【10月27日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島マラウィ(Marawi)で25日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系武装勢力との5か月に及ぶ戦闘の終結を受け、戦闘により荒廃した市街地を回る記者向けツアーが初開催された。(c)AFP
【10月27日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島マラウィ(Marawi)で25日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系武装勢力との5か月に及ぶ戦闘の終結を受け、戦闘により荒廃した市街地を回る記者向けツアーが初開催された。(c)AFP
10月23日、フィリピン政府は、過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力が5カ月にわたり占拠してきた南部マラウィでの戦闘が終了したと発表した。写真は5か月間の掃討作戦が終わり、帰路に就く兵士たち。マラウィで21日、撮影(2017年 ロイター/Romeo Ranoco) フィリピン政府は23日、過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力が5カ月にわたり占拠してきた南部マラウィでの戦闘が終了したと発表した。 軍部隊が市中心部で抵抗していた武装勢力を鎮圧。これを受け、ロレンザナ国防相が「マラウィに武装勢力はもういない」と述べ、作戦終了を宣言した。 軍スポークスマンは、市内でなお銃撃が続いているものの、「テロリストはもういない」と説明。武装勢力の残党に降伏を呼び掛けているが、応じていないと話した。
10月17日、フィリピンのドゥテルテ大統領(写真)は、南部ミンダナオ島のマラウィ市について、過激派組織「イスラム国(IS)」系武装勢力から解放したと宣言した。写真は8月撮影(2017年 ロイター/Romeo Ranoco) フィリピンのドゥテルテ大統領は、南部ミンダナオ島のマラウィ市について、過激派組織「イスラム国(IS)」系武装勢力から解放したと宣言した。 当局者によると、武装勢力の指導者イスニロン・ハピロン容疑者とオマルカヤム・マウテ容疑者は16日に掃討作戦で殺害された。 大統領は17日、マラウィで軍兵士に対し、戦闘が終わり同市の再建を開始する時が来たとし、「マラウィがテロリストの影響から解放されたことを宣言する」と述べた。 ただ軍の報道官は、戦闘は完全には終わっておらず、武装勢力の20─30人が戦闘を続けていると明らかにした。その上で、残っている武装勢力は「敗残者」で、脅威ではないと
7月18日、フィリピンのドゥテルテ大統領(中央)は、南部ミンダナオ島のマラウイを占拠する過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力の鎮圧に向け、同島に出した戒厳令を今年末まで延長するよう議会に要請した。写真は記者会見に応じる同大統領。17日マニラで撮影(2017年 ロイター/Romeo Ranoco) フィリピンのドゥテルテ大統領は、南部ミンダナオ島のマラウイを占拠する過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力の鎮圧に向け、同島に出した戒厳令を今年末まで延長するよう議会に要請した。大統領報道官が18日、記者会見で明らかにした。 大統領は5月23日、武装勢力と政府軍の戦闘開始を受け、ミンダナオ島に戒厳令を発令した。
フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィで撮影された、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系武装勢力「マウテ」の戦闘員。フィリピン軍提供(2017年7月10日提供)。(c)AFP/PHILIPPINE MILITARY 【7月10日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に触発された武装勢力とフィリピン軍が7週間にわたって戦闘を続けている同国南部ミンダナオ(Mindanao)島のマラウィ(Marawi)で、子どもや人質が強制され戦闘に参加していると、同国軍が10日、発表した。 カトリック教徒が多数を占めるフィリピンで、武装勢力側は5月23日、イスラム教の主要都市とされるマラウィにISの根拠地を建設しようと市街地を襲撃。数時間後にはロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領が同島と周辺地域に戒厳令を布告した。軍の攻勢にもかかわらず現在も100人以上の武装勢力がとど
板でバリケードを張った2階建て住宅のバルコニーに大の字に寝そべり、板に空けた穴からライフルの銃身をのぞかせると、フィリピン軍の狙撃手は、撃つ前に静粛にするよう求めてきた。 「(今から)撃つ」と彼が冷静に言うと、50口径ライフルの銃声が響き、家中にこだました。彼は、同国南部ミンダナオ島のマラウィ市を5週間にわたり占拠しているイスラム武装勢力のアジトと見られる、1キロも離れていない住宅を狙ってるのだ。 隣には、射弾の観測や修正を担当する観測手が座り、別の穴から狙いを見定めていた。狙撃手は静かな声で言葉を交わしながら、アグス川を挟んだ対岸にあるマラウィの商業地区目がけてさらに3発の銃弾を撃ちこんだ。 武装勢力が占拠する対岸は、破壊された建物のがれきが散乱する戦闘地区になっている。そこには、たくさんの死体が腐敗しており、悪臭が火薬の臭いと入り混じっている。 過激派組織「イスラム国(IS)」に忠誠を
フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ郊外で、トラックに乗って前線に向かう政府軍の兵士たち(2017年6月28日撮影)。(c)AFP/TED ALJIBE 【7月2日 AFP】フィリピン当局は1日、イスラム過激派武装勢力が一部を占拠している南部ミンダナオ(Mindanao)島のマラウィ(Marawi)とその周辺から避難した人が40万人近くに上ったと発表した。避難所では病気の発生や心理的トラウマへの懸念が高まっている。 カトリック教徒が多数を占めるフィリピンにあってイスラム教徒の中心都市とされるマラウィは、5月23日にイスラム過激派武装勢力に襲撃され、ゴーストタウンと化した。 政府は1か月以上にわたり戦闘機や攻撃ヘリコプター、装甲車を使って「マウテ(Maute)」と呼ばれる武装勢力を倒そうとしてきた。 一連の戦闘で400人以上が死亡した。マウテはまだマラウィ市内の一部を支配しており、狙撃手や簡
フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ郊外で、トラックに乗って前線に向かう政府軍の兵士たち(2017年6月28日撮影)。(c)AFP/TED ALJIBE 【6月29日 AFP】フィリピン南部の都市で軍とイスラム過激派との戦闘が長期化している問題で、中国は28日、フィリピン政府を支援するため数千丁の銃器や弾薬など5000万元(約8億2700万円)相当をロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領に提供した。 ドゥテルテ大統領は先に、長年の同盟国である米国と「決別」し中国政府に支援を求める考えを表明していたが、その発言後に中国が実際に軍事支援を行うのは今回が初めて。アサルトライフルやスナイパーライフル、弾薬が入った小型貨物について、ドゥテルテ大統領は「比中関係の新時代の幕開けを象徴している」と述べた。 これに先立ちフィリピン軍は同日、南部ミンダナオ(Mindanao)島のマラウ
【6月24日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ( Mindanao )島のマラウィ( Marawi )では、5月23日にイスラム過激派数百人の襲撃を受けて以来、市民20万人のほぼ全員が避難を余儀なくされている。この軍とイスラム過激派の市街戦によって完全に破壊された地区もあれば、略奪の危機にさらされている地区もある。23日撮影。(c)AFP
6月28日、フィリピン軍によると、過激派組織「イスラム国」系の武装勢力が占拠する南部ミンダナオ島のマラウィ市では、頭部を切断された市民5人の遺体が見つかった。写真は同軍兵士。同市で撮影(2017年 ロイター/Jorge Silva) 過激派組織「イスラム国(IS)」系の武装勢力が占拠するフィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市では28日、頭部を切断された市民5人の遺体が見つかった。フィリピン軍が明らかにした。 フィリピン軍は、マラウィ奪還作戦が進行するなか、武装勢力による「残虐行為」の犠牲となる住民数が急増する恐れがあると警告している。回収された犠牲者17人の遺体のうち、5体は頭部が切断されていたという。 武装勢力が同市を占拠してから5週間が経過したが、市内から逃げ遅れた市民が実際に斬首されている証拠が、今回初めて明らかとなった。同市を脱出した一部の住民はこうした行為について報告していた。
イスラム過激派組織「アブサヤフ」の指導者、イスニロン・ハピロン容疑者(左から2人目)とアブドゥラ・マウテ容疑者(右)を捉えた静止画。(2017年6月18日公開)。(c)AFP/PHILIPPINE ARMY 【6月24日 AFP】米政府の最重要指名手配犯の一人であるフィリピンのイスラム過激派組織「アブサヤフ(Abu Sayyaf)」の指導者、イスニロン・ハピロン(Isnilon Hapilon)容疑者が、比南部ミンダナオ(Mindanao)島のマラウィ(Marawi)で5週間にわたって続いている軍とイスラム過激派の戦闘から脱出した可能性がある。比軍幹部が24日、発表した。 比軍西ミンダナオ司令部のカルティート・ガルべス(Carlito Galvez)司令官によれば、ハピロン容疑者の姿はマラウィの市街戦が続いている地区で目撃されていない。 マラウィでの戦闘は先月23日、イスラム過激派組織「イ
外務省は6月22日から23日にかけて、フィンランド、フィリピン、米国について、それぞれ注意喚起のためのスポット情報を発出した。いずれもテロに関するもので、各国を訪れる旅行者には最新の関連情報の入手に努めてテロの標的となりやすい場所を避けること、テロ事件に遭遇した場合には警察官などの指示を聞き冷静に行動すること、安全に関する情報を随時受けとれるよう「たびレジ」に登録することなどを呼びかけている。 フィンランドについては、このほど同国政府がテロの脅威度を4段階中で下から2番目の「高まっている(Elevated)」に引き上げたことを受けての措置。同国では長年、目立ったテロ事件は発生していないが、当局は約350人を注視すべき対象と見なしており、イスラム教原理主義者によるフィンランド語によるテロの扇動も確認しているという。 フィリピンについては、一部で「イスラム過激派組織がマニラ首都圏を含む主要都市
マウテと治安部隊の衝突であがる黒煙(フィリピン・マラウィ、2017.6.14)(写真:ロイター/アフロ) 6月17日、ミンダナオ島で、イスラーム過激派「マウテ」などに対してフィリピン軍が空爆を含む大規模な攻撃を展開しました。ミンダナオ島のマラウィを中心とする一帯は、先月からマウテが占拠。キリスト教徒や市民の殺害が横行しています。この事態を受けて、治安部隊との戦闘で1ヵ月間に約300名が死亡し、30万人が避難したと伝えられています。 ミンダナオ島には、「イスラーム国」(IS)の戦闘員が流入しており、これが戦闘を激化させているとみられます。かねてから懸念されていたように、シリアやイラクで追い詰められるにつれ、ISは戦闘員の母国などに活動地域を移動させ始めています。その結果、例えば6月15日にAFPは、アフガニスタンでタリバンが拠点トラポラをISによって追い出されたと報じました。 ただし、201
【6月18日 AFP】フィリピン軍は17日、同国南部ミンダナオ( Mindanao )島のマラウィ( Marawi )の一部を占拠しているイスラム過激派武装勢力に空爆と砲撃で攻撃した。1か月近くに及ぶ戦闘でこれまでに軍と過激派、民間人を合わせて300人以上が死亡している。 現地のAFP記者によると、塹壕(ざんごう)から攻撃してくる戦闘員の排除に手間取る地上部隊支援のため空軍が MG520 攻撃ヘリと FA50 戦闘機で空爆し、武装勢力が占拠する地域では火災で黒煙が上った。戦闘の激しさを物語る自動小銃の発砲音も遠くから聞こえた。 一方、約1週間ぶりに公の場に姿を見せたフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ( Rodrigo Duterte )大統領(72)はイスラム過激派組織「イスラム国( IS )」の外国人戦闘員の存在がマラウィでの戦闘を困難なものにしていると語った。 マラウィの北東に位置するブ
【6月11日 AFP】ドローンで空撮した市街戦が続くフィリピン南部の都市マラウィ( Marawi )。9日撮影。 同国軍は9日に起きたイスラム武装勢力との新たな戦闘でフィリピン海兵隊員13人が死亡したと発表した。(c)AFP
6月3日、フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市で先月から続いている戦闘の発端は、数十名のイスラム主義武装勢力が刑務所を襲撃し、警備員らを降伏させたことだった。写真は5月31日、黒煙が立ち上るマラウィ市のビル(2017年 ロイター/Romeo Ranoco) フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市で先月から続いている戦闘の発端は、数十名のイスラム主義武装勢力が刑務所を襲撃し、警備員らを降伏させたことだった。 「キリスト教徒を引き渡せ、と彼らは言った」。現地の刑務局の副局長を務めるファリダ・P・アリ氏はその時の様子を語る。「刑務所職員にキリスト教徒は1人しかいなかったため、気づかれないように彼を服役者のなかに紛れ込ませた」 過激派組織「イスラム国(IS)」に忠誠を誓う「マウテグループ」と呼ばれる武装勢力の戦闘員は、警備員を脅しつけ、服役者を怒鳴りつけた。だが、キリスト教徒の職員を引き渡す者は
フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィ市内で警戒に当たるフィリピン軍の兵士ら(2017年6月13日撮影)。(c)AFP/Noel CELIS 【6月14日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系武装勢力と国軍との間で戦闘が続くフィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島のマラウィ(Marawi)で、武装勢力の戦闘員らが市民を奴隷として動員し、逃げようとした人たちを殺害していることが分かった。当局が13日明らかにした。 国軍と武装勢力の戦闘は3週間に及んでいるが、フィリピン政府によると、武装勢力の支配下にあるマラウィの一部地域には、いまだに最大1000人の市民が取り残されている。 フィリピン軍は米軍の支援を受け、武装勢力の戦闘員らが身を潜めている住宅地に容赦なく爆撃を加えている。当局によると、マラウィ市内では400人の戦闘員が抵抗を続けているもよう。 現地のフィリピン軍報道官は記
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く