たとえばテキストエディット(標準テキストモード)で「羽」という字をコピーしてMailの新規メッセージウインドウ(本文)にペーストすると、「羽」に化ける。Safariの入力フォームにペーストした場合も同じ。InDesignでおなじみの「Unicode正規化による互換漢字化け」である。 化ける漢字は、下図のとおり。左のグループの互換漢字が、対応する統合漢字(右のグループ)に置換される*1。 ここで正規化する意図はわかる。MacのファイルシステムであるHFS Plusでは、ファイル名は「分解」方向に正規化されているため、Mac上のテキストは結合文字列を含む可能性が高い。それをMacの外部に出すと適切に表示されないかもしれないので、「出口」であるMail本文やSafariの入力フォームにペーストされるテキストには、「合成」方向の正規化を施しておこうということだろう。 ただしAppleはHFS Pl