海の事件・事故の緊急通報番号「118番」をPRするため、海上保安庁は1月18日を「118番の日」にすることを決めた。2000年に運用が始まった番号だが、11月末まで10年余りの通報総数のうち、99.3%が間違いや、いたずら電話だった。こうした通報の割合は県警や消防への通報に比べて突出して高く、「救助に支障が出る恐れがある」として、番号の周知に力を入れる。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 「海でマグロが溺れています」。茨城から静岡までの沿岸を担当する第3管区海上保安本部(横浜市中区)の運用司令センターに、そんな通報がかかってきたことがある。「いたずらですね」と確認すると、子どもの笑い声が聞こえたという。担当者は「いたずらや間違いが頻繁にあると、実際の海難通報が受けられずに救助に支障が出る恐れがある」と憤る。 3管本部には1日に500~600件の通報があり、全国の通報の約4割を占める。だが、つな