タグ

小池和夫氏に関するworks014のブックマーク (49)

  • 「ベタ組」のことをちょっとだけ考えてみる - 楷書活字(新居)

    大石十三夫さんの『なんでやねんDTP』(http://d.hatena.ne.jp/works014/)で問題提起されている「ベタ組」(そのアンケート結果)について、考えをまとめておくことにした。 実は「ベタ組」という用語には三つの意味がある。 ①(活字組版で)字間を開けずに組むこと。 ②(手動写植で)字送りを文字サイズと同じにして均等に印字すること。 ③(電算写植・DTPで)均等詰めやプロポーショナル詰めを行わず、文字サイズのまま(トラッキング・ゼロで)流し込むこと。 全部同じことを言っているように見えると思う。しかしそれぞれ違うのである。 ①(活字組版で)字間を開けずに組むこと。 明治の頃は、書籍では二分アキまたは四分アキの組版が通常で、ベタ組は新聞だけで用いられた。漢文を組む際には、漢字をアケて組み、字間に返り点や句読点を入れることで、漢字が一定に並ぶ。漢字仮名交じりの日語にもこれ

    「ベタ組」のことをちょっとだけ考えてみる - 楷書活字(新居)
  • 【第433回】文字コード【プチ】研究(4)『異体字の世界』最新版を読む! : イジハピ!

    2013年09月18日23:30 【第433回】文字コード【プチ】研究(4)『異体字の世界』最新版を読む! カテゴリ文字コード【プチ】研究 query1000 Comment(0)Trackback(0) 読んだ! 異体字の世界 最新版 目次 - 楷書活字(新居) 書は文字っ子のビッグネーム、「文字王」小池さんが、日の漢字政策や、文字コードのJIS規格の変遷を、篆書や隷書からの漢字の歴史から日人の最近の風俗習慣までの豊富なトピックを交えて、特に異体字に焦点を当てて語るものだ。 旧版は2007年に出たが、その後のスマホの隆盛や常用漢字表の改正などを組んで改正された。 まず、著者のペンネームがいきなり異体字である。 背は名で「小池和夫」となっているが、表紙はノ木偏と口がひっくり返って「小池咊夫」となっている。 咊は和の異体字である。 逆に言うと、これらはもともと同じ字ということだ。 (

    【第433回】文字コード【プチ】研究(4)『異体字の世界』最新版を読む! : イジハピ!
  • JIS規格票の「牽」 - 楷書活字(新居)

    『表外漢字字体表』を印刷するときに、平成明朝を一部直して使ったことは周知の事実だけど、そのひとつ「牽」の話。 JIS78、初版の石井明朝体がこれ。 JIS83も同じ……はずなんだが、 墨だまりのせいか、「玄」の4画目が不自然になっている。 で、平成明朝で印字されたJIS90は、 もう一画増えてるような…… そこで『表外漢字字体表』では手直しをして、 見間違えないようにしたのだ。 じつは、ヒラギノ明朝もOCFのころは平成明朝に引きずられてちょっと変だったが、 OTFでは直っている。でも小塚明朝は…… まだ直してないようだ。

    JIS規格票の「牽」 - 楷書活字(新居)
  • InDesignDTPでIPAmj明朝を使ってみる - 楷書活字(新居)

    ありえない想定だが、名簿をInDesignで作るとして、こんな手書き原稿を貰ったとする。 これで、「ささ・みつひろ」と読むのだそうだ。 「そんな漢字はありません」と答えたいところだが、そうもいかない。 そんなときにIPAmj明朝ですよ。なんと6万字の漢字が一つのフォントファイルに収められている。しかし、どうやって6万字の中から目指す字を見つけたらいいか……。 http://ossipedia.ipa.go.jp/ipamjfont/mjmojiichiran/index.html ここに文字一覧表がある。エクセルファイルもダウンロードできる。 例えば二字目の「満」のような字を探すとしよう。きっと「マン」という読みが登録されているだろう。 これかな? で、 第60分冊を見ると、 違った、こっちだ。 下から二番目のヤツ。 で、IPAmj明朝をダウンロードしてインストール。InDesignで、字

    InDesignDTPでIPAmj明朝を使ってみる - 楷書活字(新居)
  • IPA変体仮名仕様書の字母(わ行・ん) - 楷書活字(新居)

    いよいよ最終回(といってもまだもう少し同じ話は続きますが)。 わ行の字母は以下。 198王 199和 200倭 201輪 202井 203居 204爲 205遺 206惠 207衞 208乎 209尾 210越 211遠 212无 「わ」の字母は「和」。 多いのは「王」からの「わ」(王は「わう」と書く。「ワンさん」の「王」) 「倭」からは、 「輪」からは、 他に「吾」や「曲」もある。 「ゐ」は「為(爲)」が字母で、 「井」は、 「居」は、 「遺」からは、 他に、「囲(圍)」も。 「ゑ」は「惠」が字母で形はさまざま、 「衛(衞)」には大きく二種ある。 その他、「会(會)」や「回」もある。 「を」の字母は「遠」で、変体仮名と言えるかどうか、活字に二種ある。 さらに「遠」で、 「越」からは、 「乎」は、 「尾」は、 おまけで、「ん」の字母「无」。っていうか、これ「無」ですよ。 住基仮名にご丁寧に

    works014
    works014 2013/01/17
    _「いよいよ最終回(といってもまだもう少し同じ話は続きますが)」とあります…
  • IPA変体仮名仕様書の字母(ら行) - 楷書活字(新居)

    毎日更新も2週間続いた。もう少し。 ら行の字母は以下。 176良 177等 178羅 179李 180利 181里 182理 183梨 184離 185流 186留 187累 188類 189連 190禮 191麗 192呂 193婁 194路 195樓 196廬 197露 「ら」の字母は「良」というのが見れば分かる。 下段の形はもう「ら」と言ってもいいかも。 「等」の草書で「ら」の変体仮名とされるもの、「我ら」「彼ら」の場合には 漢字でしかない。そうでない例を探さないと。 「羅」は天ぷら屋でよく見る(「婦」の時も書いた。そんなに天ぷらばかりべてません)。 他に「頼(賴)」もある。 追記:この字は「朗」ではないかとTwitterでコメントを頂いた。「標準草書」の画像では、 そうかもしれない。 「り」は「利」から。というか「リ」から。 「李」はあまり見ないが、 「里」はよく見かける。 住基

    works014
    works014 2013/01/17
    …もう「ら行」まですすんでる…
  • IPA変体仮名仕様書の字母(は行) - 楷書活字(新居)

    草仮名と変体仮名は別ものだとはよくいわれるし、実際そうなのだろうが、いざ字形例を見て、これは草仮名これは変体仮名と仕分けられるものなのか、疑問は尽きない。 さて、は行の字母は以下。 113八 114半 115波 116者 117葉 118頗 119盤 120日 121比 122非 123飛 124悲 125不 126布 127風 128婦 129倍 130部 131偏 132遍 133篇 134弊 135邊 136 137奉 138保 139報 140穗 141寶 (太字は複数の字形があるもの) 「波」は「は」の字母だが、このような変体仮名もある。 「者」は非常に多い。 ループするものとしないものがあるが、住基仮名の例では折れているようにしか見えないので疑問。 「八」は助詞に用いられ、「ワ」と読む「は」に広がったとか。片仮名ではない。 「盤」の字形例は、 「葉」の字形例を見ると、銀座竹葉

  • 濁音・半濁音はどうする?(IPA変体仮名) - 楷書活字(新居)

    今日は「は行」の予定だったがちょっとお休み。 実はIPAのサイトがメンテナンス中で、 http://www.ipa.go.jp 今日から三日間、入札はできないらしい。 で、今回は濁音の話。 IPAの入札では、作成すべき変体仮名を字母(漢字)で指定している。 漢字なので当然、濁音・半濁音がない。 Unicodeには新たに濁音付きの仮名が入る可能性はない。濁音・半濁音は合成によって表現されることになっているからだ。 しかし、文字コードとしては合成で表現できても、フォントには合成済みのグリフが必要である。文字ごとに濁点・半濁点の位置が異なるからだ。 今回の入札が、符号化の提案用のグリフ作成ということなら構わないが、フォントとして納品することを求めているなら、濁点・半濁音を含まないのはおかしい。 か行、さ行、た行、は行の濁音と、は行の半濁音、ざっと150個のグリフが余計に必要になる。これは入札額に

  • IPA変体仮名仕様書の字母(な行) - 楷書活字(新居)

    雑談なしで、な行の字母は、以下。 91那 92奈 93難 94二 95仁 96丹 97耳 98兒 99爾 100奴 101努 102怒 103子 104年 105根 106禰 107乃 108迺 109能 110野 111農 112濃 (太字は複数字形あり) 「な」の字母は「奈」だが、この形になかなか決まらなかったのか、様々な形がある。 住基仮名にも二つ。 「那」もいろいろ。 「難」は単純化できないので難しい。 他に「な」には「南」など。 「に」で困ったのは、この字形。 資料によって「丹」だったり「爾」 だったりするのだ。 「爾」は、 「丹」は、 「耳」は細長く書くのがポイントなのだが、住基では幅広になっている。 「ぬ」は字母「奴」から。「女」が「め」なのでループのところが「又」。単純な形だから変体仮名として他の形があるようにも見えない。住基のこの形でいいのだろうか。 「努」「怒」は「ぬ」

  • IPA変体仮名仕様書の字母(た行) - 楷書活字(新居)

    今回の入札では、IPAmj明朝の仮名に合わせたデザインが要求されている。 そこで、いくつかのDTPフォントIPAmj明朝を比較してみた。 学参フォントのG-OTFリュウミンは別にして、IPAmj明朝は脈絡(筆のつながり)を切り離す傾向が強いことが分かる。我々が活字資料として掲げているものは、ほぼ築地体前期五号仮名と同じデザイン指向といえるから、IPAmj明朝に合わせるということは続いている筆の流れをどこでどう切るかという判断が必要になる。もちろん秀英明朝のようなクラシックなデザインのフォントに合わせるなら問題ないのだが。 さて、た行の字母。 69太 70多 71堂 72當 73千 74地 75知 76遲 77川 78津 79徒 80都 81天 82弖 83亭 84傳 85轉 86斗 87止 88東 89度 90登 太字は変体仮名のグリフが複数ある。 「多」には、 と とがある。住基仮名で

    IPA変体仮名仕様書の字母(た行) - 楷書活字(新居)
  • IPA変体仮名仕様書の字母(さ行) - 楷書活字(新居)

    今野真二『百年前の日語』の「はじめに」に、〈現代は、使用する文字、漢字の音訓などに関して、できるだけ「揺れ」を排除し、一つの語は一つの書き方に収斂させようとする傾向が強い。(中略)日語の歴史の中では、むしろ特殊な状況化にある〉とある。 明治中期以降、漢字の制限や字体の(康熙字典体を基準とする活字の)標準化、仮名のいろは仮名への一化などによる日語表記の標準化が行われ、第二次大戦後はさらにそれが推し進められた。 文明開化=欧米列強に追いつくための合理化、そして敗戦からの復興のための合理化が必要不可欠であったため、古いものを捨て新しいものを取り入れることが第一であり、表記の単純化・標準化もその一環だったと見ることもできよう。 ところが、1970年代の終わり頃から、風向きが変わり始めた。日が豊かになることで失われつつある文化を惜しむだけのゆとりが生まれたせいなのか、表記においても多様化・

  • IPA変体仮名仕様書の字母(か行) - 楷書活字(新居)

    昨日の続き。IPAの入札仕様書で、か行の変体仮名の字母は28個。 19加 20可 21我 22哥 23賀 24閑 25歌 26嘉 27駕 28支 29起 30幾 31喜 32貴 33九 34久 35求 36具 37倶 38介 39希 40計 41氣 42遣 43己 44古 45故 46許 活字資料からは、これに追加すべき字母は別にない。書道系では他の字母もあるが、ここに字形を掲げられるものはない。 太字にしたのは、同じ字母で異なる字形が存在するものだ。 多くの活字で二種類の「可」を用意していた。 これは坪内逍遥『小説神髄』だが、この部分だけで3種類の「か」を使っている。 「幾」も多い。 「久」も「く」に近い形と漢字に近い形の二通りがあった。 ただ、住基仮名の形は…… これを三つ目に勘定することもないか。 「介」の場合は活字資料ではだいたい一種類でまとまる。 ところが、住基に二つある。 これ

    IPA変体仮名仕様書の字母(か行) - 楷書活字(新居)
    works014
    works014 2013/01/08
    …変態かな?…
  • 【緊急】変体仮名符号化に新春早々新展開 - 楷書活字(新居)

    朝、蒲団の中でTwitterを眺めていて仰天。“情報処理推進機構:入札:「『変体仮名』の字形データ制作」に係る一般競争入札”というツイートが目に飛び込んできた。 http://www.ipa.go.jp/about/kobo/tender-20121228-2/index.html 日付は昨年12月28日、おやおや御用納めの日ではないですか。 そして、(以下下線部はコピペ) 入札受付期間 入札者は、電子入札システムを利用し、次の日時までに入札金額を含む入札データを送信しなければならない。 2013年1月8日(火)14時00分から2013年1月22日(火)17時00分まで 明日から! そして入札仕様書(http://www.ipa.go.jp/about/kobo/tender-20121228-2/documents/tender-20121228-2.pdf)を読むと、 5. 納入期限

    【緊急】変体仮名符号化に新春早々新展開 - 楷書活字(新居)
  • 変体仮名の字母と字形「え」 - 楷書活字(新居)

    順調に四日目。「え」の項は厄介なことになっている。 「え」の字母は「衣」。「衣」は常用漢字の音訓では「イ」としか読まないが呉音は「エ」で、現代でも「法衣」「白衣」の語では「え」と読む(「ほうい」「はくい」としか読まないという人は辞書引いてみてください)。 ところが、片仮名の「エ」は「江」からできたもの。これは来ヤ行のエだといわれる。 ア行のエとヤ行のエ、といっても発音に区別はない。いろは歌が作られた時代(平安時代だそうだが)にすでに区別が失われていたので、いろは歌にも「衣」と「江」の別はないのだ(ワ行の「ヱ=ゑ」は区別されている)。 「い」の項で詳しく書かなかったので、ここで脱線して「ヰ=ゐ」のことも含めて触れておけば、ワ行のヰヱヲ(ゐゑを)も現代ではア行と発音が変わらない。いろは歌に残り、歴史的に仮名の遣い分けが行なわれてきたために、この仮名は残ったのだが、発音が同じなだけに遣い方がわ

    works014
    works014 2013/01/05
    _「順調に四日目」…
  • 変体仮名の字母と字形「あ」 - 楷書活字(新居)

    これから変体仮名の字形例を一字ずつ紹介していこうと思う。毎日は無理だろうが、くじけず続ければ二ヶ月くらいで完了するはずだ。 第一弾は、あけましておめでとうの「あ」から。 いろは仮名の「あ」の字母は「安」。同じ字母から、まだ冠の形が残る字形が変体仮名として挙げられる。 これは印刷局の二号、三号、四号の活字。 「あ」の変体仮名で最も多いのは「阿」を字母とするもの。 これは築地活版製造所の二号、三号、四号の活字。 鋳造活字は以上の二種類だが、書道系の仮名手では、「悪」「婀」「亜」を字母とするものもある。 住基変体仮名で「あ」は三種ある。 「安」は冖冠を意識した形にしたいが住基では「つ」のように流れてしまっている。 「阿」は旁の可の横画がおかしい。 三字目は「愛」を字母とするもの。草仮名で、「愛」の草書そのままの形でいいのだが、住基のac02はなぞり書きのようなたどたどしさがいただけない。

    変体仮名の字母と字形「あ」 - 楷書活字(新居)
  • Adobeさん、InDesignの合成フォントを強化してくれないかな - 楷書活字(新居)

    InDesignの合成フォント機能って、CS以前からまったく変わってなくて、すっかり枯れた機能だともいうし、それでいて読み込みに失敗する事例があちこちで聞こえるという不思議な話もある。 合成フォントなんか使わないで、スクリプトでフォントを変更するから要りません、なんて声も聞くけど、現場によっては数ページずつちょこまかと進行するので間にスクリプト嚙ませてる時間もなかったりする。 やはり必要な機能なのだけど、どうも時代に取り残されてる感のある部分も目につくのだ。 まずは合成フォントの設定画面。うちのはまだCS3だが、大して変わってないのではないかと思う。 これ、どう見てもShift_JIS時代の画面だよね。UnicodeでフォントもすべてOTFという今の状況なら、「漢字」「かな」はともかくとして、「全角約物」「全角記号」「半角欧文」「半角数字」ってのはどうなんだろう。 その他に「特例文字」とい

    Adobeさん、InDesignの合成フォントを強化してくれないかな - 楷書活字(新居)
  • 禁則の問題、縦組中の欧文・アラビア数字の正立問題など考え中 - 楷書活字(新居)

    Twitterで、いろんな議論や問題提起が行われている中で、興味を持って見ているのは、禁則の問題、縦組中の欧文・アラビア数字の正立問題、文字コードの原則「一意の符号化」が有名無実となっている問題、この三つ。 これらは無関係ではない。どれもWEB、DTP、そして電子出版における日語の問題だから。前回書いたスペーシングの話も、また然り。以下、未整理の思いつきをだらだらと書き流すので読みやすくありません。 で、まず横組と縦組について。牛耕法などといった骨董品を除けば、東アジア以外はだいたい横組(ただしどちらから始まるかはまた別)で、しかも縦組を標準とする地域でも横組(左横組)が併用されている。 左横組の場合、文字の並び方、つまり進行方向は左から右へ。前の文字は左にあり、次の文字は右に来る。 縦組の場合、文字の並び方、つまり進行方向は天から地へ。前の文字は上にあり、次の文字は下に来る。 漢字や仮

    禁則の問題、縦組中の欧文・アラビア数字の正立問題など考え中 - 楷書活字(新居)
    works014
    works014 2012/06/12
    禁則の問題、縦組中の欧文・アラビア数字の正立問題など考え中 - 楷書活字(新居)
  • 「齋」の異体字にからむ13年前からのもやもやをまとめてみる - 楷書活字(新居)

    話はまだ20世紀だった頃に遡るのだが、JIS X 0213のために集まった追加漢字候補を検討しているときのこと。 下は当時の資料から。NTTの外字に「さいとう」さんの「さい」が様々あった中の二つ。 「齋」の異体と「齊」の異体。真ん中の「丫」が「了」になっている。つまり部分字体が異なるのだが、 資料の一つは『鉅宋広韻』、つまり韻目の一つ「齊」そのもの。これを区別してしまうと非常に厄介なことになる。 「包摂するしかないね」ということで話は終わった。……のだが、規格が出来上がってみると、これについての包摂規準はつくられていない。「齋」も「齊」もJIS X 0208の字であり、X 0213の包摂規準としては設定しようがないのだった。X 0208の方で追加の包摂規準を立てなければならないところなのだが、それをしないまま委員会は解散してしまった。 ちなみに『干禄字書』を見ると、 こんな感じ。見出し字は

    「齋」の異体字にからむ13年前からのもやもやをまとめてみる - 楷書活字(新居)
  • U+6F82とU+2ADC1の関係は? - 楷書活字(新居)

    Twitterで、sarasvati635 さんのつぶやきを見て確認してみたが、やっぱりよくわからないことになっている。 U+6F82のE0102はマズい。安岡さんが何か書いていないかと思ったが、見つけられない。

    U+6F82とU+2ADC1の関係は? - 楷書活字(新居)
  • 「姫」の旧字はやっぱりJISにも入れたいという話 - 楷書活字

    「姫」の旧字体は「姬」(U+59EC)。 当用漢字表ではその字体だったが、当用漢字字体表で変更された。また、常用漢字表では康熙字典体と大きな差がないとして括弧をつけて示すこともしなかった(理由は画数が同じだから。どうやったらこの二つを同じ画数で書けるのか、数えながら書いてみてほしい)。 そのためJISでもこの字体を分離して符号化していない。しかし、Unicodeにはあるわけで、漢典の「姬」を見るとこの字は日にだけないということになっている。 「姫」のほうは「慎」の異体字で「シン」と読む。まるで別の字。甲骨文字もある。ただ、人名専用の文字らしく『説文解字』には載っていない。 常用漢字では別の字を略字として正式に使うことにした字は多く、例えば芸(藝)、台(臺)、弁(辯・辨・瓣)、予(豫)、余(餘)、糸(絲)などがあるので、そのこと自体は特別ではない。年齢の「歳」を「才」と書くのを許容しても「

    「姫」の旧字はやっぱりJISにも入れたいという話 - 楷書活字