韓国の7人組男性音楽グループBTS(防弾少年団)のメンバーが以前、原爆投下時の画像がプリントされたTシャツを着ていたことが批判され、テレビ朝日の音楽番組への出演を取りやめた問題で、Tシャツをデザインした韓国の会社の代表が9日、韓国メディアの取材に応じた。代表は「反日感情と日本に対する報復などの意図があるわけではなかった」と話した。 韓国メディアによると、会社代表は「若者たちのファッションに歴史意識を込めれば、歴史に興味をもってもらえると考えて(Tシャツを)作った」と弁明。日本をおとしめる意図はなく、「原爆が投下され、日本が無条件降伏し、韓国が解放されたという歴史の順序を表現するものだった」とも述べた。 テレビ朝日の音楽番組への出演が取りやめとなったことについては、「とても動揺した。防弾少年団に対して申し訳ない」と心情を吐露した。(ソウル=鈴木拓也)