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ブックマーク / pages.zick.run (4)

  • Portable PrologをCommon Lispで動かした

    Portable PrologをCommon Lispで動かした bit 1982年05月号『Prolog入門(2)』に Portable PrologというLISPで書かれた小さなProlog処理系が載っている。 “Portable” という名前の通り色々な環境で動かすことを前提としており、 ほぼLISP 1.5の機能のみで書かれているため移植が簡単にできるようになっている。 これを少し書き換えてCommon Lispで動かした。 移植の方針 今回は「もとのプログラムを極力書き換えない」という方針で移植することにした。 コードを読んでいると prog を let に書き換えたり、 cond を when に書き換えたりしたくなるような箇所が多々あるが、 そういった気持ちをぐっとこらえ、最小限の変更のみを行った。 実際に変更した箇所 もとのコードが150行ほど。 これに対して変更したのが1

  • C++のテンプレートでLISPを作った話

    C++のテンプレートでLISPを作った話 はじめに 1年半ほど前、C++のテンプレートでLISPを実装した (コード)。 C++コードの「コンパイル時」にLISPが動くというものだ。 実行時にはコンパイル時に作られた文字列定数を表示するだけだ。 どう作ったか覚えているうちに日語の文章を書こうと思っていたのに、 すっかり時間が経ってしまいもはやほとんど覚えていないが、 完全に忘れてしまう前に何かしら書いておこうと思う。 超高速C++テンプレート入門 C++に詳しくない人向けにテンプレートのすごく雑な説明をする。 私自身C++に詳しくないので、多分に間違いが含まれているだろう。 C++に詳しい方は生暖かい目で見守ってほしい。 単純な型 C++の変数には型がある。 整数型の変数には整数しか代入できない。 文字列型の変数には文字列しか代入できない。 int n = 42; // 整数型の変数 s

  • Googleスプレッドシートの名前付き関数でLISPインタプリタを作った

    Googleスプレッドシートの名前付き関数でLISPインタプリタを作った はじめに こんなの を作った。 エラーチェックをサボっていたり、 少し複雑な計算をすると途中で打ち切られたりするが、 それなりに遊べるはず。 Googleスプレッドシートとは Googleスプレッドシートはいわゆる表計算ソフト。 表に色々入力したり、色々計算させたりする。 =SUM(A2:A10) とか書くと2行A列から10行A列までの合計を計算してくれたりする。 スクリーンショットを貼り付けるためのソフトではないはず。 名前付き関数とは Googleスプレッドシートには前述のSUMの他にも色々関数があるが、 ユーザが自分で新しい関数を定義することもでる。 例えばNの階乗を求める関数を定義してみよう。 メニューの [データ] - [名前付き関数] を選択し、 [新しい関数を追加] をクリック。 [関数名] に FA

  • R5RSのformal semanticsをOCamlで書いた

    R5RSのformal semanticsをOCamlで書いた 背景 bitのバックナンバーを読んでいたら見つけた 「プログラム検証入門」という記事(1980年9月〜12月号掲載)が非常に面白かった。 その記事に参考文献として載っていた 「数理情報学入門―スコット・プログラム理論」というを買ってみたら、 これまたすごく面白かった。 こので使っている記号が、R5RSのformal semanticsで使っている記号と 大体同じであることを思い出し、R5RSのformal semanticsを読み直してみたら、 以前よりしっかり理解できて、これまた非常に楽しかった。 楽しかったのだが、 call-with-valuesの定義 がおかしいことに気づいた。 cwv: E* -> K -> C [call-with-values] cwv = twoarg(λε1ε2κ.applicate ε1

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