江蘇省南京市在住の男性が9月末、4歳の息子とその姉を連れて富士登山を試みた。目的は山頂で「釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)は中国領」と主張することだった。 食料や飲料水、防寒など何の備えもせずに登山したため、疲労と飢え、寒さに苦しんだ。結局は8合目の山小屋にいた日本人の助けを得て、無事下山できた。中国でも同話題は注目を集めた。インターネットでは賛否両論が出たが、4歳の息子を危険にさらしたことへの非難は多い。 父親と、連れられた幼い子2人は5合目から歩いて富士山頂を目指した。小雨も降り出し、気温は摂氏0度程度にまで下がった。 父親は「途中に売店が多くあるだろう」と考えていたが、山小屋なども少なく、あってもシーズン外なので、ほとんどが閉鎖されていた。子ども2人は途中で泣き出し、一時は歩くこともできなくなった。 8合目には人のいる施設(山小屋と思われる)があった。そこにいた比較的高齢の日本人数人に