タグ

ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (5)

  • 20年前と今の『はじめてのおつかい』の変化 - 活字中毒R。

    『いつだって大変な時代』(堀井憲一郎著・講談社現代文庫)より。 【「はじめてのおつかい」という番組がある。 年二回ほど放送されている。日テレビの番組だ。小さい子供が一人でおつかいに行くさまを放映している。1991年から始まっているのですでに20年続いている番組だ。ときに過去の「おつかい」が放映されることがある。90年代の前半の映像には、いまと違う特徴がある。それは「カメラマンが映り込んでいない」ということである。3歳くらいの子供が1キロほどの行程を一人で歩くのだ。それなりに危ない。だからかなりの数のカメラマンが地元民に変装し、また監視役のスタッフも変装して見守っているのだけれど、いまの放映では必ずスタッフが映り込んでいる。カメラマンが先回りしようとして不自然に通り過ぎるところや、慌てて隠れるカメラマンなどが何回も映し出される。最初のころはそういうものは映り込んでいなかった。 日テレビ

    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2011/09/25
    『メディアに対するクレームには「私を心配させるな」を「子どもにもしものことがあったらどうするんだ」「被害者が見たら不快に思うかもしれないだろう」という「他人への心配」にすり替えて「一般化」したものが
  • 活字中毒R。「障害を持ってたら、TVアニメのヒロインになる権利もないんですか?」

    『レインツリーの国』(有川浩著・新潮文庫)に収録されている、山弘さんの「解説」より。 【『図書館戦争』は架空の話ではありません。それはげんに今、現実のこの日で起きていることなのです。 現実が『図書館戦争』の世界と違うのは、「禁止語」を取り締まっているのがメディア良化委員会という架空の組織ではなく、マスメディア自身ということです。1970年代、一部の人権団体がちょっとした表現にも過激に抗議してきた時期があり、それに対応するために出版社や放送局が自主規制を開始したのです。今ではほとんどの大手出版社、放送局、新聞社に、自主規制語(禁止語)のリストがあります。作家がそれらの言葉を使うと注意され、書き換えや削除を要求されます。 無論、それが当に差別をなくすのに役立つなら、自主規制もやむをえないでしょう。しかし、現実はまったく逆です。 最大の問題は、自主規制の対象が、文章の内容が差別的かどうかで

    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2011/09/25
    『「障害を持つ人をTVアニメのヒロインにする」のと「障害を持つ人の存在を最初から無かったことにする」のとどちらが「差別」なのか?そんなこと考えてみれば誰にだってわかるはずなのにね。』
  • 20年前と今の『はじめてのおつかい』の変化 - 活字中毒R。

    『いつやるか? 今でしょ!』(林修著/宝島社)より。 (『東進ハイスクール』のカリスマ講師・林修さんが2012年に書かれたの一部です) 【ずいぶん前に。高校の先生と現代文の指導について話していたときのことです。生徒の成績表を見ながら、あれこれ話していたのですが、そのとき妙なことに気づきました。 上位の生徒は「明子」、「良子」、「宏美」など普通に読める名前が圧倒的で、特に「子」がつく名前が多いのです。一方、下位になればなるほど「これなんと読むんですか?」と聞かなければならないような「難読」名が増えるのです。かなりの数のクラスがありましたが、すべてそうでした。 「こういう難しい名前の生徒の親は、クレームも多いんですよ」 高校の先生は、そうもおっしゃっていました。僕は、これは単なる偶然ではないと思っています。 親は自分の子どもが立派な人間になることを願って名前をつけます。あくまでも究極の目的は

  • アメリカで、加害者家族に対して社会はどのように向き合っているのか?

    『加害者家族』(鈴木伸元著・幻冬舎新書)より。 【FBI連邦捜査局によると、日に比べて格段に犯罪発生率が高いアメリカでは1年間の犯罪認知件数は1156件に上っている。そのうち殺人・強姦・強盗・暴行などの凶悪・暴力犯罪は139万件であり、日の7万件に比べると、人口比を考慮しても圧倒的な多さである。 犯罪が多発しているアメリカで、加害者家族に対して社会はどのように向き合っているのか。次に挙げるのは、にわかには信じがたい事例である。 1998年にアーカンソー州の高校で銃乱射事件が起きた際、高校のキャンパス内で発生したという事件の重大性に鑑み、マスコミは加害少年の実名や写真を報道した。 このとき、加害者少年の母親に対してアメリカ社会がどのように反応したのか、ジャーナリストの下村健一が驚くべきリポートをしている。 実名が報道されたことで、母親のもとにはアメリカ全土から手紙や電話が殺到した。手紙は

    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2011/02/16
    ニュースで観ただけの人々が、加害者の家族をバッシングするのも、「励ましの手紙」を送るのも、民度云々というより、単なる「自己満足のための方法の違い」なのではないか、という気もするのですけど。
  • 活字中毒R。

    『ドラえもん学』(横山泰行著・PHP新書)より。 (「第3章 あらすじで読むドラえもん」のなかで紹介されている「のび太の結婚前夜」のあらすじ) 【劇の稽古とも知らずに、しずちゃんと出来杉が演じる白雪姫のラストシーンを目撃したのび太は、顔を真っ赤にして「わ〜っ!! 手なんかにぎっちゃってや〜らしいやらし〜い」と、いつものように嫉妬の炎を激しく燃やす。「それにしても……。まるでほんとみたいだったなあ。このままだと、しずちゃんを出来杉にとられるのではあるまいか」とクヨクヨ考え込むのび太に、ドラえもんはタイムマシンに乗って結婚式を見てくるように勧める。 ついに重い腰を上げ、未来に向かった二人。結婚式場であるプリンスメロンホテルに到着すると、急ブレーキをかけながら車を乗りつけ、大慌てで駆けこんでいくお婿さんののび太を発見する。受付で式場を尋ねると、返ってきた答えは「野比のび太さまと、源静香さまのお式

    toratorarabiluna273momomtan
    toratorarabiluna273momomtan 2011/02/16
    子供のころ、「人間としてあたりまえのこと」だと思っていたはずの「人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる」人間に、僕はなっている自信がありません。そして、この世界で本当にそれができている人間が
  • 1