This copy is for your personal, non-commercial use only. Distribution and use of this material are governed by our Subscriber Agreement and by copyright law. For non-personal use or to order multiple copies, please contact Dow Jones Reprints at 1-800-843-0008 or visit www.djreprints.com. http://jp.wsj.com/article/SB11002196903013144810404582409094201748070.html
学校図書館は法的な位置付けとして、その目的を「学校の教育課程の展開に寄与する」とされている。一方で利用状況については自治体や学校間で大きな差があるようだ。学校図書館を子供たちの学びの礎としている自治体ではどのような施策をとっているのか。本連載で考える。 司書教諭と学校司書の打ち合わせ週2時間を確保 継続した活動のために 学校図書館を学校教育の柱に据える東京都荒川区。平成16年度に学校図書館蔵書管理システムの整備を開始し、17年度に学校図書館指導員(学校司書)を2校に配置した。18年度には「荒川区学校図書館活性化計画」を策定、公立の全小・中学校で学校図書館図書標準を100%達成。21年度からは区内の全小中学校に学校司書を週5日6時間勤務で配置している。今年度からは「司書教諭と学校司書が授業での学校図書館活用に関する打ち合わせ時間(以下、打ち合わせ時間)」として、週2時間を確保した。 同区立峡
何か調べたいことがあるときは、たいていの人がGoogleなどの検索エンジンを使って調べ物を解決します。しかし、アメリカ・ニューヨークにあるニューヨーク公共図書館には、電話で質問を受け付けた司書が文献を調べて質問に答えてくれるという「人力版Google」とも呼ぶべきサービスが行われています。 The New York Public Library Has a Human Google - YouTube アメリカ・ニューヨークには、「Google誕生以前のGoogle」と呼ばれる場所があります。 「猫の集団を、どう呼ぶの?」という電話質問が入ると、「調べるので少しお待ちを」と女性は答えました。 文献をあたる女性。 本の目次を調べています。 調べる本は複数になることもよくあります。 そして、目当ての記述を探し当てました。 「猫の集団は、『Clowder』と呼びます」 もしあなたが質問を持ってい
「電子図書館」の運営事業で、運営システム最大手と出版・書店大手との提携が実現した。講談社とKADOKAWA、紀伊国屋書店の3社でつくる「日本電子図書館サービス」(JDLS)が4日、大日本印刷と資本・業務提携したと正式発表した。電子書籍の貸し出しが増えると期待されるが、普及に課題も残る。 JDLSが同日実施した第三者割当増資に、大日本側が応じて1億1千万円を出資、4社が株式25%ずつを持ち合うことになった。JDLSは豊富なコンテンツを抱えるが、図書館へのサービス提供はまだ少ない。全国の約40自治体にサービスを提供する大日本との連携で、普及に弾みがつきそうだ。JDLSの高橋裕司社長も「様子見だった出版元からのコンテンツ提供も広がる」と話した。 大日本印刷グループが運営サー…
上尾市の市図書館本館(同市上町)の移転整備計画をめぐり、市民団体「上尾の図書館を考える会」は4日、複合施設化や事業費支出の是非を問うための住民投票条例制定を求め、1万4137人分の署名を市選管に提出した。 同会によると、署名は9月29日〜10月29日、図書館周辺やJR上尾駅などで集めた。提出後の会見で土屋豊子代表は「署名の数には市民の関心の高さや願いが表れている。議会に上げてもらい投票が実施されることを望む」と話した。 市選管は20日以内に、提出された署名が条例制定の直接請求に必要な有権者数の50分の1以上の条件を満たしているかを確認。さらに、議会の過半数の賛成が得られれば住民投票条例が制定され、決められた期限内に投票が実施される。同市の有権者数は19万386人(9月2日現在)。
横浜市西区紅葉ケ丘にある県立図書館について、県教育委員会は、一部建て替え方針を盛り込んだ「再整備に向けた基本的な考え方」をまとめた。来年度からおおむね七年で再整備し、老朽化の対策と収蔵能力の増強を図る。 現図書館は一九五四年に開館。本館(地上二階・地下一階建て延べ約三千平方メートル)と新館(地上四階・地下三階建て同九千百平方メートル)、収蔵庫(地上三~四階建て同三千平方メートル)からなり、建築から六十一~二十七年たっている。開館当時に建てられた本館は、世界遺産登録された国立西洋美術館を設計したル・コルビュジエの弟子である前川国男氏の設計で、建築学会でもモダニズム建築として高い評価を得ている。 再整備では、象徴的な本館は建物を残して内部を改修し、展示スペースや飲食コーナーを設けて人が訪れやすい施設とする。本館裏手にある新館は改修によって、新たに収蔵庫として位置付ける。敷地南側に建つ現在の収蔵
■県立川崎、市民ら反発相次ぐ 自治体が管理してきた地域資料の移転計画に、市民らの反発が相次いでいる。県は県立川崎図書館(川崎市川崎区)を2017年度末に移転する予定だが、蔵書の分散を懸念する市民から「高度経済成長の光と影を伝える記録が失われる」などの声が上がっている。一方、横須賀市は資料を分けて管理する計画だったが、批判を受けて方針を撤回した。(阿部真司) ■「3分の2」移転 県は9日、同図書館の在り方について、市民との意見交換会を25日に川崎市産業振興会館(川崎市幸区)で開くと発表した。「計画を説明するとともに、市民の意見をできる限り反映させたい」とする。 黒岩知事は12年に、県の緊急財政対策の一環として同図書館の廃止を検討すると表明。その後、廃止の考えは撤回したが、県は同図書館を、企業や研究機関が集まる「かながわサイエンスパーク(KSP)」(同市高津区)に移転する方針を示した。 同図書
高知県と高知市が整備している新図書館複合施設「オーテピア」(2018年夏ごろ開館予定)の具体的なサービス計画案がこのほどまとまった。ビジネスや防災などのテーマに特化した専用スペースの設置や、担当司書が調べものをサポートする「レファレンスサービス」の充実など15の取り組みを提示。県民の暮らしや仕事の中での課題解決を支援する「役立つ図書館」を目指す。 計画案によると、新図書館は約205万冊の収蔵能力を持ち、開架スペースで30万冊以上の資料を提供するほか、2千タイトル以上の新聞や雑誌をそろえる。高知県教育委員会新図書館整備課は「全国有数の規模。利用者の多様なニーズに応えたい」と話しており、高知県関係資料の幅広い収集にも力を入れる。 サービスの大きな柱となるのが、それら膨大な資料を活用し高知県民の課題解決を支援する「レファレンス機能」の充実だ。 3階フロアに「ビジネス・農業・産業支援」と「健
大和市の大和駅東側に三日、芸術文化ホールや図書館、屋内子ども広場などを備えた新たな文化複合施設「シリウス」が開館した。名誉館長に就いた同市出身のノーベル化学賞受賞者、根岸英一さんや市内在住の直木賞作家、青山文平さんらがテープカットした。 地上六階地下一階。延べ床面積二万二千九百平方メートル。空き店舗や駐車場などが点在していた地域を活性化しようと二〇〇七年に発足した市と民間でつくる再開発組合が二百十三億円で手掛けた。市は国の補助金も含め百四十七億円を負担した。 ホールはプロのオーケストラも招くことができる音響を備え、千席。図書館は旧館機能を全面的に移転して三十八万冊を所蔵する。子ども広場には雨の日でも遊べる遊具がある。生涯学習センターや手軽に健康チェックができる機器をそろえたコーナーもある。大木哲市長は記念式典で「市にもっとも不足していた文化拠点ができた」と喜びを語った。 (井上靖史)
兵庫県加古川市立加古川図書館(同市加古川町木村)の返却ポストに、コーヒーのような液体がまかれ、内部の本67冊が汚れる被害に遭った。中には、貴重な郷土史関係の本も含まれていた。被害届の提出を同館から受け、加古川署は器物損壊容疑で捜査している。 同館によると、10月12日午前9時ごろ、返却ポスト内側にたまった本の表紙やページがぬれ、茶色の染みになっているのを出勤した職員が見つけた。コーヒーのにおいがしていたという。同館が閉館した前日午後8時から発見時までの間に、何者かが、返却ポストの隙間から液体をまいたとみられる。職員が本の汚れを拭き取り、乾燥させた。過去のスポーツ雑誌など、一部の本や雑誌の購入は難しく、補充を断念した物もある。 同館は返却ポスト付近に「目撃された方は図書館又は警察に通報ください」と書いた張り紙をし、情報提供を呼び掛けている。 同館の都出(といで)昌之館長は「このような事
岡山県高梁市が、JR備中高梁駅隣接の複合施設内に建設中の「高梁市図書館」を、2017年2月4日(土)に開館する。カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下「CCC」)が指定管理者として運営する。 コーヒーとともに読書を楽しむ“Library & Café” 同図書館には、「地域コミュニティ・憩いの空間・地域物産が知れる・高梁の良さを知れる」という市民価値を実現するため、図書館内への観光案内所を移設、CCCがスターバックス コーヒー ジャパン 株式会社とのライセンス契約に基づき展開するBook & Caféスタイルの店舗を出店する。 市民も観光客もコーヒーを飲みながら図書館の本にふれ合える“Library & Café” のスタイルのもと、くつろぎの時間を利用者に提案する。開館時の蔵書数は、約12万冊。 「図書館」の記事をもっと読む ■店舗情報 「高梁市図書館」 オープン日/2017年
荒川区の学校図書館支援室は、区内の全小・中学校の学校図書館活用をサポートしている。各学校との密な連携が、現場のニーズに応えると同時に、教育委員会の方針を浸透させる鍵となっている。教育委員会指導室・佐々木希久子統括指導主事に聞いた。 学校図書館支援室が区内全小・中学校サポート 全小・中学校に同じ環境を整備 荒川区が学校司書を区内の全小・中学校に常駐配置したのは平成21年。同時に、学校図書館支援室も設置した。 「学校司書は『一人職』であるため、学校の中でどのように活動し、教員と連携を図れば良いのか、サポートする必要があった」と、教育委員会指導室・佐々木希久子統括指導主事は語る。 同区の学校図書館支援室(以下、支援室)は教育委員会に属し、学校の管理職経験のある室長と、教員経験があるスーパーバイザー(SLS)の2人体制。「学校を支援するということは、〝一職員〟として教育に携わるということ。公共図書
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く