小学校の道徳の教材にも採用されることになった「江戸しぐさ」。江戸時代の商人の行動哲学で、他人を思いやり他人と共生するためのマナーを指す。 「江戸しぐさ」は企業が社内教育に用いたり、自治体や教育機関に高く評価されたりと、幅広い層に支持されている。 「江戸しぐさ」を初めて正面から批判した本が発売された。歴史研究家の原田実による『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統』(星海社新書)だ。 原田は「江戸しぐさ」を「実際の江戸時代の中で使えそうなものは皆無」と断言し、「現代人が現代人のためにつくったマナーとしか思えない」と否定する。本書は、どこがどのように誤っているのかをはっきりと指摘し、なおかつ江戸しぐさが現代日本で普及した経緯や、創始者の芝三光がどういう人物であったのかも探る一冊だ。 はじめに 「江戸しぐさ」を読み解く三つの視点 第一章 「江戸しぐさ」を概観する 第二章 検証「江戸しぐさ」パ
明治天皇の玄孫で日本オリンピック委員会会長の長男でもある竹田恒泰氏が28日、フジテレビ系の『ノンストップ』に生出演。五輪選手に「負けたのにヘラヘラと楽しかったはあり得ない」などと発言したことの真意を説明したが、同席したカンニング竹山ら出演者から強い反論を受け、ほとんど理解を得られなかった。 <貴重ショット>小さい頃から「王子様」な羽生選手 竹田氏は、自身のツイッターで「負けたのにヘラヘラと『楽しかった』はあり得ない」「日本は国費を使って選手を送り出している」などと選手に向けて“注文“をつけていたことに、「ソチの開幕前につぶやいた。誰か特定の選手に向けたものではない。国を背負っているのだから、立派に振る舞ってほしい。今回の選手は非常によかった」など弁明した。 それでも、竹山や千秋、西川史子らは頑張る選手に注文を付けることに納得できず。竹山は「オリンピックに行った選手を応援して、無事に帰っ
4月10日、日曜日。満開の桜が咲き誇るこの日の東京で一番熱かった場所、それは間違いなく高円寺(杉並区)だったと思います。この日の午後、高円寺周辺に集まったのは1万5,000人を数えるたくさんの人々。目的は、お花見ではなく「反原発」を訴えるデモ行進でした。 このデモ、日本人の多くが想像する典型的なデモとは明らかに様子が違っていました。当日撮影された動画を見ると、参加者は若者が圧倒的多数。買い物にでも来たようなカジュアルな服装で、それぞれユニークなプラカードやフラッグを片手に高円寺の街をにぎやかに練り歩いています。中には仮装している人やラップ調でメッセージを発するDJもいて、一見するとお祭りのようにも見えるほど。かつて、日本でこんなに明るくオープンな雰囲気のデモがあったでしょうか。この光景を目にした誰もが、これまでとは明らかに違う何かを感じたことでしょう。 さて、このような原発に対する若者の抗
[ストックホルム 5日 AP] ストックホルムのカップルが、新婚旅行中に6回も自然災害に遭うという試練を体験した。 ステファン・スバンストロームさんと妻のエリカさんは昨年12月6日、娘を連れて4カ月間で世界中を回る新婚旅行に出発した。まずドイツ・ミュンヘンで欧州最悪の吹雪に遭遇、立ち往生した。 でもこれはまだ序の口だった。 次はオーストラリアのケアンズでサイクロンに遭遇、ブリスベンで洪水の被害に遭い、パースでは山火事に巻きこまれた。 スバンストロームさんは、ケアンズでサイクロンに遭遇したときのことを思い出しながら「命からがら逃げ出しました」と語った。ショッピングセンターで2500人の被災者と一緒に過ごした。「木が何本も倒れ、道路に枝が散らばっていました」。 そしてニュージーランドに到着する直前に、クライストチャーチでマグニチュード6.3の地震が発生、そして最後に東京で、史上空前の東日本大震
震災当日、休暇をとって家族旅行中だった本誌記者は、福島県いわき市の「スパリゾートハワイアンズで被災」。そこで記者が見た「スパリゾートハワイアンズ」スタッフの「プロフェッショナルな姿勢」とは? 3月11日。運命の日。記者は福島県いわき市にある「スパリゾートハワイアンズ」で被災した。久々にとった有休休暇。家族サービスと称し、妻と2歳10か月の息子を連れ、無料送迎バスでホテルに到着し、わずか1時間半後の震災だった。知らない土地、さらには水着のままの避難という、非日常的な状況下での悲劇ではあったが、ここで被災したことは不幸中の幸いだったのだと、今にして思う。それも、特上の。 まず、ここはガス、水道、電気という、いわゆるライフラインがすべて生きていた。そのため、さまざまなメディアで報道されている被災地のように、寒さに震えたり、暗闇に怯えたりすることが一切なかった。しかも、食料の備蓄があり、東京に
今、全国のアート系書店で売れまくっているという『RAINBOW IN YOUR HAND』なる本をご存知だろうか。一見、黒いシンプルな色見本のような本なのだが、パラパラマンガのように手のひらの上でめくるとあら不思議、手のひらの上にアーチ状の小さな虹が出現するのです。 36枚の真っ黒な紙にまったく同じ大きさの7色の四角形が印刷されており、目の残像を利用した仕掛け絵本というわけ。なるほど、これを最初に思いついたその発想力がすごいです。グレイト! ファンタスティック!! と思わず外国人モードで叫んでしまいましたよ。タイトルが英語なので輸入ものの洋書かと思いきや、意外にも著者は日本人だしれっきとした日本製の本。 作者である川村真司さんは、広告代理店でコピーライターやアートディレクターを勤めるかたわら、創作活動を行っているアーティスト。学生時代は、慶應義塾大学の佐藤雅彦研究室に所属していたそう(佐藤
(上)右斜め→「あなたが好き」は、花と蝶に囲まれた乙女な絵柄で。<br>(中)2枚の切手を離して斜めに貼る→「2人きりで、話したいのですが……」。こんな手紙が送られてきたら、ドキッとしそう?<br>(下)3枚の切手を並べて逆さまに貼る→「愛してる、結婚しよう!」。3種類のお花柄を、プロポーズのブーケ代わりに 中国の文化に詳しい友達がいるのだが、先日彼女からこんなおもしろい話を聞いた。ハガキや封筒に切手を貼る際、日本ではまっすぐに貼るのがあたりまえと思っているが、中国では貼り方で相手へのメッセージを伝えるという場合があるらしい。 中国では切手のことを「郵票」というそうだが、たとえばこんなふう。 右斜め→「あなたが好き」 逆さま→「もう怒らないから許して」 左斜め→「ごめんなさい、私が間違っていました」 2枚の切手を離して貼る→「嫉妬しています」 2枚の切手を離して斜めに貼る→「2人きりで、話
写真は昨年台湾のマクドナルドの“ハッピーセット”でもらえたキティちゃんグッズ。これも、「萌〜!」でしょうか? 先日、ある雑誌の取材で、台湾から日本に観光に来ている女の子たちと話す機会を得た。 台湾での日本の人気について聞いているうち、女の子たちが何か見るたび、口々に言う「モン〜!」だか「ミン〜!」だかが、どうにも気になってしまった。 聞いてみると、コレ、「萌え〜!」のことらしい。なんと、いま、台湾では女の子などが会話中で頻繁に使っているのだという。 「台湾には、もともと『萌』という漢字がないので、くさかんむりの下の『明』という音で読んでいるんですよ」 と言うのは、台湾から日本に来て10年以上になる男性。 女の子たちに実際に、「萌(ミン?)〜!」をどんなときに使うのか聞いてみると、「幻想的で美しいものについて言う」ということだったので、日本で使われるソレとは、ニュアンスが違うというか、もっと
シカゴ現代写真美術館、そしてニューヨークのジェンキンズ・ギャラリーで今月末まで「ラブホテルズ」なるエキシビションが開催され話題をよんでいる。 タイトル通り、ラブホテルの写真、しかも“日本の”を集めた写真展である。 公立学校で英語の先生として8カ月を日本で過ごした、というフォトグラファーのミスティー・キースラーさん(女性:29歳)が、撮影したラブホテルの部屋シリーズだ。 「京都に住んでいた時には、桜や富士山の写真を撮ろうとしていたんだけど、その手の写真は、凄く良い写真がすでにあるでしょ。私には典型的な日本の写真は撮れないっていうのもわかったのね。 ロンリープラネット(旅行ガイド)に出ていたラブホテルというものを知って、こんなの絶対にアメリカにはないし、これを撮ってみたい、と思ったの。 滞在日数も残り少なくなってきて、自分にハッパをかけながら、一件のラブホテルに入っていったの。そこから、このラ
寒い冬はついつい厚着になりがちだけど、厚着しすぎるといまいち垢抜けない。冬だってオシャレを楽しみたいのに〜! そんな寒がりな女性の悩みを一気に解決してくれる製品が「ホットベリー 透明はらまき」(株式会社B&Cラボラトリーズ)。 塗るタイプのホットクリームだ。 同商品はもともと2005年に個数限定で発売。大好評だったため、2006年10月下旬から再度限定で復活中だ。以前コネタでも紹介した「ぬるホッカイロ」と同様に手足に塗って使うことともできるが、他にも女性に嬉しい特徴がたくさんあるのがポイント。 まずはなんといっても「腹巻」替わりになるということ。女性はどうしてもおなかまわりが冷える。数年前には若い女性のあいだで腹巻がブームになったこともあり、以前に比べれば腹巻のファッション性も高まっているが、やはりおなかまわりが多少もたついてしまう。そんな「腹巻」の替わりになることをメインに謳っているとは
○○ちゃん、いったいどっちに行ったらいいのかな……と、視聴者もハラハラドキドキするのが、醍醐味です(写真はイメージ)。『はじめてのおつかい! 小さな勇気の大冒険!』は1月8日(月)午後9時00分〜午後10時48分、日テレ系で放送。 日テレ系の人気番組『はじめてのおつかい』。 今年で17年目を迎えて、新春に第43作目を放送するのだが、最近、ちょっと気になるのは「過去のVTRが増えているのではないか」ということだ。 こんな物騒な世の中で、「はじめてのおつかい」をさせるのって、現実問題として、親にとってはすごく不安があるもの。それでもなお番組を存続させていく苦労はどんなことなのか。プロデューサーの岩間玄さんに聞いてみた。 「子どもをめぐる犯罪が増え、まちのあり方や子どもを取り囲む環境なども変わってきてますので、何百倍も気を遣う部分はありますよ」 かつてはシンプルに「おつかいにだしてみよう」という
今シーズンも、お歳暮にハムを贈った人、贈られた人も多いかと思うが、「ハム」といえば、まず一番身近な存在が、ロースハムだ。でも、コレ、日本固有のものだって、知ってました? 「元祖ロースハム」を作ったローマイヤ株式会社に、そもそもの誕生のきっかけなどを聞いた。 「本来、ハムというと豚のモモを使った『ボンレスハム』が世界中でもてはやされてきました。でも、ローマイヤ(株)の創業者、アウグスト・ローマイヤが大正10年に、余っていたロースを処分するのにどうしたら良いかということで、作ったのが、この『ロースハム』だったんです」 と言うのは、広報担当の梅本さん。 品川にハム・ソーセージ工場を建てたため、品川からほど近い、横浜・中華街にロースの処分を出していたが、「良い方法はないか」と検討した。 だが、ロースの長細いかたちをハムにするのは食べにくく、難しく、「丸くしたらどうか」と、思いついたのだという。 「
和物のグミという、斬新な「かわり みたらし団子グミ」。タレは中に入ってます。もっと団子感をだすため、せっかくなので串にも刺してみた。 ふつう、グミのフレーバーといえばフルーツ系だが、いよいよグミも和物の時代なのか。 「かわり みたらし団子グミ」というこのお菓子、パッケージを開けてみると、そこには白っぽく半透明のグミが。タレのかかっていない団子のようにも見えるが、みたらしといえば、あの甘くてしょっぱいタレ。タレはどこだ。 タレは、グミの中。噛むとペースト状になった味のものが出てくるフルーツ味のものなどが、よくあるが、あれと同じ。「しょうゆ風味甘ダレ」が、「だんご風味のグミ」に包まれているかたちでできていて、グミを噛むとタレが出てくる。一般のみたらし団子と、団子とタレの関係が、ちょうど逆になるわけだ。 もっちりした食感で、口に入れてモチャモチャ噛んでると、甘いみたらしダレの味がしてくる。口の中
現実である。 誰もが食べることを夢見たであろう“あの肉”。骨についた肉の塊にかじりつくと、食べ跡に残る大きな歯型。マンガや映画などの肉を食べるシーンで“あの肉”が登場するたびに、私たちの食欲を刺激してきた。なんと、そんな“あの肉”を買えるお店が阿佐ヶ谷にあるらしい。果たしてそれは夢か現実か……。ということでテンション高めにお話を聞いてみました。 お話を伺ったのは、阿佐ヶ谷南にある肉屋「吉沢商店」さん。やや緊張気味で本題を切り出してみる。 「すいません、マンガで見るような“あの肉”があると聞いたのですが?」 「あるよ。“あの肉”のことでしょ?」 「本当ですか、嬉しいです。“あの肉”って何ていう商品名なんですか?」 「だから“あの肉”だよ」 「……」 確かに“あの肉”はあった。 しかも商品名も「あの肉」。見た目はマンガそのままの骨付き肉だが、実はゴマ風味とチョリソーという二種類のソーセージでで
新潟県民が小さな頃から食べるローカル料理といえば“イタリアン”。以前のBitでも紹介されていたが、あの焼きそばにトマトソースという異様な風貌は、他県の人から見ればきっと不思議な食べ物に違いない。 そもそもこの“イタリアン”、新潟市を中心に展開するファーストフード店「みかづき」にて生まれた商品。誕生は昭和35(1960)年。当時は、スパゲティなどのイタリア料理が広まり始めていたが、値段が高くとても庶民には手の届かない料理だったそう。そこでみかづき社長が、多くの人に食べてもらえるようなイタリア風の料理ということで、手軽に作れる焼きそばにトマトソースをかけた“イタリアン”を売り出したという。決してナポリタンからパクッたわけではないらしい。 予備知識はこのへんにしておき、意外と知られていないのが“イタリアン”のバリエーション。テレビでもネットでも、“焼きそばにトマトソース”というオーソドックスなタ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く