パソコン遠隔操作事件で威力業務妨害等の罪に問われている片山祐輔被告(32)が4日、東京地裁で行われた公判で動機を語った。4人の誤認逮捕を出した犯行の理由は「権力に対する復讐心だった」。片山被告は過去に刑務所に服役していたことがあり、そこで刑務官からパワハラを受けたことで国家権力への反感を持つようになったという。 片山被告の弁護団は裁判所に情状鑑定が却下されたため、接見を通して専門家に鑑定してもらうことにしていた。鑑定の結果は「心の整理がついて、犯行の動機が説明できるようになりました」(片山被告)という。 当初、自らのITスキルの腕試しと言っていたが、本当はそうではなく「権力に対する怒りから復讐をしたい気持ちがあった」と説明した。片山被告はエイベックス関係者への脅迫などの罪で2006年に実刑判決が出て、埼玉の川越少年刑務所に服役した経験があった。 「初日から刑務官にひどい扱いを受けました。罵