鉄道と自動車用の道路が同じ1本の橋を通る鉄道道路併用橋の旧村山橋(長野市−須坂市)が、6日の長野電鉄の運行を最後に83年にわたる歴史の幕を閉じる。並行して建設された新橋にその役目を譲るのを記念し、旧橋のさよならツアーや新橋の一番列車乗車ツアーなどが行われる。 川幅およそ800メートルの千曲川を渡る旧村山橋は、大正15年に完成。全国でも珍しい鉄道と道路の併用橋は、両市域の交流に大きな役割を果たしてきた。しかし、老朽化に加えて道路部分の幅員が狭く、大型車同士のすれ違いなどの際に慢性的な渋滞が生じていた。新橋は旧橋に並行する形で建設され、道路部分は鉄道よりも一足早く供用が開始されていた。 橋の付け替え工事を行うため長野電鉄は6日の最終列車をもって旧橋での運行を終了。9日の始発列車から新橋の供用を開始する。 旧橋での運行終了に伴って同社では、記念乗車券やのれん、マグカップなどの記念グッズを販売、利