会見する国立大学法人東京海洋大学のさかなクン客員准教授=24日午前、東京・国立大学法人東京海洋大学(緑川真実撮影) 絶滅したとみられていた秋田県の田沢湖の固有種「クニマス」の発見に貢献した東京海洋大学客員准教授のタレント「さかなクン」が24日、東京都港区の同大学で記者会見し、「ギョギョッとうれしい。自然の条件など、すべてのタイミングそろいました」と、独特のユーモアのある語り口調で喜びを語った。 今回の発見は、イラストレーターでもあるさかなクンが、発見者である京都大学の中坊徹次教授(魚類学)から、クニマスの絵を描くよう頼まれたことがきっかけだった。参考に、よく似たヒメマスを山梨県の西湖から取り寄せたところ、黒っぽい魚が混じっており、「もしや」と思ったさかなクンが中坊教授のもとに持ち込んだことが発見につながった。 天皇陛下は23日の会見で、今年印象に残ったことの1つとしてクニマスの生息が確認さ