4月11日(土曜日)、内野安彦氏(元塩尻市立図書館長)による講演会とパネルディスカッションが行われました。その一部を紹介します。 第1部 講演会「ボーダレスな図書館を」図書館と図書館について国立国会図書館が全国の図書館が受けたレファレンス(相談)をまとめ、日本中、世界中の人が見れるようにレファレンス共同データベースを作っている。図書館界はすでにボーダレスである。 図書館と出版界について毎年新刊本は約8万冊出ている。図書館は「借りられるか借りられないか」ではなく、「残しておくべきかどうか」を基準にしないと書店と限りなく同じになってしまう。売れなくても出版点数が少なくても著者や出版社がどうしてもこれだけは伝えたいと作られた良書はたくさんある。このような本にどうやって出会うのか?それは小さな書店では無理である。図書館は出版文化を守る役割がある。 図書館と市民についてアメリカの図書館協会で「図書館