太平洋クロマグロの資源を回復させるため、水産庁は、来年から当分の間、親になる前のクロマグロの漁獲量を、2002年からの3年間の平均に比べて半分に削減することを決め、10日開かれた会合で漁業関係者に説明しました。 太平洋クロマグロの資源量は、過去最低水準近くにまで落ち込んでいるため、国際的な枠組みに基づいて、ことし、0歳から3歳のクロマグロの漁獲量を、基準となる2002年からの3年間の平均に比べて少なくとも15%削減することが決まっています。 これについて水産庁は、10日開かれた漁業関係者向けの会合で、15%の漁獲量の削減を続けても将来的に資源量の回復は見込めないという試算を示しました。 そのうえで水産庁は10年以内に資源量を回復させるために、日本独自の取り組みとして、来年から当分の間、0歳から3歳のクロマグロの漁獲量を基準より半分に削減することを明らかにしました。 親になる前のクロマグロは