ネット専業証券のGMOインターネット証券(東京都渋谷区)が、自社の証券取引システムをウェブサービス(ウェブAPI)として公開する取り組みを加速している。 ウェブサービスとは、ウェブサイトの受発注・情報データベースなどの機能を公開して自由に利用できるようにする仕組みのこと。利用者は特定の機能だけを引き出し、様々な機能を組み合わせて利用できる。米Amazon.comや米Googleなどが積極的にウェブサービスを公開しており、「ウェブ2.0」の典型的な現象だと言われる。 プログラミングの知識がある利用者は、GMOインターネット証券が公開したサービスを組み合わせて自動発注システムなどを簡単に自作し、ウェブブラウザー画面を経由せずにサービスを利用できる。例えば、「円安が一定以上進んだら、自動的に特定のハイテク株の買い注文を出す」といったシステムを自作して利用できる。 今年3月に国内株式取引のウェブサ
Java Community Process、JSR 311 Expert Groupは、米国時間の13日から「JSR 311: Java API for RESTful Web Services」のJSR Review Ballotを実施している。JSR 311はJavaプラットフォームにおいてREST(Representational State Transfer)を活用したアプリケーションを簡単に実現するためのAPIを策定することを目的としたもの。 SOAPをベースとしたアプローチに替わる簡単なアプローチのひとつにRESTが挙げられている。だが現在のところ、JavaによるRESTの実現はSOAPベースアプローチを採用する場合に比べて複雑になりやすい。JSR 311策定にはこの現状を改善していく狙いがある。 現在のスペックリードはSun MicrosystemsのMarc Hadley
The JAX-WS Reference Implementation Projectは、JAX-WSの参照実装系となるJAX-WS 2.1 RIを公開した。今回公開された実装はJAX-WS 2.0およびJAXWS 2.1をサポートしている。同プロジェクトは今後、リリースされるJAX-WS仕様に順次追随して実装系をリリースしていくとしている。 OSSに開発が進められているJava EE 5互換アプリケーションサーバのひとつにGlassFishがある。GlassFishはもともとSun MicrosystemsによってSun Java System Application Serverとして開発が進められてきたものだが、現在ではProject GlassFishのもと、OSSプロダクトとして開発が進められている。Project GlassFishはJava EE 5互換アプリケーションサーバ
« クロスサイトのセキュリティモデル | メイン | E4X-XSS 脆弱性について » 2007年01月06日 安全な JSON, 危険な JSON (Cross-site Including?) 先のエントリで、 JSON については、JavaScript として副作用をもたない (もたせようがない) ゆえに文法違反であるがゆえに、秘密情報を含むデータフォーマットとして使用することができるのです。 (Kazuho@Cybozu Labs: クロスサイトのセキュリティモデル) と書いたのですが、認識が甘かったようです。Jeremiah Grossman: Advanced Web Attack Techniques using GMail によると、配列の初期化演算子 [] の動作を外部から変更することができる注1とのこと。 実際に手元の Firefox 1.5 で試してみたところ、JS
Java Community Process, JSR 244 Expert Groupは10月25日から11月27日(米国時間)まで「JSR 224: Java API for XML-Based Web Services (JAX-WS) 2.0」のMaintenance Draft Reviewを実施、JSR 244のメンテナンスドラフトはJCPによって認証された。 メンテナンスドラフトで認証された規約は「Java API for XML-Based Web Services (JAX-WS) 2.1」。マイナーバージョンアップが実施されており、"Web Services Addressing 1.0 - WSDL Binding"、"Web Services Addressing 1.0 - Core"、"Web Services Addressing 1.0 - SOAP Bin
米Red Hatの一部門である米JBossは11月20日(米国時間)、現在ドイツ首都のベルリンで開催されている「JBoss World Berlin 2006」において、同社のJBoss Enterprise Middleware Suite(JEMS)のコアとなる「JBoss ESB」を発表した。JBoss ESBは、SOA(Service Oriented Architecture)環境の基幹コンポーネントとなる「ESB(Enterprise Service Bus)」の機能を提供するもの。JBoss ESBにより、オープンソースを使った低コストなSOAソリューションを実現できるようになる。またJBossは同日、Java EE(Enterprise Edition) 5.0に準拠したアプリケーションサーバの新版「JBoss Application Server 5.0」の機能
Web API(WebサービスAPI)をプログラミングで活用するにあたって,ぜひ知っておきたい基礎技術が三つあります。古典的な技術の代表としてSOAPとWSDL,そして昨今急速に普及してきたRESTです。ごく単純に言ってしまうと,前者は「高機能で複雑」,後者は「シンプルで簡単に利用可能」と区別できるでしょう。現時点では,そのシンプルさが多くの開発者に受け入れられたおかげか,REST方式が(先達である)SOAP方式を圧倒しているように見えます*1。 もっとも,だからといってRESTがSOAPよりも優れていると結論付けるのは早計でしょう。昨今では,SOA(Service Oriented Architecture)という言葉に代表されるように,大規模なシステムを「サービス」という単位で構成し,互いに連携し合う設計手法が注目されています。特に,SOAを実現する具体的な基盤技術として注目されている
Eclipseプラグインで提供されるテストツールが充実してきた。本連載では、システム開発の現場に有効なテストツールを紹介し、統合開発ツールにEclipseを選択する開発におけるテストの効率化、ソフトウェア品質の向上のヒントを提供する。(編集部) 今回は、アプリケーションを実際に動かしてその動作をテストする機能テストツールを紹介します。一般に、機能テストツールは、HTTP通信やSOAP通信、Swingアプリケーションなどに対するユーザーの操作を記録することで、機能テストを実現します。 機能テストを提供する「Solex」と「WSUnit」 機能テストは、ソフトウェアの要求仕様が正しいか否かを確認するテストです。ユニットテストがクラスやメソッド単位での動作の正しさを検証するのに対し、機能テストでは、アプリケーション全体、もしくはサブシステムの中で動作の正しさを検証します。例えば、Webアプリケー
Crispy 1.1.0 Stable Crispyの最新版となるCrispy 1.1.0 Stableは、The Crispy projectによって28日(米国時間)に公開された。Crispyは、簡単な操作で多種類のサービスをコールするためのシンプルなAPI実装。安定版であるCrispy 1.0がリリースされて以来初のバージョンアップとなる。 Crispyでは、各種サービスに関する記述をプロパティファイルに記述し、それをJavaソースコードからPropertiesとして取得し、実際のリモートコールに使用する。したがって、Javaソースコードからはどのリモートサービスを使用してコールを実行するかを意識する必要がない。つまり、サービスにおける差違はプロパティファイルによって吸収する仕組みである。 Crispyを使用することで、異なる種類のトランスポートプロバイダに対して単一のエントリポイン
リクルートは6月5日、同社が提供するWeb APIを使って開発するプログラムの優劣を競うコンテスト「Sun×RECRUIT Mash up Award」を、サン・マイクロシステムズと共同で開始した。最優秀賞には50万円が授与される。 プログラムの開発には、公開されたWebシステムのサービス(Web API)を組み合わせて新たなサービスを作る“マッシュアップ”の技法を用いる。リクルートが提供するWeb APIは、4種類。(1)中古自動車売買情報サービスの「カーセンサーラボ.net API」、(2)不動産売買や住宅情報サービスの「Smatch API」、(3)国内旅行情報サービの「じゃらんnet API」、(4)アルバイト情報サービスの「フロムエー・ナビ API」。コンテストは、これらのうち一つ以上用いることが条件になる。 審査は、「これまでにない新たな情報サービス」、「一般生活者にとって実用
SunではJava主要技術のオープンソース化をさらに推進。Java配布の新ライセンスと、Microsoftの.Netとの間でWebサービスの相互運用を促進するためのWS-*コンポーネントも発表された。 米Sun Microsystemsは5月16日に開幕したJavaOneカンファレンスで、Java主要技術のオープンソース化やJava配布のための新ライセンスなど一連の発表を行った。 Sunではオープンソース戦略推進の一環としてJavaの主要技術を公開し、サービス指向アーキテクチャ(SOA)開発のための完全なオープンプラットフォームを提供すると説明している。 今回オープンソース化するのはSun Java Studio Creator、Sun Java System Portal Server、Sun Java Composite Application Platform Suite(Java
Webアプリケーションは、GoogleやAmazonなどのAPI提供によってますます身近になった。Web上で展開されているサービスのテクノロジーは、いま何がトレンドなのだろうか? エンジニアやプロジェクトマネジャーが注目すべき指針を示す。 「Webアプリケーション」では、ほかのWebサーバと通信し、その結果を埋め込んでユーザーに表示することができる。これを実現するのが「Webサービス」だ。 Webサービスは、従来まで企業間通信など基幹部分を中心に使うものだと言われてきた。しかし近年は、個人が提供するWebサイトでもWebサービスを使い、取得した情報を埋め込んで出力する例が増えている。これはどのような理由からなのか? この記事では、WebアプリケーションとWebサービスの連携について解説していく。 Webサービスの登場背景は企業間の安全なつながり Webサービスとは、「Web技術を使ってネッ
The Apache Axis Development Teamは4日(米国時間)、Apache Axis2の正式版となるApache Axis2 1.0を公開した。Apache AxisはJavaによるSOAP(Simple Object Access Protocol)仕様の実装であり、Apache SOAP 2.xの後継版にあたる。Apache AxisではApache SOAPをトリーミングモデルを中心に設計し直した上、JAX-RPCやWSDL(Web Service Description Language)のサポートなども追加された。そして今回リリースされたApache Axis2では、Apache Axisでの経験を活かしてSOAPスタックをさらに再設計/再実装した上、SOAP実装だけでなくREST(Representational State Transfer)スタイルのW
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