人として登場し、受験生に同大といわきの魅力を紹介し、若い女性を中心に同大といわきを新たなステップの舞台として印象付けることを狙う。24日以降のオープンキャンパスなどで配布する。 大学の堅い印象をなくし、親近感の持てる楽しい大学像をアピールしようと受験生の年代の読者が多いノンノと手を組んだ。同大によると、ノンノが大学案内を共同制作するのは全国で初めて。学部紹介のほか、武田さん監修の「学生ファッションチェック」などを掲載。レイアウトや見出しの雰囲気などもファッション誌を連想させる作りになっている。武田さんがいわきの観光名所やカフェなどを紹介する「恋するいわき」の特集ページも設けた。 ファッション誌風にまとめたノンノバージョン表紙の反対側には一般
東京電力福島第1原発事故で全町避難している大熊町は、町内の民家に残された歴史的資料を劣化や消失から守る「個人文化財レスキュー活動」を行っている。 熊地区(帰還困難区域)の農家で10日までに活動が行われ、倉庫から明治期以降の農機具などを搬出した。町は今後、活動を拡大させ、歴史の伝承に役立てる。 町内で民家の解体が進み、個人宅にある資料の消失などが懸念されるとともに、町の歴史を後世に伝えていこうと始めた。 この日は、町教委職員と、町の歴史や自然に詳しい町民でつくる団体「おおくまふるさと塾」の塾生が代々農家だった男性(85)方から搬出し、町内の公共施設に保管した。 稲作や養蚕の農機具が主だったが、戊辰戦争で使われたとみられる弾薬箱もあり28点に上った。男性は「先人の知恵と技術が凝縮され、先祖が使った農機具が朽ち果てるのは見ていられない」と搬出に一安心。町教委の成田裕学芸員(40)は「多くの貴重な
図書館職員が利用者の調べ物を手伝う「レファレンスサービス」で、いわき市のいわき総合図書館が市民に好評だ。同図書館は、国立国会図書館が運営する「レファレンス協同データベース事業」への貢献が顕著として、昨年度まで5年連続で同館長から礼状を受けている。 いわき総合図書館は、窓口や電話、メールなどで質問を受けると、職員が館内の資料を使って回答している。利用者からは「詩人・草野心平がいわき市合併を祝して書いた詩を見たい」「平にあった片倉製糸工場の歴史を知りたい」など、さまざまな質問が寄せられ、簡単な事例も含めると年間約4千件に対応しているという。具体的な質問に対しては、可能な限り、該当する本のページまで紹介する。 レファレンス協同データベース事業は、国立国会図書館と全国の図書館735館(3月時点)が構築、レファレンス事例や調べ方の手順などのデータを蓄積し、インターネット上に公開。いわき総合図書館は、
南相馬市立中央図書館は23日から同図書館で、新潟県長岡市立中央図書館との連携企画展示「南相馬と長岡~絆の記憶と記録」を開く。東日本大震災後、南相馬市民を受け入れた長岡市の避難所の掲示物や運営事務文書などの記録を紹介、展示を通じて両市の絆を確認し、震災から5年を前に、記憶を語り継ぐきっかけとなることを目指す。 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で、長岡市内には23カ所の避難所が開設され、同市には南相馬市民500人以上が避難した。同市立中央図書館などは、避難所のうち8カ所から段ボール44箱分、約1万点の資料を収集し、「長岡市災害復興文庫」として現在整理を進めている。 同図書館文書資料室長の田中洋史さん(43)は「中越地震では、臨時的な避難所の文書は保管義務がないため散逸してしまった」と当時の教訓を踏まえ、東日本大震災直後の11年4月に避難所の掲示物などを保管する方針が決まったという。 今回
自分が勧めたい本のPOP募集 福島県の小中高生対象 県書店商業組合、福島民友新聞社などでつくる「私のおすすめ本 メッセージカードコンテスト実行委員会」は4日から、県内の小、中学、高校生を対象に、自分が勧めたい本のPOP作品を募集する。9月10日必着。 <大震災>出版対策本部、図書館振興財団の協賛、県教委、復興庁などの後援。同本部は震災後、出版事業を通じ読書環境の復活、人々の心の復活のために活動を続ける。 自分が感動した本、勇気をもらった本について「ぜひみんなに読んでもらいたい」という気持ちを込めて作品にする。はがき大の用紙に横位置(縦100ミリ、横148ミリ)で絵や文章を書き込む。文字数や文字色は自由。 詩人の和合亮一氏(福島市)を審査委員長に審査する。優秀作品は、福島民友新聞紙上などで発表、県内の書店商業組合加盟店内や県立図書館にも展示する。 作品の裏面に氏名、学校名、学年、書
「みんなも本読もうよ」 図書館で縫いぐるみ使いイベント 縫いぐるみの「参加した」図書館探検とお泊まり会の様子を写真で紹介した 喜多方市立図書館は26、27の両日、「ぬいぐるみのおとまり会」を開き、子どもたちから大切にしている縫いぐるみを預かり、図書館の仕事や裏側を紹介するイベントを行った。 「ぬいぐるみのおとまり会」はアメリカ発祥のイベントで、子どもに縫いぐるみを通して図書館の仕事や意義を意識付け、読書に興味を持ってもらうことを目指している。同図書館が県内で初めて実施した。 会には市内の小学生ら9組が参加。26日にお気に入りの縫いぐるみが図書館に「チェックイン」し、27日に持ち主の子どもが迎えに来た。図書館には、お泊まり会で縫いぐるみたちが集まって本を読んだり図書館内を探検したりする様子を撮った写真が貼り出された。 縫いぐるみは写真のアルバムと絵本を持って持ち主の元に戻り、図書館や
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