宇多丸さんが2021年9月28日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で、前日DJ OASISさんがTwitterで発したトランスジェンダーに対する問題発言について話したトークを振り返り。DJ OASISさんやZEEBRAさんのその後の反応などについて話していました。 (宇多丸)昨日、ちょっと番組のオープニングで……あまり愉快な話ではなかったんですけども。僕らの長年の仲間でもある、ヒップホップ界のオアシスくんという人がTwitter上で……でも僕はとにかく、本人的には彼なりの正義感の現れで言っているんだとは思う。そういう人間性の根本のところは疑ってはいないけども、でもそれはトランスジェンダー差別にあたる。特定の人々を直接的に傷つけたり、なんなら危険に晒したりするようなことにあたるっていうことをね。 (宇垣美里)なんというか、「知らないことの暴力」っていう感じがすごくしました。
ジョージ・フロイド(George Floyd)の死とBlack Lives Matter、そして音楽業界で広がる〈The Show Must Be Paused〉および〈Blackout Tuesday〉について ジョージ・フロイドの死 2020年5月25日、米ミネソタ州ミネアポリスのパウダーホーンでアフリカ系アメリカ人の男性、ジョージ・フロイド(George Floyd)が亡くなった。白人警察官のデレク・ショーヴァンが8分46秒間にもわたってフロイドの頸部を膝で抑え続け、死なせたのだ。フロイドはその間、「お願いだ」「息ができない」「ママ」「殺さないでくれ」と懇願し続けた。フロイドの拘束に関わったショーヴァン、トウ・サオ、トーマス・レイン、J・アレクサンダー・クングの4人は警察を解雇され、ショーヴァンは第3級殺人罪などで起訴されている。 フロイドの死がアメリカにおいて大きな問題へと発展して
宇多丸さんが2021年9月27日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でDJ OASISさんがTwitterで発したトランスジェンダーに対する問題発言について、話していました。 (宇多丸)はい。ということでね、ちょっとここから先は片方の鼻に(鼻血止めのために)ティッシュを入れて頭に酸素が行ききらない状態で話すのはなかなか厄介な話なんだけども。ちょっとデリケートな面もあるような話なんだけども。ちょっと、いろいろと考えて今日、話さないといけないと思ってお話させていただきますが。まずはメールをご紹介します。「こんにちは。KGDR(キングギドラ)のDJ OASISさんがTwitter上でトランス差別発言を発信し、批判が高まっています。しかし『いいね』も200件以上ついており、ネット上で過激さを増すトランス差別を助長しかねません。 宇多丸さんが『俺は学級委員じゃねえぞ』と言っておられるの
開会式の作曲担当を辞任した後は、関わってきた番組が放送を見合わせたり、楽曲の差し替えが次々と決定。8月にはフジロックフェスティバルの参加を見合わせるなど、表舞台から姿を消している。 9月上旬、小山田氏は取材場所に黒のパンツに白の半袖シャツ姿で現れた。精神的に追い詰められ、7キロほど痩せたという。小山田氏が言う。 「今回の騒動について、どこかのタイミングで、自分から説明をすべきだと考えていました。また改めて謝罪の思いも伝えたかった。ただオリンピック・パラリンピックには、僕のことで迷惑をおかけした関係者の方が大勢いらっしゃいます。話をするにしても、全ての行事が終了したタイミングにしたいと考えていました」 取材時は憔悴した様子だった ©文藝春秋 騒動の発端は開会式の9日前、7月14日に組織委員会が演出チームのメンバーを発表したこと。その一員に小山田氏の名前もあった。だがその直後、過去の雑誌のイン
今晩はちょっと真面目な話を。 こんな状況なのでなるべく明るい話、アホな話題をと 心掛けてきたつもりなのだが どうしても声を上げずにはいられん。 「ブラック・ライヴズ・マター」と読む。 ブルーハーツのジャケに似てるなあとか そんなことはよいのだが、この標語 「live」と「matter」どちらが動詞なのか? ネイティブでない僕らにはちょっとわかりにくいけど 実は「matter」の方で、「lives」は「life」の複数形 意味は「黒人の命だって重要である」とでも訳せるか。 問題なのは そんな当たり前の、至極当たり前のことが 現代アメリカのスローガンになってること それこそが大「matter」なわけである。 報道などで既にご存知だと思われるが 先日ミネアポリスで白人警官によって 無罪、丸腰、無抵抗のアフリカ系アメリカ人 ジョージ・フロイドさんが 首を膝で7分間押さえつけられ、死亡した。 絞殺さ
「行こうぜ!性別の向こうへ」の企画を考えている時に、「歌詞の中で女性がディスられがちなヒップホップの世界はどうなんだろう?」と思った。そんな時、私の頭に思い浮かんだのは、日本語ラップの先駆けとも言えるグループ「ライムスター」の宇多丸さん。私は宇多丸さんがMCをしているラジオをよく聞いていて、特に鋭い映画評にはいつも勉強させてもらっていた。映画評やラジオMCとしての発言の中ではフェミニズムに理解が深い発言を繰り返しつつも、ヒップホップの表現で第一線を走り続ける宇多丸さんは、女性の立場や権利についてどう考えているんだろうと思い、お話を聞いてみることにしました。 ●行こうぜ!性別の向こうへ 前回はこちら おすすめ記事をお届けします!【telling,メルマガ登録】はこちら! ヒップホップの世界も変化が起きている ――ヒップホップの世界は、女性蔑視のイメージがあるんですが、実態はどうなのでしょうか
とは言え、過去に米国内で文化の盗用とされた件でも、反応は黒人、白人、ラティーノ、アジア系、ネイティヴ・アメリカン……と人種民族によって異なっていた。文化の盗用は、どの人種民族間でも均等に起こるものではなく、そこにアメリカの人種問題の複雑さが見て取れる。 結局、他者の文化を取り入れてもよいOKラインはどこにあるのだろうか? 私自身の経験や、昨今のポップカルチャーの話題から考えてみたい。 「アジア人なのに、どうしてそんな髪型をしているのか?」 私はニューヨーク・マンハッタンの黒人地区ハーレムに、かれこれ20年近く暮らしている。ダウンタウンからハーレムに引っ越した2000年当時はヒップホップの黄金期と呼ばれた1990年代の影響で、日本ですらブラック・ファッションが流行っていた。 ある日、日本からニューヨークに観光でやってきた青年とハーレムのメインストリートを歩いていると、見知らぬ黒人男性に呼び止
Justice for Anora! Sean Baker’s sizzling comedy, starring Mikey Madison and Mark Eydelshteyn, lost out at last night’s Golden Globes, leaving with nothing. The Golden Globes were unpredictable, wild and produced some great Club Chalamet tweets. The acting categories produced three out of four surprises: Demi Moore won for The Substance (Actress: Musical or Comedy) and Sebastian Stan for the A24 hi
ジョニー・マーの元バンドメイトであるモリッシーはここ数ヶ月の間に数々の物議を醸すような発言をしており、イギリスの極右政党である「フォー・ブリテン」党への支持を表明し、ヒトラーについて「左翼」だったと語っているほか、、先日逮捕されたイングランド防衛同盟の創設者であるトミー・ロビンソンに対するメディアの扱いについても「ショッキング」だと語っている。 イギリスのテレビ局「チャンネル4」の番組に出演したジョニー・マーは次のように語っている。「様々なことが変わったんだよ。30年というのはとても長い時間だからね……言っていることに同意できなければ、義理を感じる必要もないわけでね」 "I don't think that's really a surprise that I would disagree with what Morrissey's saying." Johnny Marr, former
Kendrick Lamarが先週のライブで、ステージにあげた白人ファンが、歌詞にあったNワードを一緒に歌ったのを注意したことについて伝えた。 この件については多くの意見が出ており、例えば海外メディアVarietyは、ラッパーの歌詞にNワードを入れること自体について再考すべき時期が来ているという趣旨の記事を掲載したが、それに噛み付いたのがVince Staplesだ。 Vince Staplesはこの記事について、同意しないという趣旨のツイートをおこなった後に、このように続けた。 Lol you niggas wild for this https://t.co/gCQbgUVBFU — Vince Staples (@vincestaples) 2018年5月22日 I hate the “who can say the n word” conversation. — Vince Sta
デビューアルバム『Take Me Apart』をリリースしたKelelaが、自身のさまざまな体験をもとに、音楽業界で有色人種の女性として生きていくことについての意見を語った。
大統領のスタント的な発言 に感化されたからか、過激な人種差別行動を起こす人たちが目に見える形で増えている。もちろん人の思想というものは、長年の経験に基いて培われるものであり、人種差別はトランプのせいで始まったことではないが、近年表立って目立つようになったと感じる。見た目や宗教観などが自分と違うというだけで、「この国から出て行け」と酷い言葉を投げかけられた人たちが多数いる。先日のシャーロッツビルでの白人至上主義者のデモ/暴動のような問題が毎日のように報道されるなか、私たちは何をすればいいのだろうか?非常に難しい問題である。そのような人種差別行動を起こす人たちを言葉や暴力で迎え撃つことによって、一時的に世の中が「良くなった」と感じる人もいるだろう。しかしそれは本質的な問題解決に繋がるのだろうか? なおこの記事は差別問題の解決などに対しての私の個人的な考え/意見を全面的に押し出すものであり、まと
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