ピラミッド。それはエジプトに屹立する、四角錐形の石造建造物。しかしエジプトから遠く離れた日本にも、ピラミッドが存在しているのをご存知だろうか。それも、三つ。 とはいえ、「富士山は超古代文明が作り上げたピラミッドだったんだよ!な、なんだってー!」とかいうような、荒唐無稽なトンデモ話をしようというわけではない。 ここで言うピラミッドとは、ピラミッドのような形をした遺跡の事だ。それは大阪と奈良、そして岡山の三ヶ所で発見されており、史跡として保護されているらしい。果たしてそれはどのような遺跡なのだろうか。気になったので、見に行ってみた。 (木村 岳人) 大阪府堺市のピラミッド 一つ目のピラミッドは、大阪府の堺市にある。 堺市といえば、大仙陵古墳などの超巨大前方後円墳が密集する、百舌鳥(もず)古墳群があまりに有名だが(→参考記事)、今回の目的地であるピラミッドはそれらより東、住宅街の中にポツンとたた