著者:イヴァン イリイチ翻訳:岡部 佳世出版社:法政大学出版局装丁:単行本(241ページ) ISBN-10:4588004662 ISBN-13:978-4588004667 内容紹介: 今日「読書」と呼ばれる行為はいつ誕生したのか。中世の神学者ユーグの『学習論』を軸に,その前後における「読書」の意味と役割の変貌を鮮やかな手際で描き出す。 「読書好き」に贈る「読書」の本今回のタカハシはマジメである(いつもマジメだけど)。実は、この「退屈な読書」に連載したもの(事務局注:「週刊朝日」連載時のタイトル)を読み返し、いささか反省しちまったのである。 自分の書いたものではあるが、どうも「読書って面白いなあ、ほんと楽しいなあ」とばかり言っているような気がするのである(まるで水野晴郎だ)。 世の中いろいろ。「苦しい読書」も「耐える読書」も「義務としての読書」も「営利目的の読書」もあるのである。そこで、