ひょんなことからおでかけしてきたのがこれ。でそのメモをばここに記します。 「ドイツの図書館におけるデジタル化とグローバル化の先進的な取り組み」 ドイツ・スタディーツアー報告会&ワークショップ シンポジウム+ワークショップ 2010年2月4日(木)15:00 - 17:45 ドイツ文化センター(東京) 1Fホール 参加費:無料 http://www.goethe.de/ins/jp/tok/ver/ja5514432v.htm ドイツ文化センターが企画したという。日本とドイツの図書館員が「デジタル化、アーカイブ、機関リポジトリ、オープンアクセス等について日本からの発表を加え5日間で50を超えるセッション」(当日のスライド資料「スタディーツアーの概要について」堀内美穂氏より)を行ったという。またいくつかの図書館の見学も行われた。開催期間はH22/11/22(日)-H22/11/29(日)の6泊
『みすず』2009年12月号所収のロジェ・シャルチエ「デジタル化と書物の未来」を読んだ。シャルチエと言えばヨーロッパにおける読書の歴史の大御所である。その大御所が、昨今のGoogleをはじめとする書籍の電子化、あるいは電子図書館関連の問題を語るのだから必読であろう。 読むことの歴史―ヨーロッパ読書史 作者: ロジェシャルティエ,グリエルモカヴァッロ,Roger Chartier,Guglielmo Cavallo,田村毅,月村辰雄,浦一章,横山安由美,片山英男,大野英二郎,平野隆文出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 2000/05メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (16件) を見る 書物の秩序 (ちくま学芸文庫) 作者: ロジェシャルチエ,Roger Chartier,長谷川輝夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/04メディア: 文庫 クリック: 4
先日、日中双方10名ほどの有識者による歴史共同研究の報告書が公開されニュースになった。大手紙の社説などでも言及されていた。共同研究は2006年10月安倍晋三首相(当時)が訪中に際し、胡錦濤国家主席との会談で合意されたものだ。近代史については中国側の都合で非公開となったとのことだが、読める部分はどんなものだっただろうかと思っていたら、外務省で電子文書で公開されていた(参照)。 中国側の見解もまとめられていたが私は中国語が読めないのでわからない。この部分も翻訳・合本し、政府補助で安価に販売されたらよいのではないかと思った。新聞などの報道では、暴発ということでほぼ定説化しつつある盧溝橋事件について中国側でも「発生は偶然性をもっているかもしれない」との理解が示されたといった点に着目していたが、他も全体にバランス良く書かれていて、存外にというのもなんだが、よいできだったことに驚いた。なお、盧溝橋事件
トヨタのリコール問題について私はあまり関心をもって来なかった。よくあることではないかと思っていた。4日付けフィナンシャルタイムズ社説「Warning to Toyota: speed can kill」(参照)も、"A recall is a routine occurrence in the industry. (リコールは自動車産業につきもの出来事である)"と割り切っていた。だが、そうとも言い切れなくなったようだ。問題も錯綜してきた。自分なりにまとめておきたい。 今回の一連の騒動のきっかけは、昨年8月28日のこと。カリフォルニア州サンディエゴ郊外の高速道路で、トヨタのレクサスES350が時速190キロで道路柵に激突。乗車4人が亡くなった。カリフォルニア州高速警察隊員マーク・セイラーさん(45)、妻クレオフェさん(45)、娘マハラさん(13)、クレオフェさんの弟のクリス・ラストレラさん(
『ロード・オブ・ザ・リング』『キング・コング』と超大作を連発してきたボクらのピージャクことピーター・ジャクソンの最新作。自分の中では、いくら大作を連発しようがピージャクは未来永劫『ブレインデッド』で『バッド・テイスト』な監督なのだが、それはそれとして、アリス・シーボルト著『ラブリー・ボーン』の映画化である。本作を観るまでは「これまたえらい可愛らしい作品を映画化したものだなあ」と無邪気にピージャクの頭の心配をしていたものだが、観終えた後、スプラッタやスペクタクルな方面以外の演出でも見事にピージャク印が押された本作の出来に、ううむと唸ってしまった。決して手放しでベタ褒めできる内容では無いのだが、監督の作品性、という部分で妥協を許さず、「殺されてしまった主人公はこの世と天国の隙間に居る」と、原作と微妙に異なる設定で贈られる本作は間違いなく賛否両論が飛び交うであろうもの。原作ファンがどれだけピージ
七つの日本的悲劇 最近、某首相が引用したので有名になったガンジーの「七つの社会的罪」ってのがある 1.理念なき政治 Politics without Principles 2.労働なき富 Wealth without Work 3.良心なき快楽 Pleasure without Conscience 4.人格なき学識 Knowledge without Character 5.道徳なき商業 Commerce without Morality 6.人間性なき科学 Science without Humanity 7.献身なき信仰 Worship without Sacrifice さすがガンジーさん、立派なことをおっしゃる。 これ全部ひっくり返してみると、実は日本に最適フィットするのです。 -------------- 1.政治なき理念 Principles without
皆様いかがお過ごしでしょうか?1年の充電期間を経て、東方Project二次創作ミュージックビデオアニメーション『東方活動写真館 ~第二幕~』を発表いたします。2010年3月14日(日) 東京ビッグサイト第7回博麗神社例大祭『む26a』にて頒布予定です。よろしくお願いします。マイリスト:http://www.nicovideo.jp/mylist/18015648HP:http://tohokinemakan.jp/前作:http://www.nicovideo.jp/watch/sm63979732/22 追記無事マスターアップいたしました。今後は、HP内にて、いろいろとお知らせしていければと思います。2/27PV第二弾をアップしました!http://www.nicovideo.jp/watch/sm9856509
前回のメモ https://tu-ta.seesaa.net/article/201002article_2.html の続き。 繰り返し注意を冒頭に。 以下の抜書き&メモに関する注意。いつも書いてるのだけど、これは自分用のメモ。これを読んでその気になってると痛い思いをすることもあるはず(笑)。関心がある人は自分で読んでください。 第二章 ともにある自然 日本の自治の特徴として、欧米の自治は人間だけの自治であったのと比較して、「日本の伝統的な自治は自然とともに暮らす自治であり、その自然は神でもある。自治のなかに自然や神が入ってくるのである」という。おそらく、これは日本だけの特徴ではなく、アジアの、そして世界各地の先住民の自治の形態ともつながるのではないだろうか。 そして、内山さんは次の節で「フランスでも、自然とともに生きている農民たちは、自然と人間を分離してはいない。両者はつねに共振しなが
公共事業投資の投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (本読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題) 脳プロのシンポジウムで、「脳文化人」とか「芸脳人」という言葉があるのを知った。脳文化人は、脳科学の中身を一般に
私が初めて古書ミステリを手がけたのは一九八二年であるから、もう四半世紀も昔のことになる。当時までの古書を扱ったエンタテインメントといえば、梶山季之『せどり男爵数奇譚』などを除けば、せいぜい夢野久作の『悪魔祈祷書』やマルコ・ペイジの『古書殺人事件』、それに野呂邦暢『愛についてのデッサン』などが思い浮かぶにすぎなかった。 そんな時期に古書ミステリを書こうという気になったのは、雑誌「幻影城」の編集長だった島崎博氏(*注)と関わりがある。いまやミステリ愛好家の間で伝説的な存在となっている島崎氏は、一九七〇年代の半ばごろ、神田神保町で古書店を営んでいた。当時都営地下鉄線の神保町駅が開通したのを機に靖国通りに建設された、小宮山書店ビルの中二階である。 かねてミステリ本の収集家として知られた島崎氏が「本を集めるには古本屋になってしまうのが一番」という考えで開業した店である。小さな貸室内で他の店と同居にせ
神戸では雪は滅多に降らないから子供の時はスキーには無縁だった。 スキーなるものを初めて体験したのは、戦後に学校を卒業してから知人の紹介でアルバイトを短期間した時の仲間と一緒に行った近江のマキノスキー場だ。 男の子と二人で深夜に大津港から船に乗り、甲板下の大部屋で大勢が座ったまま眠りながら琵琶湖を渡って明け方に湖北のマキノに着く。 甲板に出て目の前に広がった白一色の雪景色を生まれて初めて見た感激は忘れられない! 戦後2年も経たない生きるのに必死の頃だからスキーをする人数は少なかった。 リフトも勿論無い。 彼に教わりながらスキーを付けて横向きに1っ歩ずつ踏みしめながら登る。汗びっしょりになって頂上に着いて見下ろすと先行者の滑走した跡が曲線を描いて数本見える。 最高の眺めだった。 1時間以上かけた苦労を数分で滑るのが勿体ない、いやそれより尻餅着いて汚すのも・・・。 白銀の世界に酔い、暑くて、手先
2月6日付のニコニコ生放送「世界の新着動画」を完走したこの動画がニコマス界隈で反響を呼んでいますね。 タイトルにもあるように221本ものアイマス動画を主観で選出し、そのひとつひとつを紹介していくという動画。パート1だけでも14分という長尺にも関わらず、種々雑多な視聴者が入り交じる世界の新着動画で完走。しかも、1分ごとにある支持率アンケートが、後半になるほど尻上がりによくなるという快挙。それも納得の面白さ。まさにニコマスとニコニコ動画の歴史の詰ったタイムマシンのような動画なんですね。ある程度以上ニコニコ動画を見てきた人なら思わず見入ってしまうこと間違いなし。 この動画を制作したのはgouzouP。ブログ「はてなで留まってすぐ融解」で熱い紹介記事を書き続けていることでも知られる、愛のニコマス伝道師。この機会に今までgouzouPが制作してきたアイマス紹介動画を紹介してみたいと思います。 gou
郵政民営化を実質的に棚上げした政府・与党が1人当たり合計1千万円となっている郵便貯金の預入限度額を緩和しようと動いている。政府の信用を背負う公的金融を再び膨らませるのは筋違いだ。限度額の引き上げや撤廃はすべきでない。 だが、ここで郵貯の制限を緩和すれば数多くの問題が生じる。まず「政府の信用」を背負った公的金融が資金を吸い上げる懸念である。 預金保険で保護される預金の範囲は残高1千万円までの元本とその利子に限られる。政府が経営支配を続けたまま、ゆうちょ銀の預入限度を広げれば、預金者は1千万円を超す部分にも「暗黙の政府保証」があるとの期待を抱きがちになる。 これもすごい逆走なんだけど、どうしようもないのか、というか、一般銀行の金利が高ければ問題ないか、では…という話か。
人生は、一瞬一瞬が未知に抜ける途上にあり、そのような道を歩くことだと思う。 asin:4560042969 今やっていることはみんなとても新しいことだ、新しい人生の一部だ。 ヴェルナー・ヘルツォーク『氷上旅日記』11頁 どんな状況にあろうが、そう思えるかどうかだと思う。そうでしかないと思う。 asin:4047913243 ノマド(遊牧民)という単語は、牧草地の意味をもつギリシア語からきている。正統のノマドは移動する牧畜者で、家畜動物の所有者・飼育者である。流浪の狩人をノマディック(遊牧する人)と呼ぶのは、単語の意味を取り違えている。狩猟は動物を殺す技術であり、牧畜は動物を生かして役立てる技術である。狩人と遊牧民の心理的隔たりは、遊牧民と農耕者のそれと変わらない。 (中略) 遊牧民の「なわばり」は、季節ごとの牧草地を結ぶ道(path)である。テントに住む者たちは、定住者たちが自分の家や土地
今から15年前、全農から依頼されて、全国の農協と全農のホストコンピュータをオンラインで結んで、農作物の病害虫や雑草を画像を使って検索し、その防除法を調べるためのシステムを調査するよう依頼された。 その際、農協での経費負担ができるだけ少ない方法を採用し、普及率を高めることを図るとした。 この調査を通じて面白いことを学んだのでそれを記す。 調査のためパソコン関係社30社以上を訪れた。NEC、富士通、アップル、ソニー、パイオニア、NTT、ニコン、ミサワVAN、京セラ、ビデオボード制作の各社、画像圧縮を提案している各社(当時jpegの規格ができていなかった)、大日本印刷、凸版印刷、ソフト制作会社等々。 特に画像圧縮に関して各社が試行錯誤している時代だった。NEC本社のある三田界隈にはNECの子会社がひしめき合っていて、それぞれ独自に画像圧縮技術を開発していた。しかし子会社同士が別々の規格を提案して
「……共に過ごして1年が経っても、まだそれでも時々は」 遠くから5人のライブステージを見ながら、ルカは喋っていた。 「あの5人には、どこかに私の知らない絆があると。私より先に1年以上を共に歩いてきたあの5人には、私には入り込めない部分があると、いまだに思うことがあります」 何故、自分は、がくぽに対してこんなことを話しているのだろう。ルカはそれがわからないままに、ただ自然にそう言っていた。 ──なので、がくぽからその声が返ってくるとは、予想していなかった。 「……いや、それは、ルカよりも先立って、むしろ我の方であろうな。先に7か月を共に歩いていたあの五人に入り込めぬ、と感じたのは」 ルカは、ステージを見上げているがくぽの方を見た。 「……然れども、リンより、斯様な話を聞いたことがある」 がくぽは、ステージを見たままで続けた。 「リンとレンも、上の三人の姉と兄には、どうあっても入り込めぬことが
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