7月16日、17日にかけて佐賀県伊万里市と武雄市の図書館を会派視察しました。どちらも全国的に有名な図書館で地理的にも遠くないことから、一方を訪れるともう一方も行く人が多いようです。対照的ともいえる二つの図書館について感想を交え視察報告します。 市民がつくる文化と自治の拠点、伊万里図書館 まず、訪れたのが伊万里市民図書館。「市立」でなく「市民図書館」の名前のとおり、市民のための図書館としてつくられ、設計前から市民が意見を出し合い運営にも携わっている市民参加型の図書館です。建物や内装にもこだわりがあり、中庭を配置した空間や和室や書斎風の部屋、登り窯を模した読み聞かせのためのお部屋などワクワクする感じは文化・芸術に親しむためには大事な要素です。