妻、深結さんが公開した成田空港での安田純平さんの写真(提供)この記事の写真をすべて見る 猿田佐世(さるた・さよ)/シンクタンク「新外交イニシアティブ(ND)」代表・弁護士(日本・ニューヨーク州)。各外交・政治問題について、ワシントンにおいて米議会等にロビイングを行う他、国会議員や地方公共団体等の訪米行動を実施。研究テーマは日米外交の制度論。著書に「新しい日米外交を切り拓く(集英社)」「自発的対米従属(角川新書)」など ああ、やっぱり。 安田純平さんについて再び自己責任バッシングが起きている、と知った際の私の感想だ。この日本という国はいつまでたっても変わらない。それどころか、むしろ、今回、一般の人たちが恥ずかしげもなく自己責任論を口にしている雰囲気からすると、悪化してすらいる。 ◆自己責任論が広まったイラク人質事件 自己責任論が最初に日本社会に強烈に広まったのは2004年のイラク人質事件の時
![猿田佐世「安田純平さんへの自己責任論がイラク人質事件の時より悪質になった理由」 (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6d30bea7010ee6f5cc675a3c05079c8cbfc3c487/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Faeradot.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2F0%2F1200xm%2Fimg_30e1743a2eb4683fa4aef3214fef6cd767583.jpg)