医療情報を積極的に市民に提供し、地域課題解決を目指す東近江市能登川図書館を市議会文教委員会で視察した。図書館は誰のためにあるかを考えるために参考になった。 東近江市能登川図書館は、東近江市内にある7つの図書館で2番目に規模の大きい図書館で、中央図書館ではなく分館の位置づけになる。 この図書館を視察しようと考えたのは、「バオバブ」と呼ばれる地域医療情報を提供していることからだった。 図書館のミッションとして、昨今では、地域課題をどのように解決するかが求められている。ビジネス支援などの取組みは行われているが、住民生活のもっとも基本となる健康について積極的に支援をしていることを以前から聞いていたからだ。 地域課題解決ができるかは、貸出数や蔵書数で評価してきたこれまでの図書館評価とは異なる評価軸ともなると考えていたことも理由だ。 ■地域とつながる 地域医療情報を提供するのが「バオバブ」と呼ばれるコ