確かに、僕もほとんど毎日、ラジオ番組の生放送に出演しているなかで、そう実感することは多い。言葉の言い回しひとつをとっても、どんどん自由がなくなっている気がする。また、法律上オンエアできない曲はないことになっているが、ラジオの現場では存在している。そのほとんどは60〜70年代の曲だ。一方で最近の曲で放送しづらいものはあまりない。表現を規制しているものがあるとすれば何なのか。本特集を読めば、「特定の誰か」ではないことがわかるだろう。では、問題は何か。ミュージシャンをはじめ、楽曲の発売に関わる人、放送する側へ取材を進めた。 本特集を作るひとつのきっかけになった難波章浩と、ぜひ語ってもらいたい人がいた。70年に結成した頭脳警察は、過激なパフォーマンスと革命精神に満ちた歌詞で、ある意味、表現の自由を獲得すべく戦ってきたバンドのひとつだ。その中心人物であるPANTAは、現在の音楽における表現の自由をど
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