2011年はタイの半世紀ぶりの大洪水だった。 このため、2012年は、逆に乾季の旱魃が心配されそうだが、 年が明けた1月上旬現在、むしろ早くも、5月~10月の雨季に、 再び洪水が来そうなことが心配されている。 タイお得意の占い師の予言ではなく、 主要ダムの水量がこの時期、例年に比べて、異常に高いからである。 昨年の洪水の折りお見せした、メガダム「プミポン・ダム」(容量135億㎥)の 1年間の水位の変化を見ていただきたい。 昨年の今頃1月10日ごろの水量は81億㎥。貯水率で60%。 前年2010年12月初めをピークにダムの水位は、4月末まで 5ヶ月間は、雨が降らないので下がっていくのだ。 2010年の今頃も85億㎥(63%)あった。 「プモポン・ダム1年間の水位の変化から判ったこと 2011-11-4」 http://uccih.exblog.jp/14883729/ 2011年はそれでも洪
今年、いよいよ団塊の世代が高齢者(65歳以上)の仲間入りを始める。言うまでもなく、今後、高齢者向けの事業は大きなビジネスになっていくだろう。しかし、「高齢化社会の進展=シルバー顧客の増加」という需要面の変化ばかりに注目するのはもったいない。 本稿では、高齢者は有力な労働力にもなりうるという供給の側面から、新たなビジネスチャンスについて考えてみたい。 1.日本の高齢者のポテンシャル(注1) まず、日本の高齢者の状況を国際比較したデータを確認しよう。下記のグラフは、高齢者の健康状態を比較したものである。 まったく不自由なく日常生活を送っている割合は約90%にも達しており、米、韓、独の60%台と比較すると日本の高齢者は圧倒的に元気である。 下記のグラフは、経済面での比較である。 経済面で困っていない人は50%を超えており、他先進国よりも高い。あまり困っていない人も含めると80%を超えており、全体
ジャーナリスト。アジア・ビズ・フォーラム主宰。上海財経大学公共経済管理学院・公共経営修士(MPA)。およそ15年滞在した上海で情報誌創刊、“市井の息遣い”から時代の変遷をウォッチ。「中国取材はデッサンと同じ。あらゆる角度から取材して光と影で実像をつかむ」を持論に30年近く中国に向き合う。近年は中国からの人や資本の流入をフォロー。ダイヤモンド・オンライン「ChinaReport」は10年を超える長寿コラム。 著書に『中国で勝てる中小企業の人材戦略』(テン・ブックス)、『インバウンドの罠』(時事出版)『バングラデシュ成長企業』(共著、カナリアコミュニケーションズ)、『ポストコロナと中国の世界観』(集広舎)ほか。内外情勢調査会、関西経営管理協会登録講師。宅地建物取引士。3匹の猫の里親。 China Report 中国は今 90年代より20年超、中国最新事情と日中ビジネス最前線について上海を中心に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く