4年の休館を経て滋賀県立美術館が開館。「リビングルーム」のような美術館目指す2017年4月からリニューアル整備のため長期休館してきた滋賀県立近代美術館が、新たに「滋賀県立美術館」として開館を迎えた。ディレクター・保坂健二朗が目指す「リビングルームのような美術館」とはどのような姿となっているのか。レポートでお届けする。 滋賀県立美術館の「ウェルカムゾーン」 美術館を県民の「リビングルーム」に 1984年に開館し、2017年から長期休館に入っていた滋賀県立近代美術館が、「滋賀県立美術館」として6月27日に開館を迎えた。 広々とした滋賀県立美術館のエントランスUMA/design farmが手がけた滋賀県立美術館のサイン 同館は当初、妹島和世と西沢立衛による建築家ユニット「SANAA」の設計のもと既存の建物改修と新棟建設をする「新生美術館」計画によって、2020年に開館するはずだった。しかしなが
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