2014年に世界初の免疫治療薬として承認され、話題となったオプジーボ。一方で、日本の医療財源が破綻しかねないといわれるほどの高額な治療費(薬価)でも話題となりま...
2014年に世界初の免疫治療薬として承認され、話題となったオプジーボ。一方で、日本の医療財源が破綻しかねないといわれるほどの高額な治療費(薬価)でも話題となりま...
ホメオパシー(homeopathy)という代替医療がある。健康な人間に投与すると特定の病気と類似の症状をひき起こす物質を、その病気の症状を示す人にごく少量投与することで治療になるというのだ。そんなのは偽科学だろうという非難はネットに多いし、私もホメオパシーは偽科学ではないかなと思っている(とはいえ実際にバリ島でファイアーアントにやられ腕が火膨れのようになったとき、知人の米人が処方してくれたホメオパシー薬で快癒した経験があるのだが)。先日のエントリ「[書評]代替医療のトリック(サイモン・シン、エツァート・エルンスト): 極東ブログ」(参照)の該当書も、ホメオパシーを闇雲に偽科学と断罪するのではないものの、無効であるがゆえに社会的に有害な治療だと論じていた。 欧米の文脈ではそういう議論もあるだろうと思うし、そうした議論の興隆から英国では先日、英国民保険サービス (NHS: National H
水は体にいい、というイメージはあっても、その理由を明確に知っている人は少ないのではないでしょうか。これから挙げていく水が体にもたらす効果は、どんなサプリメントや健康食品でもカバーしきれないほど多岐にわたっています。 毎日水を飲む習慣を持つのは簡単なことではありませんが、おそらくジュースやコーヒー、紅茶など、何らかの手段で水分は取っているはずなので、代わりに水を飲むようにすれば不可能ではないはず。また、普通に暮らしている人の多くは一日に必要な量の水を飲んでおらず、知らず知らず脱水状態に陥っているため、意識して水を飲むようにすることはとても大切です。 詳細は以下から。 9 Great Reasons to Drink Water, and How to Form the Water Habit - by Dumb Little Man ◆水が体にいい理由 1:体重が減る 日常的に飲
■問題点の概観:Chromeplated Rat経由で、毎日新聞まいまいクラブの「代替医療は玉石混交」という記事を知った。代替医療は玉石混交であり、「事実上、野放し」になっている点を批判的に紹介している。2006年、つまり、4年前の記事であるが、民主党政権が代替医療に好意的である今こそ、多くの人に読まれるべきであると考える。リンク先で全文が読めるが、少し引用しよう。 ■代替医療は玉石混交=石田宗久(西部経済部)(毎日新聞まいまいクラブ) 代替医療というより“オカルト医療”というべきケースも取材した。福岡市の歯科医は「万病の原因は歯にある」と主張し現代医学を非難。一般の歯科で使われる金属は有害だとして取り除き、「独自開発」という触れ込みの金合金と交換してかみ合わせを調整する「歯臓(はぞう)治療」で全身疾患を治すと豪語する。さらに、患者は頭部かららせん状のエネルギーを放射し「見つめるだけで水を
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン ほんの少し前、私たちは保険会社の不払い問題を目の当たりにしました。それにもかかわらず、医療費の不安を医療保険の加入でカバーするという行動パターンに大きな変化はないようです。最近は「先進医療特約」を前面に押し出して医療保険のニーズ喚起を行う商品が現れました。宣伝の効果なのか、「先進医療特約」を付けるために保険の見直しを考える方がずいぶん増えているように感じます。 私はこれまで生活設計のお手伝いをするFPの立場から、医療費の不安をあおられて保険加入に誘導され、大切なお金を医療保険につぎ込むことにより使えるお金が減り、そのことが惹起する危険に警鐘を鳴らしてきました。しかし、それはまだお金の問題にとどまっていました。 最近の保険商品の売り方を見ている
■代替医療のトリック(サイモン・シン著, エツァート・エルンスト著, 青木薫訳)。原題はTrick or Treatment?。著者の一人のサイモン・シンは、サイエンスライターとしてトップクラスであり、暗号解読やフェルマーの最終定理といった著作がある。「代替医療のトリック」も含め、いずれも青木薫による翻訳である。私は、サイモン・シン+青木薫という組み合わせの本は自動的に買うことに決めている。もう一人の著者のエツァート・エルンストは、プロフィールによれば、「代替医療分野における世界初の大学教授」であるとのこと。「著者論文多数」ともあるが、Pubmedで調べてみるとその通りであった。たとえば、「"Ernst E"[Author] and homeopathy」では73件が引っ掛かった。これからは、良く知らない代替医療について調べたいときには「"Ernst E"[Author] and 」を付け
平成22年1月29日 全国保険医団体連合会 柔道整復師施術療養費に関するアンケート調査結果 平成21年11月11日に開催された政府の行政刷新会議による事業仕分け作業において指摘されたように、医療保険から支払われる柔道整復師による療養費は年々増加し、平成19年度には約3,377億円に達しています。これは、診療所入院外医療費でみると、産婦人科の1,932億円、小児科の3,334億円を上回る額です(別紙1 図1)。 当会は、平成21年12月にインターネットを用いた柔道整復師療養費に関するアンケート調査を実施し、整形外科医229名、一般市民200名から回答を得ました。 厚生労働省の抜き取り調査によれば、柔道整復師の請求の99.2%が捻挫、打撲であり、しかも3部位以上が50.5%を占めていますが、これは余りにも実態と乖離しています。 整形外科医を対象としたアンケートによると、外来レセプト
開業医の方が書かれたインフォームド・コンセントについての記事だ。読んでいて何か違和感を感じたが、数日忘れたまま放っておいたらふと一貫した説明がついたのでご紹介: 自己決定とパターナリズムのあいだ – Dr.Poohの日記 総合診療誌JIM1月号に掲載されていた内田樹氏と岩田健太郎氏の対談を読みました。冒頭から「インフォームド・コンセントはダメである」と断言してしまうあたり,医学雑誌としてはかなり刺激的です。内田氏によればインフォームド・コンセントという概念そのものがきわめてアメリカ的であって,日本では受け入れられるのかどうか疑問を呈しています。 内田樹さんの文章については以前もとりあげたが(人間も労働も特別じゃない)、今回も否定的にならざるをえない。何度か指摘しているが(例えば、アメリカは実名志向か)、日本的かアメリカ的かという切り口はあまり意味がない。アメリカ的だから日本では受け入れられ
ライフネット生命保険代表取締役副社長/岩瀬大輔 拙著「生命保険のカラクリ (文春新書)」(文春新書)は、発売後1週にて増刷決定、その後も版を重ねた。多くの経済紙やブログで好意的な書評をいただくなど、「生保の本は売れない」という出版業界の定説を覆す売れ行きを見せており、大変有難い限りである。 刺激的なタイトルとは裏腹に、業界人からすれば「当たり前」のことしか書かれていないこの本が、一般読者の目に新しく映ること自体、これまで生保業界が売り手と買い手の間に存在する「情報の非対称」を守り続けることに成功し、それを収益の大きな源泉としてきたことを表している。 本エントリーでは、我々の生活に大きな影響を与えるにもかかわらず、紙面の制約ゆえに同書では十分に書ききれなかった、もう一つの話題について論じたい。 保険会社の熱心なPR攻勢の結果、いまや伝統的な死亡保障を抜いて圧倒的な国民的人気を得るに至った、民
マーガリンやスナック菓子などの原料に含まれ、多量に摂取すると健康に悪影響を及ぼすとされるトランス脂肪酸について、福島瑞穂消費者行政担当相は24日の閣議後会見で、食品への含有量の表示義務化を検討するよう消費者庁に指示したことを明らかにした。 トランス脂肪酸は、多量に摂取すると動脈硬化や心臓疾患などの発症リスクを高めるとされており、欧米などでは食品への含有量の規制や表示の義務化が進んでいる。国内でも消費者団体などから、規制が必要だとの要望が上がっていた。 福島担当相は「日本人の(一般的な)食生活では摂取量が少なく、すぐに問題になるようなことはない」と述べる一方、「偏った食事をしている場合には問題になりうる。表示をする方向で検討すべきだ」とした。 最近の食生活の傾向として、1日3度の食事をスナック菓子や菓子パンで済ます人もいるという。食品安全委員会は、「トランス脂肪酸は、スナック菓子やビスケット
毎週約700品目から自由に選べて、Webでの注文ならスピーディーでとっても便利。食品から生活雑貨まで揃うので、お買物の手間を減らせます。さらに、対象商品の購入やお友だちのご紹介でポイントもたまるのでおトク! ご注文いただいた商品は週に一度、決まった曜日に重い荷物でも玄関先までお届けします。お留守の場合は、留め置きも可能です。 安心して口にすることができる野菜をお届けするため、扱う野菜の約8割は無農薬(*栽培期間中農薬不使用)です。ただ、どうしても農薬を使わなくてはならない時は、厳しく制限された自主基準によって、種類や量・回数をギリギリまで絞り込み、さらにその情報を公開しています。 有機農法で育てた野菜は、地球にやさしいだけではなく、何より本当においしい。それは、「野菜が持つ本来のおいしさが味わえる」という利用者の声からもわかります。 素材の味がしっかりしているから、シンプルな味付け、調理法
7月に入って、日増しに暑くなってきましたね。 いよいよ夏が本格化してきて、寝苦しい熱帯夜のことを思うと少しうんざり。 最近、その対策として、ひえひえマット(Hie Hie mat)を購入したのですが、これが気持ち良過ぎて快適すぐるので、ご紹介。 これは、ジェル状タイプのものではなく、中に塩の結晶が入ったもので、常温のままで冷感が持続するという優れものです。特に冷蔵庫なんかで冷やす必要もありません。 私も実際に使っているのですが、体に直接あてたまま横になると、、、冷たいです。正直寒いです。 なので、使うときは、厚手のタオルを冷え冷えマットの上にかけて、その上に寝そべるとヒンヤリして、物凄く気持ちよく眠れます。 はっきり言って、冷房は不要かもしれません。というか、私はコレがあれば不要です。 あと、やはり1時間くらい同じポジションで寝ていると、ヒンヤリ感はなくなりますが、その時は寝返りをうてば復
新型インフルエンザに関して、個人的に見ているページのリスト。 全ては公開情報で、基本的に、医療従事者だけが知りうる秘密の情報だとか、 我々だけに伝えられる、特殊な情報ルートとか、世の中にはたぶん存在しないはず。 海外のサイト CDC の翻訳版 CDC の新型インフルエンザに関するページ。Google 翻訳版。ある程度速報性があって、間違いなく公式の情報。 紋切り型の文章が多いからなのか、Google 先生の翻訳が案外読みやすくて便利。 2009 swine flu outbreak - Wikipedia, the free encyclopedia Wikipedia の新型インフルエンザに関するページ。世界の感染者数だとか、ニュースについて素早く更新される。 自動翻訳は、あんまり役に立たないので、英語のまま、数字を拾ったほうがいいと思う。 日本語のサイト こういうのはいくつかまとめて追
東京医大感染制御部の松永先生が一般向け資料を和訳してくださいました。 松永先生は米国で感染症の専門医となられたあと帰国し、東京医大でコンサルテーション等に関わられています。 共有する許可をいただきましたのでブログで紹介させていただきます。 (ご厚意でいただいたものです。ご利用にあたっては内容・方法についての判断・責任は各人・機関でおねがいします) ------------------------------------------------------------------------ CDCの豚インフルエンザ情報の和訳 http://www.cdc.gov/swineflu/swineflu_you.htm(2009/04/24発行 2009/04/25 訳) ■豚インフルエンザとは? 豚インフルエンザはA型インフルエンザウイルスによって起こる豚の呼吸器疾患です。豚の間ではアウトブレ
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