小笠原諸島の南の硫黄島で、12日午前、海面から5メートルから10メートルほどの高さまで海水が噴出しているのが確認され、気象庁は「海底噴火が発生していると見られる」として、沿岸などでは引き続き噴火に警戒するよう呼びかけています。 このため、気象庁は硫黄島で「海底噴火が発生していると見られる」と発表しました。 硫黄島では今月8日に火山性地震が増加し1日で500回を超えたほか、11日午後8時ごろからは火山性微動も観測されているということです。気象庁は、硫黄島では活発な火山活動が続いていて、今後も噴火が発生するおそれがあるとして火口周辺警報を継続し、過去に噴火が起きた場所や沿岸では引き続き噴火に警戒するよう呼びかけています。 現在、硫黄島には自衛隊の基地はあるものの、一般の住民は住んでいません。