2013年11月29日 自分たちで設定した防空識別圏で、苦悩する中国 中国ネタをメインとしているものとして、やはりこの話題には触れておかなくてならないだろうということで、防空識別圏について少し。 久々の感がなくもありませんが、『環球時報』が掲載していた「国防部回应日军机进我防空识别区:全面掌握情况」という記事がいろいろ興味深かったので、これをネタ元とさせていただきます。 1 記事の紹介 この記事は、11月28日の,中国国防部の定例記者会見をまとめたものですが、それなりにボリュームがあるので、私が関心を覚えたところの一部抜粋・要訳という形で紹介させてもらいます。 記者:中国の防空識別圏設定以降、日本の政府やメディアはこれは中国側が一方的に現状を変えることを宣言したのもので、「意外」な事態を招きかねない危険な行為としている。これについてどう思うか。 回答 中国が防空識別圏を設けるのは、全く正当
2013年06月12日 パクリを後悔しはじめている中国 『Record China』が掲載していた「韓国の高麗人参、中身は中国産なのに価格は中国の9倍―中国メディア」という記事がいろいろ興味深かったので、これについて少し。 1 記事の紹介 一言で言ってしまうと、「韓国で販売されている高麗人参はほとんどが中国産だが、韓国ブランドになるだけで、その販売価格は中国からの輸入価格の9倍にも跳ね上がる」が、これについて「中国の業界関係者は『ブランド力の違いだ』」として、「韓国の高麗人参ブランドに対抗できない現状を嘆いている」という記事です。 2 国際基準 どうしても中国というとコピー商品が氾濫しており、「パクリ大国」としてのイメージが強くありますが(中国での「クレヨンしんちゃん」関連グッズ販売を巡る争い)、中国政府などは世界に対抗できる中国ブランドを育成しようとして躍起になっております。 こうした戦
2013年05月05日 中国人が行列を作らず、物を奪い合う要因 『Record China』が掲載していた「中国人はなぜ『モノの奪い合い』に走るのか?―中国メディア」が興味深かったので、これについて少し。 1 記事の紹介 日本語の記事なので元記事を読んでもらえば済む話ではありますが、私なりに記事をまとめさせていただきます。 5月3日『人民日報(電子版)』 4月3日、上海で初のH7N9型鳥インフルエンザ患者が報告された。江蘇省衛生庁がこれに対し、「漢方薬・板藍根の予防効果は高い」との公告を発表すると、新型SARSが流行した10年前同様、人々が先を争うように板藍根を買い求める騒動が起こった。 結果、一部の地方では品切れ状態となった。2年前、福島原子力発電所での放射能漏れ事故が発生した時にも、人々が塩を買い占めるという現象が起こり、塩の値段が急騰した。 こうした状況をみると、「中国人はどうしてす
2012年02月16日 ブータンの難民問題と国に対するイメージ 1 ブータンの難民問題 『読売新聞』が「論点」で「『幸せの国』の難民問題」という記事を配信しており、いろいろ思うところがあったので、これについて少し。 記事の概要は、昨年の国王来日を機に、ブータンは「幸せの国」として知られる様になったが、この国は多数の難民問題を抱えているというものです。因みに、ブータンの人口73万人に対しピーク時で11万人もの難民を抱えていたそうです。 因みに、これを書かれたのは元国連難民高等弁務官事務所職員で、ブータン難民への援助活動を担当したこともある根本かおる氏です。 2 難民問題の歴史的背景 記事によると、以下のような歴史的経緯があったとのことです。19世紀末以降、ネパールから土地を求めて多数の人がブータンに移住してき、20世紀半ばまでにブータン国籍を取得しました。 しかしブータン人がチベット仏教徒だ
2012年01月29日 中国の学級崩壊の様子(写真) 中国では変化がものすごく早く、しばらく行かないでいると、本当にこんなのがいつの間にできたのだと思うことがよくあります。それはネットでも同じで、私が知らないだけで、いろいろなサービスが開始されています。 1 写真投稿サイト ただ、そこはそれ中国ですので、どこかで見たものが多く、ツイッターの中国語版とか、YOUTUBEの中国語版だったりするわけですが・・・。今回たまたま見つけたのは2ちゃんねるの写真投稿版とでもいうべきもので、いろいろ面白い写真が掲載されておりました。 ホームページの名前からして『貼貼』なので、おそらく元々のコンセプトは自分で撮った面白い写真などを投稿して、みんなでいろいろコメントを書き込んだりして楽しもうというものだったかと思います。 しかし、よくあるパターンで結構自分で撮ったものではないものを張り付けるのが出てくることと
2012年01月19日 中国人の世界各国に対するイメージ よくお邪魔させてもらっているブログに中政驿 第2月台 「Teingrad」(中国語)というものがあり、いつも面白い中国語の記事などを紹介してくれているのですが、そこで紹介されていた「中国人の世界観」という記事が大変おもしろかったので、これについて少し。 これは『環球網』が中国人ネットユーザーを対象に、中国人が世界各国に対してどのようなイメージをもっているかをアンケート形式で調査したものです。『環球網』にも特集頁「中国人の世界観」が儲けられており、とても興味深い結果がならんでおります。 1 10大国家に対するイメージ それによると世界の10大国家に対する中国人のイメージは以下のとおりとなっております。 アメリカ:覇権、強大、傲慢 ロシア :強硬、軍事強国、土地が広く物資が豊富 イギリス:植民地、侵略、略奪 日本 :反中国、変態、軍国
2012年01月17日 中国に新天地を求める女性とそれに対する反応 『環球網』が「日媒称日本女性厌倦日企男尊女卑纷纷来华发展(日本マスコミ 日本女性が日本企業の男尊女卑に嫌気がさしており、中国に発展に道を求める)」 という記事を掲載しておりいろいろ面白かったので、これについて少し。 1 『環球網』の記事 この記事は『共同通信』の記事を『環球網』が翻訳したとして記載されているもので、『共同通信』の該当記事がないかどうか探したのですが、見つけることができませんでした。私の探し方が悪いのかもしれませんが、中国のこういう記事は結構出典を間違えて記載していることがあるので、もしかすると出典記載が違っているのかもしれません。 そのため元記事はおそらくそんなに話題にならなかったと思われるのですが、それが中国で翻訳され、その後再度日本語に訳され、反響を呼び、話題になったというある意味逆輸入のような記事です
2012年01月14日 中国人女性留学生は愛人になることを希望している? 『羊城晩報』が「律师称大多数中国女留学生希望被包养 引发骂战」(弁護士が大多数の中国の女性留学生は愛人にあることを希望しているが、論争を呼ぶ)という記事を掲載しており、いろいろおもしろかったので、これについて少し。 1 弁護士の書き込み これは元ニューヨーク大学教授で中国系アメリカ人で弁護士をしている海明氏が中国版マイクロブログに書いた内容が話題になり、いろいろな意見が寄せられたというものです。彼の書いた内容は大体以下のとおりです。 中国から来た20歳の女子大生と知り合った。彼女の英語は素晴らしく、背が高く、特技はバイオリンということだった。妹のような感じで、一緒に街を歩いて買い物をし、一夜の関係をもった。 その後、彼女から学費を援助してくれないかという申し出があった。後で知ったのだが、彼女はかつて62歳のタイ人の愛
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