この記事は元々2010年7月に書かれた。2012年11月時点ではAmazon.co.jpのKindleストアが一番お勧めだろう。楽天Koboや紀伊国屋書店Kinoppyより一日の長がある。 ※Amazon Kindel DXレビュー、Project Gutenbergで英書を読む、iPadなんかいらない、モバイル読書、Google Booksの衝撃、Amazon Kindleと他メディアの使い分けは別記。 ・日本の電子書籍は、品揃えが限定的だし、形式も日本特殊で、システム全体が未成熟だ。これまではシャープのXMDF形式(ブンコビューアー)とボイジャーのドットブック形式(T-Time Viewer)が支配的だった。Sharp GalapagosとSony Readerは、現時点ではXMDFファイルを標準に考えているようだ。しかし、本気で紙媒体を超えようと大規模投資されたAmazon Kind
大和 哲 1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら。 (イラスト : 高橋哲史) XMDF形式とは電子書籍用のデータフォーマットです。NTTドコモのM-stage bookでは、電子書籍配布にも利用されています。M-stage bookでは、コンテンツ配信者である出版社がXMDF形式で電子書籍のデータを作成し、M-Stage book配信サーバーからFOMAやPHSのネットワークを通じてデータ配信を行ないます。 受信したデータは、主にPDAやパソコンなどのビューワーを利用して閲覧できます。たとえば、M-Stage bookの場合は、「mu
10年前の2000年はどんな時代だったのか? 今のようにケータイは氾濫していなかったが、インターネットが普及し、国内においてもPC向け、PDA向けの電子書籍サービスが芽生え始めた時代だった。具体的には、「電子文庫パブリ」(角川書店、講談社、光文社、集英社、新潮社、中央公論新社、徳間書店、文藝春秋の出版大手8社)、「10DaysBook」(イーブックイニシアティブジャパン社)、「ザウルス文庫」(シャープ))などのプレイヤーが参入した。 これに同期し、出版社やエンドユーザから機能面での要求も高まった。 具体的には、 日本語特有の縦書き、禁則、ルビ、外字および、挿絵画像などの表現力強化 暗号や改ざん検出などデジタルコンテンツに必須となる著作権保護機能 音声や動画など新規コンテンツを創出するためのマルチメディア機能 である。また、このような機能が、PC、PDAでマルチプラットフォーム展開できる事が
今年のIT業界で話題になったキーワードの1つが「電子書籍」だろう。北米でのAmazon「Kindle」の大ヒットを皮切りに電子書籍がにわかに脚光を浴び、日本でも多くのキャリア/メーカーが電子書籍市場への参入を表明している。 そのような中で、日本における電子書籍ビジネスのキープレーヤーとも言えるのがシャープである。同社は総合家電メーカーとして携帯電話/スマートフォンに注力しているだけでなく、古くから日本の電子書籍フォーマットのひとつである「XMDF(ever-eXtending Mobile Document Format)」を推進してきた。そうした実績と背景から、今年12月、電子書籍を軸とするクラウドメディアサービス「GALAPAGOS」と、同サービスに対応したメディアタブレット「GALAPAGOS」を投入。日本の書籍文化と新たなITビジネスの融合を図ろうとしている。 シャープはGALAP
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