パナソニックは,携帯機器の充電に利用可能なアクティブ方式のダイレクト・メタノール型燃料電池を開発したと2008年10月20日に発表した。
パナソニックは,携帯機器の充電に利用可能なアクティブ方式のダイレクト・メタノール型燃料電池を開発したと2008年10月20日に発表した。
【お知らせ】 Adobe Acrobat Readerの特定のバージョンに、一部のPDFが開けないバグが発生しております。PDFが開けない場合、お使いのAcrobat Readerを最新版へアップデートの上お試しください。 パナソニック株式会社は、モバイル性を向上する体積当たりの出力を高めたモバイル機器用燃料電池システムを開発しました。 これは、従来の「燃料供給方式」と小型高出力リチウムイオン電池技術に加えて、今回新たに、スタック※1の小型化技術、小型小電力のBOP※2を融合させた直接メタノール型燃料電池※3システムです。 なお、本方式を採用した直接メタノール型燃料電池の試作品を、2008年10月22日〜24日に、福岡県北九州市で開催される水素エネルギー先端技術展2008に参考出展いたします。 現在、ユビキタス社会の進展に伴い、ノートパソコン、携帯電話やデジタルスチルカメラなどモバイル機器
三井金属は,静電容量が1μF/cm2と大きい薄膜コンデンサ材料「AEC-1」を開発した(Tech-On!関連記事)。部品内蔵基板に向ける。厚さ0.6μmのチタン酸バリウム系のセラミックス製誘電層を,厚さ20μmのCu電極と厚さ50μmのNi電極で挟み込んだ,薄膜一層のコンデンサである。パソコンのマイクロプロセサなど,動作周波数が高いLSIの半導体パッケージ裏面に実装する合計数十μF分の積層セラミック・コンデンサ(MLCC)の置き換えを狙う。面積1cm2程度の今回の製品を,半導体パッケージのインターポーザ(基板)内部に埋め込めばよい。積層セラミック・コンデンサよりもESL(等価直列インダクタンス,自己インダクタンス)を小さくできるとする。今後,半導体プロセスの設計ルールが32nmや25nmに微細化した際のデカップリング・コンデンサに向ける。
ストーリー by nabeshin 2008年10月15日 19時03分 まもなく開演です。照明をお切りください 部門より LED照明器具に可視光線通信機能を組み込み、無線アクセスポイントとして利用するための研究を行うプロジェクト「Smart Lighting ERC(Engineering Research Center)」が米国で発足した(EE Times Japanの記事)。このプロジェクトは10年間にわたって実施される予定で、米国立科学財団から1850万ドルの資金提供を受ける。 このプロジェクトはIT機器とLED照明器具との間で可視光線を使った通信を行うための技術を確立するのが目的で、さまざまな組織の研究者が参加している。可視光線通信の原理はリモコンなどで採用されている赤外線LEDを使った光通信と同様のもので、複数の変調方式を実験によって評価した結果、データ転送速度が900kHzを
絶縁体+プラスチック=超伝導現象 東北大が新手法2008年10月14日7時0分印刷ソーシャルブックマーク 電子材料としてありふれた絶縁体にプラスチックを張りつけると、超伝導現象が起きた――。川崎雅司東北大教授(薄膜電子材料)のグループが、こんな手法を開発した。超伝導材料探しはやや行き詰まり感があるが、今回の研究が新しい潮流になる可能性がでてきた。英科学誌ネイチャー・マテリアルズ(電子版)で13日発表した。 川崎さんらは、パソコンや携帯電話の回路で使われる絶縁体の「チタン酸ストロンチウム」に注目。高純度にした材料に電極をつけてトランジスタに似た構造をつくり、プラスチックの層をつけた。このプラスチックはハイブリッド車などの電源で使われ、電気を蓄える性質をもつ。 こうした構造に高い電圧をかけながら温度を下げた。すると、電気をまったく通さない絶縁体なのに電気が流れ始め、絶対零度に近い零下272.8
>電界効果トランジスタ(FET)のような構造のもので FETそのものです.細かく言えばその中でも最近ちょろちょろとやる人が増えてきた電気二重層FET というやつになります. #FETで超伝導というのは非常によく知られたアイディアで,例のSchönによる捏造論文の #元アイディアでもあります.ある種,原理的にはできて当然だったためすんなり受け入れられました. そもそもの電気二重層というのは,例えば電解質溶液中に電極を入れ正電圧をかけると,その表面には 負電荷を持ったイオンが寄ってきて張り付き,オングストロームからナノメートルレベルの距離で 正負の電荷がペアになった状況となりますが,こういうものを指します.身の回りですと電気二重層 キャパシタなどが広く使われており,いわばコンデンサの電極間隔がナノメートルになるわけで, 膨大な電気容量を持ちます.例えば普通の電解コンデンサ(容量がμF)と同じサ
住友金属工業の総合技術研究所は、Si(ケイ素)Ti(チタン)などの金属からなる高温の溶液からSiC(炭化ケイ素)単結晶を成長させる溶液成長法を世界で初めて開発し、成長速度を実用レベルに近づけた。
東レは,2008年10月15~17日にパシフィコ横浜で開催している「BioJapan 2008」において,ポリ乳酸を利用した発泡シートの開発品を展示した。ポリ乳酸は,代表的な植物性樹脂の主成分として知られる。同社は既に,ポリ乳酸を利用した樹脂は実用化しているが,発泡シートについては「研究開発の段階」(同社 説明員)という。現在は,ポリプロピレンやポリエチレンなど石油系材料を利用した発泡シートを実用化しており,断熱材や自動車の内装材などとして使われている。この置き換えを見据えた開発品である。実用化時期については,「まだ数年かかる」(同社の説明員)とする。 今回の発泡シートの製造には,「超臨界発泡」の技術を適用した。発泡剤として採用したCO2を超臨界状態にすることで,気泡を微細にできる製法という。この製法を適用すると,径が50~100μmの気泡になるとする。従来の製法では,径の気泡は300~4
産業技術総合研究所(産総研)は,小規模な会議を専用のカメラとマイクロホンで収録し,その映像と音声から発言者と発言タイミングを自動的に判別・認識して,会議の構造を視覚化した会議録コンテンツを作成できるシステム「MArc」を開発した(発表資料)。発言者一人一人にマイクロホンを装着する必要がない。会議録は,誰が,いつ,どのような発言をしたかを示すタグ情報を付与したマルチメディア・コンテンツとなるため,キーワードを含む場面を簡単に検索して再生できる。マーケティングに向けた調査で用いられるグループ・インタビューなどでの利用を想定する。 開発したシステムは,(1)8方向に向けたマイクロホン・アレイと全方位カメラからなる入力装置,(2)音源の定位や分離,音声認識などを行うソフトウエア,(3)マルチメディア会議録コンテンツ閲覧用のブラウザー「MArcBrowser」,で構成する。 マイクロホン・アレイによ
先日の「CEATEC JAPAN 2008」(9月30日〜10月4日開催)では,MEMSミラーを使った小型プロジェクタ関連への取り組みが披露されました(関連記事 1,関連記事 2,関連記事 3,関連記事 4)。特に,NTTドコモが,小型プロジェクタを搭載した携帯電話機(関連記事 5)を出展したことが,期待感を高めたようです。 MEMSによる小型プロジェクタが携帯電話機に搭載した場合,最大のインパクトは,携帯電話機がノートPC市場と競合する機器に進化する点にあります。NTTドコモのような携帯電話機メーカーが着目する理由も,ノートPC市場を代替できる可能性にあります。具体的には,プロジェクタによって,携帯電話のディスプレイの表示寸法を格段に大きくできることです。今回の展示では,NTTドコモや日本信号が,投射距離60〜80cmで20型まで表示できる点を強調していました。 現在の携帯電話機のデ
産業技術総合研究所(産総研)は,動画共有サイトなどのマルチメディア・コンテンツを音声によって直接検索する技術を開発したと発表した(発表資料)。この技術を使った検索システムの実証サイトを公開する(同システムの実証サイト)。インターネットでの応用のほか,コール・センターの通話録音システムの音声検索,大量のマルチメディア・コンテンツを利用する放送・教育分野での応用などを想定する。 今回公開する検索システムは,インターネット上の動画共有サイトや音声サイトなどのマルチメディア・コンテンツに含まれる音声を,直接キーワードで検索できるもの。従来の検索システムでは必要だった音声認識用の単語辞書を使わないため,新たな固有名詞や新語を含む,どんな単語でも無制限に検索キーワードとして使用できる。さらに,インターネット上の新たなコンテンツをメンテナンスなしに,リアルタイムで検索対象にすることが可能。一般的なブラウ
産業技術総合研究所は,膜にかかっている張力に応じて色が瞬間的・可逆的に変化する高分子膜を開発した。歪みゲージの代わりに構造物などに張ることによって表面の応力を簡易に可視化したり,各種の膜体の構造検討などに応用できるとみている(同研究所のリリース)。詳細は,2008年10月20日~21日に産総研のつくばセンターで開催予定の「産総研オープンラボ」で公開するという。 開発したのは,同研究所のナノテクノロジー研究部門分子 スマートシステムグループの主任研究員である土原健治氏である。今回の高分子膜は,クロロホルムなどの有機溶媒に溶かして液状とした置換ポリアセチレンを伸縮性のある基板上にたらし,それをスピンコート法(遠心力によって液体を延ばして均一な膜にする方法)によって製膜,溶媒を蒸発させることで作製した。原料であるポリアセチレンの置換基をさまざまに変えると,黄色と茶色,無色と黄色,紫色と青色など,
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