食べ物を噛みながら、それがどうやってスーパーへやってきたかを常に考えているわけではないように、グーグル検索でクリックするときも、そのあと実際何が起こっているかを常に考えているわけではない。 それでも、グーグルの背後にいるのが巨大な営利企業であることは、ほぼ誰もが知っている。どのキーワードにどの検索結果を表示するかを決めているのはこの企業だ。図書館のカテゴリーや選書、検索もまた中立的ではないが、そのことを意識している人々はより少ない。 ザンクトガレンにあるジッターヴェルク外部リンク芸術図書館は、展覧会を通じてそのような意識を高めようとしている。図書目録とは、たいていパサパサしていて直感的な要素に欠けるものだ。だが、ジッターヴェルクでの調べ物は異なる。目録の中の書架を「クリック」すると、本の背表紙が写真になって現れるのだ。 夕方、図書館での調べ物が終わったら、書籍は適当な場所に戻せばよい。レー
![進化する図書目録 - SWI swissinfo.ch](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/de79f410f4199000c2f9313457e915e8dad36bfd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.swissinfo.ch%2Fcontent%2Fwp-content%2Fuploads%2Fsites%2F13%2F2021%2F10%2F95913b403de6b5d98fbf697b2a0c98e5-01_derspruchfasstgutwarumkatalogenichtneutralseinkoennen-data.jpg)